
こんにちは、最近Switch2が意図せず2台になってしまったゆびきたすです!
思いがけず、ですが入手することができたSwitch 2を自分のブログ用のネタ機器としてデスクトップに追加配置することにしました。
しかし管理人、甘い考えで現環境にSwitch 2を加えようとしたところ、複数の問題に当たってしまい右往左往したことを記事にしてみます。
まず結論は、使ったこともなく知らなかったメーカーでもあるUSB-AとS/PDIF 光変換ケーブルで十分な音質と不具合なく音が出せました!
ただしDAC側で入力切り替えを行うひと手間はどうしても発生してしまいます。
Switch 2をデスクトップ環境で使いたい!

ベッドでゴロゴロしながらゲームを、という使い方は全くしないため、普段2台のPCを切り替えて使っているデスクトップ環境で使いたいと思って調べたのが本記事の元です。
Switch 2環境にした管理人の環境は以下の通り。PC2台という非常にノイジーな空間のため、高額なオカルト製品の追加は無力と考えコスト優先で作った環境です。
- スピーカー:Genelec G-TWO
- DAC:Topping E30II
- モニター( PC2台+Switch 2でKVM機能を兼務 ):Gigabyte Aorus FO32U2 4K/240Hz
- PC:事務用/ブログ用1台、ゲーム用1台
- USBケーブル/音声アナログRCAケーブル:エレコムUSB( A-B端子:ローエンドなオーディオ用?)、モガミ 2534ベース RCA
- 電源タップ:Fargo STEEL TAP(AMリンク)
そしてPCゲームなども含めて管理人は外部スピーカー派。過去に音質にこだわった有線モデルや低遅延と謳われるヘッドフォンなども購入しましたが、耳が圧迫されたり蒸れるのが苦手なためです。そのため足音の聞き分けが必須なマルチやFPSジャンルはほぼプレイしません。
しかし内臓デジタル変換部分は概してコストダウン対象になるため、追加でDACを導入することで音質の大幅アップの可能性が非常に高くなります。
ヘッドフォンユーザーは特に恩恵の大きいDAC
特に耳元が音源となるヘッドフォンはその効果の幅が顕著で、室内の反射環境に左右されないのは大きなメリット。
ヘッドフォンユーザーはぜひDACを選択しましょう。できればゲームに使う場合は遅延低減を兼ねて有線がおススメです。以下はコンソールゲーム機を対応とした評価の高い製品です。
手持ちのDAC / Topping E30IIに接続したら
そしてDACに接続して愕然とします。
ケーブルの変更、モニターKVM経由を辞めてDACへ直結など何をどうやってもSwitch 2がDACをまったく認識せず、HDMI経由のモニターへ出力してしまうことに。

モニターのショボスピーカーの音はイヤだぁぁぁ
実はSwitch 2をはじめ旧モデルやPS5などコンソールゲーム機のほとんどがUSB Audio ClassがUAC1.0にしか対応していないことを知らず、丸1日潰してしまいました。
そこで3日間情報収集をしていきました。
Switch 2のオーディオに関わる仕様とUSBのオーディオ規格

