広告が含まれる場合があります パソコンパーツ

【KANTO ORA(カント オーラ)】低音に特徴あり!鳴りっぷりで魅せる軽量・コンパクトなアクティブスピーカー

KANTO ORA
ゆびきたす
ゆびきたす

こんにちは、オーディオも大好きゆびきたすです!

今回紹介するのはアクティブスピーカーの「KANTO ORA (カント オーラ )」です。

コンパクトにデスクトップスピーカーとしてレイアウトしたい場合に最適なモデルの1つ。

4万円から5万円出せるなら選択肢の1つにしても良いでしょう。

ただしハッキリとクセというか音の傾向が固有なので、自身の好みと照らし合わせてみてください。

KANTO ORAの概要と仕様

KANTO ORA 01 Package
ちょっと豪華な化粧箱
KANTO ORA 02 Component parts
パーツ構成 音声ケーブルは一切無し
KANTO ORA 05 AC-Adapter
電源アダプターは「やや大きい」
KANTO ORA 06 4Pin-DIN Cable
左右スピーカを繋ぐ平行4ピンのDINケーブル
長さは6フィート(約1.83m)
項目KANTO ORA の仕様
形式2ウェイ アクティブスピーカー(バスレフ/背面ポート
ツイーター19mm シルクドーム
ウーファー76mm(3インチ)ペーパーコーン
アンプClass D バイアンプ駆動
出力合計 50W RMS/ピーク100W
(ツイーター9W+ウーファー16W/ch)
周波数特性70Hz〜22kHz
入力端子USB-C(24bit/96kHz)/RCA/Bluetooth 5.0
BluetoothコーデックSBCのみ(aptX・AAC非対応)
サブウーファー出力あり(接続時100Hzでのローパスフィルタが自動作動)
サイズ(1本)幅100×奥行141×高さ175mm
重量各1.0kg(片chアクティブ/パッシブとも)
その他背面に1/4"-20ネジ穴/防磁ウーファー
実売価格44,800円前後(税込)/北米 349.99ドル
日本正規代理店完実電気

KANTOはカナダのオーディオメーカーの有名ブランドです。

ただ一般家電店やメディアでの露出は少ないため、世間一般では知らない人の方が多いでしょう。

コンパクトなアクティブスピーカーで中高音は耳障りの良い優しい音で主張は控えめ低音はサイズを超えた量が出ます

聴くソースやデスクトップ環境によってはやや低域寄りバランスを感じるため、背面バスレフは好みで対策( スポンジ調整等 )した方が良いかもしれません。

聴感上の低音はメインで使用中のGenelec G TWOをも上回ると感じるほど。

コンパクト+低音( 実際には中低音 )を求めるならイチオシ製品です。

ゆびきたす
ゆびきたす

もともとG TWOは低音だけがガンッと出るタイプではありませんが、とにかくスタジオモニターらしい明瞭さ

公式に詳しい記載がありませんが、角丸長方形のバスレフポート式で量感がソコソコあります。

KANTO ORA 03 Bass Reflex Port

また口径は当のORAは76mmしかないため、アンプ部やバスレフポートで調整されていると想像。

KANTO ORA 07 Woofer Unit
とても滑らかな造形でユニットと箱が一体化しているよう
KANTO ORA 08 Tweeter Unit
ツイーター周りには波形コントロールのディフューザー形状

ユニットやエンクロージャー周りの作りは端正なイメージでビルドクオリティは高いと感じます。

デスクトップ上でのとくに低音域の反射対策は必須ですが、比較的ローコストで良い音を奏でます。

スペックから読み解くKANTO ORAの実力

この価格帯のデスクトップスピーカーとして各スペックが何を意味するのかを評価してみます。

評価ポイント所感
バイアンプ駆動この価格帯では贅沢。ツイーターとウーファーを別アンプで駆動するため、大音量でも音が濁りにくいのが理屈上の強み。DSPで帯域を切ってから増幅する構成は、小型機ほど効いてきます
76mmウーファー口径だけ見れば非力。それでも量感が出るのは背面バスレフとDSPによるチューニングの妙
周波数特性 70Hz〜ここが本機の素性を最も正直に語る数字。70Hz止まりということは、キックドラムの芯やベースの最低音は原理的に出ません。「低音が凄い」の正体は60〜70Hzではなく100〜200Hzの中低音の厚みだと理解しておくと期待値を外しません
50W RMSニアフィールドなら十二分。デスク上1m以内で使う限り、音量不足を感じる場面はまずないでしょう
USB-C 24bit/96kHzDAC内蔵でPCから1本で完結。安価なオンボード音源を経由しないぶん、S/N面で有利。海外レビューでも「USB-C接続が最も音が良い」という声が共通しています
Bluetooth 5.0 / SBC本機で最も惜しいポイント。この価格でaptXもAACも非対応は物足りません。ワイヤレスはあくまで「サブの入力」と割り切るのが正解
サブウーファー出力100Hzのクロスオーバーが自動で入る仕様。サブを足すとORA本体は中高域に専念できるため、歪みが減って一段クリアになります。将来的な拡張前提の設計。
反面ORA側で調整はできないので、ウーハー側の調整も必須。
1本1.0kg・実測サイズモニターアーム下やPC横にすんなり収まるサイズ。軽さは裏を返せば筐体の質量不足で、海外では「プラスチック筐体が価格の割に安っぽい」という指摘も。インシュレーターやスタンドで対策する価値あり