公式やその他海外のレビューサイトを中心に調べて分かった仕様です。
| 本体orドック | 種類 | 場所 | 備考 |
![]() | 内蔵スピーカー 携帯モード時 | 底面 ステレオ( 左右2個 ) | ※出力W 公式未発表 |
![]() | イヤホン&マイク φ3.5mm | 本体天面 | 4極ヘッドセット用 |
![]() | USB-C端子 USBオーディオ | 1×天面+1×底面 | UAC 1.0 / 一部のUAC 2.0対応機 |
![]() | Bluetooth接続 | 本体内蔵チップ | BTバージョンは未発表 基板からBT5.2以上の噂 コーデック SBC / AAC |
![]() | 2×USB-A端子 USBオーディオ | ドック側面 | UAC 1.0 / 一部のUAC 2.0対応機 |
- 携帯モード:リニアPCM 2.0chステレオ / 3Dオーディオ
- ドック使用時:リニアPCM 2.0chステレオ / リニア5.1ch / 3Dオーディオ
以上が分かっている仕様ですが、携帯モード時、下向き・背面寄りに付いたスピーカーのせいで「音圧が低く感じる」「ファンなど環境音があると音が聞き取りにくい」など物理的な位置が良くないという意見も多いため、音質を気にするなら有線ヘッドフォンを推奨。
なおBluetooth接続では変わらず遅延の問題が指摘されます。これは旧世代と同様でアクション系ゲームの場合クリティカルなストレス原因となり得ます。
また旧モデル対応のSBCコーデックに加え、遅延具合が改善され得るAACコーデックに新対応していますが、Reddiをはじめ多くのスレッドではそれでもまだ遅延が気になると指摘されています。
※なおユーザーの中にはAppleのi Podでは遅延を感じないというレビューもありますが、手持ちのユーザーなら試してみる価値はあると思います。
さて概要を踏まえて今回はデスクトップ環境下での使用を想定した【 ドック収納のTVモード 】時でのDAC併用を中心に解説します。
Switch 2から音声をデジタル伝送する場合接続箇所は3ヶ所あります。
- HDMI経由で映像音声同時に伝送( TVもしくはモニターへ出力 )
- ドックのUSB-A端子、もしくは底面・トップにあるUSB-C
1番めHDMI経由においては、TV内蔵のスピーカー、もしくはTVにHDMI-ARC接続された外部スピーカーやアンプ&スピーカー経由で音出しするケースです。最終的に外部スピーカー出力する場合は音質的にも接続性も問題になりません。
しかしそのままTVやPCモニター内臓のスピーカーから出力するケースでは、どんな高価なTV・モニターでも、薄型筐体でスピーカーボックス容量の確保が困難かつ位置的な問題があります。そのため内臓スピーカーはほぼ絶像的に音が悪いため、改善する必要があります。
そこで外部スピーカーやDACを使います。
デスクトップ環境においてはリビングと比較してスペース制約があり、DAC内臓のアクティブスピーカー、もしくはコンパクトDAC+アクティブスピーカーなどがターゲットとして挙がります。
音質を一番に考えると
Switch 2 — DAC —アンプ( ヘッドアンプ含む ) —スピーカー( ヘッドフォン )
と行きたいところですが、すでにあるPCなどとの共存を考慮した場合、オーディオ製品やケーブル類はできるだけ少なくしたい人もいると思います。
そしてお手軽で使い勝手がよくコンパクトなDACを中心としたUSBオーディオの登板。
DACをUSBオーディオとして使う!しかし…

ただし、ここから苦悩の日の始まりでした。
まずSwitch 2を始めとしてコンソール機全般との接続の問題が発現するのが【USB Audio Class】のハードルです。
現行DAC製品の多くがビットレートやサンプリングレートに優れるUAC2.0という規格に準拠した仕様ですが、問題はコンソールゲーム機のほとんどがUAC1.0となっていること。なおUAC1.0はUSB1.1の頃からあるUAC規格でかなり古いです。
つまり最近の多くのDACではSwitch 2が認識できません。この話題において海外掲示板のRedditでもスレッドがいくつか存在していました。

Switch 2はなんとUAC 2.0に対応していますゾ
ということ。
しかし多くのUAC 2.0準拠のDACでは動作しないのが現実のようで、DAC内臓チップとの相性があるようです。
任天堂 Switch 2に対応したDACの例
参考に以下Redditからの動作報告です。なお管理人自ら確認したワケではないため「音が出せる可能性がある」程度に参考としてください。
Nintendo Switch 2 で一部のUSB Audio Class 2.0 DACが動作するよ! : r/NintendoSwitch
UAC2.0対応と報告された機器
- Fosi Audio DS2
- Chord Mojo 2
- Chord Hugo 2
- Chord Hugo TT2
- Fiio KA11
- FIIO BT11
- Fiio KA13
- Schiit Audio fulla
- RME ADI-2 DAC( FS )
- Fosi Audio K5 Pro ( コンソール対応を公式発表 ※K5無印は不可 )
- Fosi Audio DS2 (2024)
- Fiio E10K Olympus 2
- Fiio Q1
UAC1.0とUAC2.0の切り替え可能で使用機種
- Fiio K11
- Astell & Kern HC4
- Qudelix-5K
- Fosi Audio K7
DACモードを備えたその他デバイス
- ( ヘッドフォン ) Focal Bathys USB-CのDACモード
- ( USB Cスピーカー) Adam Audio D3V
- ( USBスピーカー) JBL Pebble ※管理人手元のスピーカー
例えばUAC1.0に切り替えができる製品であればほぼ確実にSwitch 2で使えるハズですが、難点はDACの仕様を確認しても、多くの製品でUACへの言及がないこと。この場合にはメーカーのサポートへ直接確認が早いです。
今後Switch 2側のファームウェアのアップデート等で改善されるのが嬉しいのですが、当面は動作確認できた商品の購入や接続方法を工夫するしかありません。
【手持ちのDAC接続】USB-A~SPDIF( Toslink )変換してみた

光変換の前に一応HDMIラインから音声分離器を挟むケースも考えてみました。
難点は
- HDMI 音声分離器の前後でケーブルや電源ケーブルなどが増え、ワイヤリングが煩雑になる
- HDMI経路に余計な電子機器が間に入るとブラックスクリーン問題などを誘発する可能性もある
- Switch 2側と分離器の認識の相性など
ということで今回は音声分離器案は排除。一番簡単に低コストで現システムを活用するため、追加でi以下の変換ケーブルのみ購入することとしました。
Switch 2側のUSB出力はそのまま使用して、DAC側を何とかしようという結論に至りました。何事もシンプルイズベスト。

結果大成功!正常に音出ました!
Switch 2側の設定画面でもキチンとUSB( SPDIF )と認識されUSBオーディオとして動作しています。

Switch 2内で変換されたアナログ伝送よりはるかに音質的なメリットはありました。
音の傾向はDACやスピーカーの組み合わせで千差万別過ぎですが、音のベールは確実に1枚も2枚目の剥がれてクリアで音の解像度もアップし大満足の一言。耳が大したことないのでゲームではこれで十分です。
一応USBとは別ラインでSwitch 2とS/PDIF変換接続によるデメリットは
【 SPDIFのプロトコル仕様で、ビットレート数は最大24bit、32kHzから192kHzまでのサンプリングレートに対応 】
ということで昨今の高ビットレート・高サンプリングレートからすると物足りないユーザーも出るかもしれないです。さらにDACのディスプレイを見てみると【 サンプリングレート 44.1kHz 】(≒CDの音質 )と表示されています。


あれ、Switch系って48kHzじゃなかったっけ?
なぜ44.1になっているのかは不明です。ドック、本体ともに試しましたが同じ。変換ケーブル( 内蔵の変換チップ )の相性やDAC自体の相性も考えられますが、音楽鑑賞をSwitch 2経由で行うことはないため十分と自分に言い聞かせます( 笑
このあたりは今後の課題ということで右往左往してみます。
今回はUSB-SPDIF変換で無事に音出しできましたが、同じくデジタル伝送でUSB-同軸デジタルケーブルも候補として挙がります。しかしケーブル一体型が見つかりませんでした。音質的には同軸デジタルの優位性はありますが、電気的にノイズに強い光ケーブル伝送で十分かなという判断です。
まとめ

今回はSwitch 2のドックのUSB-A端子から手持ちのDACへ接続しても音がHDMI接続したモニターへ伝送されてしまう問題に解決を見出した記事です。
原因はSwitch 2側のUSBオーディオ規格の問題。
PS4やPS5などコンソールゲームのほとんどがUAC1.0 という枯れたUSBオーディオ規格を採用したチップで構成されているためです。
さてお持ちのDAC機器、これからDACを試してみようと思っている方に向けてUACバージョンの注意点なども解説してきました。問題なく音声を出力できる製品としては
- UAC2.0専用製品も多い中、UAC1.0にも切り替え対応している製品を選ぶ
- 少し賭けになるが、Redditなどで報告されているUAC2.0かつSwich 2が認識可能なDACを選ぶ
以上2点に留意する必要があります。
すでにDACを持っていて、かつSwitch 2に対応していなく複数入力ソースの切り替えが可能なDACであれば活路があります。
・Switch 2ドック側のUSB-A( もしくは本体部のUSB-C )をS/PDIFへ変換するケーブルを使う
という方法です。
Amazonレビューなどを見ていると製品の安定性的には「Cubilux USB A-SPDIF オーディオ ケーブル」一択という印象で実際におススメできる品質と安定性です。
十数時間チェックしてみましたが、動作に問題ありませんでした。
以上コンソールゲーム機で音質向上を狙ってDACを利用する場合は注意せよ!という記事でした。

製品選びに失敗しないようにQOLを爆上げしていきましょう
管理人は続けてUAC2.0で動作するDACを探していきたいと思います
では!