総じて「小型サイズの制約を、バイアンプとDSPで正面から殴りにいった製品」という印象。

そしてボリューム精度や1アンプ構成よりも分離感に優れるため小音量時の不安定感にも優れ、近距離デスクトップスピーカーとしてバランスは優れています。

物理的な限界(70Hz)はそのまま残しつつ、そこから上の帯域に予算を全振りした構成です。

KANTO ORAのメリット

KANTO ORA Merit

サイズを裏切る中低音の量感

KANTO ORA Merit01 Bass

KANTO ORA.最大の武器がこれです。因みに上位モデルだとこの低音バランスは全く異なるそうです。

そして76mmの小型ウーファーとは思えない厚みのある中低音が出ます。

ただ前述の通り周波数の最低域が伸びているわけではありませんが、デスクトップ上で聴く音楽やゲームでは「ペラペラ」に感じることがないことが1つの特徴となります。

USB-C 1本で完結する手軽さと音質

KANTO ORA Merit02 USB-C Input

PCとUSB-Cケーブル1本繋ぐだけで、24bit/96kHz対応のDACを通した音が出ます。オンボードのアナログ出力を経由しないため、ノイズの影響を受けにくいのが利点。

海外レビューでも「USB-C接続がベスト」という評価で一致しており、別途DACを用意しなくていいのはコスト面でも配線面でもメリットです。

設置場所を選ばない超コンパクト設計

KANTO ORA Merit 03 Small and Compact

幅100×奥行141×高さ175mmという寸法は、モニター脇にも無理なく置けるサイズ

更に1本1.0kgと軽く、レイアウト変更も苦になりません。

背面に1/4"-20ネジ穴があるので、市販のスピーカーアームやスタンドへのマウントも可能。デスクの天板を占有したくない人には効いてきます。

3系統入力で使い回しが利く

KANTO ORA Merit 04 Various interfaces

USB-C(PC)/RCA(アナログ機器)/Bluetooth(スマホ)の3系統です。

PC作業中はUSB-C、休憩時はスマホからBluetoothといった使い分けができます。しかしBluetoothについては若干留意したいポイントもあります。次章デメリットの項目で解説します。

サブウーファー追加の拡張性

サブウーファーを接続すると100Hzのクロスオーバーが自動で入るのがよく出来ています。

低域をサブに任せることでORA本体は中高域に専念でき、歪みが減って音がクリアになります。

KANTO ORA Merit 05 Sub Woofer Output

海外の複数レビューが「サブ追加で大幅に改善する」と口を揃えており、後から強化できる余地を残しているのは長く使ううえで安心材料です。

KANTO ORAのデメリット

KANTO ORA Demerit

コンパクトなアクティブスピーカーでは1つの完成形と言えるKANTO。

しかし価格的に後悔したくない領域の製品なので、デメリットを多めにガッツリ挙げてみます。

光入力がない

この価格帯ではありそうなものなのが、光入力。

サクッと省かれているので

ゆびきたす
ゆびきたす

デジタル入力にするならUSB-Cで繋いでね!ってこと

インターフェース周りは特にご注意ください。

70Hz前後は物理的に出ない

公称70Hz〜という数字が示す通り、最低域は割り切りが必要です。EDMのサブベースや映画の重低音を期待すると肩透かしを食らいます。

「低音が凄い」という評判の正体は中低音の厚みであって、深さではなく量感だと理解しておきましょう。

公称の周波数と音圧カーブがないため、例えば70hzでどのくらいの音圧があるかは不明。

ゆびきたす
ゆびきたす

それなりの音量であれば十分聞こえるのかな?という感じ

本気で沈む低音が欲しいなら前述のサブウーファーを置いた方が早くて無難です。

中低音がやや勝ちすぎる場面あり

量感が出るぶん、ソースやデスク環境・設置条件によってはややブーミー(膨らみ気味)に転ぶことがあります。

特に壁際に寄せると背面バスレフが増幅されて顕著に。

対策としては、

  • できれば壁から20cm以上離す
  • 天板振動を抑えるためインシュレーターを噛ませる
  • 天板反射を抑えるためスタンドで上向きにセット
  • バスレフポートをスポンジで軽く塞ぐ
  • 実際に聞きながら、聞き苦しい周波数ポイントをEQで少し抑える

あたりが有効です。

海外ユーザーからも「EQ調整推奨」の声が多く上がっています。

BluetoothがSBCのみ

4万円台の製品としてはaptXもAACも非対応は明確な弱点

ワイヤレスで高音質を求めるなら期待しない方が無難。

そのためBluetoothに関してはカジュアルユーザーがターゲットのようで、LE Audioなどにも非対応なのは一応注意点となります。

本機の実力を引き出すなら、素直にUSB-C接続で使いましょう。

ボタン操作と筐体質量の関係

KANTO ORA Rotary Volume

海外レビューでは「プラスチック筐体が価格の割に安っぽい」という指摘が複数あります。

そのためORAの電源ONの動作はボリュームを兼任するロータリースイッチを「押して操作」します。

またスピーカー底面には滑り止め機構( ゴム脚など )はありません。

そのため軽さゆえに筐体がそのまま後ろへ動きやすいです。

1本1.0kgという軽さも質量による制振という点では不利。

なお専用スタンドではスピーカー自体が逃げないように筐体受けになっていますが、デスク天板の相性によってはそれでもスタンドごと後ろへズレやすいです。

KANTO Speaker Stand and non-shift-Mechanism

スタンドやインシュレーターで足元を固めると印象が変わって良いのですが、軽さへの対策が何等か必要でしょう。

ゆびきたす
ゆびきたす

管理人は面倒なので常時電源ONだ!

エージングに時間がかかる( らしい )

複数のレビューで「箱出し直後は音がぼやけており、20時間ほど鳴らし込むと本領を発揮する」と指摘されています。

購入直後の第一印象で見切りをつけず、しばらく鳴らしてから判断するのが良さそうです。

管理人は耳の良いヘビーユーザーではないので、そこまで気になりませんでした。

KANTO ORAはこんな人におすすめ

ここまでの内容を踏まえ、向き・不向きを整理しておきます。

向いている人向いていない人
デスクが狭く、小型で鳴るスピーカーが欲しいベースまで沈む重低音が欲しい
PCとUSB-C 1本で完結させたいワイヤレスをメインで高音質に使いたい
数千円クラスから明確にステップアップしたいモニターライクな色付けのない音が第一
後からサブウーファーで強化したい金属筐体など質感にこだわりたい
ゲームや動画も含めて楽しく鳴らしたい予算をできるだけ抑えたい

冒頭でも触れた通り、数千円クラスからの買い替えなら「音の方向性の変化」ではなく明確な「格の違い」を体感できる価格帯です。

逆にすでにスタジオモニター系を使っている人が乗り換える製品ではありません。

世界のユーザー・メディア評価まとめ

音質の感じ方は個人差が非常に大きい領域です。

管理人ひとりの耳だけでは著しく偏るため、海外メディアのレビューと実ユーザーの声を集めてみました。

原文リンクも載せておくので、気になる方は直接ご確認ください。

海外メディアのレビュー評価

メディア評価の要点
Trusted Reviews★4/5。中音は「詳細でクリア、自然な音色」、高音は「甘く高解像度で明るすぎない」と高評価。一方で70Hz以下は再現不可、サブなしでは低音が曇ると指摘。SBCのみのBluetoothも減点対象
PC Gamerゲーミング用途を含むデスクトップ環境での実力を評価。コンパクトさと鳴りっぷりのバランスを支持
Tom's Guide「小さなパッケージから大きな音」と総括。広いサウンドステージと解像度を評価しつつ、深い低音の不足と価格の高さに言及
Audioholicssub8( KANTO )との組み合わせを含めて検証。
サブ接続時の自動クロスオーバーにより高音量時の歪みが減る点を評価
Future Audiophile50W/バイアンプのClass D構成によるスタジオグレードに迫る音質を評価
TechRadar「小さな筐体から堂々たるサウンド」と評価。
ベストPCスピーカーの一角と位置づけ
TWICEUSB-CでもBluetoothでも同等の品質を出せる安定感を評価。
3インチウーファーがニアフィールドで意外なほど深い低音を出すと言及

実ユーザーの声(肯定・否定)

海外フォーラムや国内レビューで多く見られた意見を、良い評価・厳しい評価の両方から抜き出しました。

  • 肯定:小型なのに低音のレスポンスがしっかりしている/低音が濃厚で深い
  • 肯定:前世代のYU2から大幅に進化している
  • 肯定:USB-C接続だと解像度が高く、ボーカルのブレスまで聴こえる
  • 肯定:ロゴが目立たないクリーンなデザインでデスクに馴染む
  • 否定:プラスチック筐体が価格の割に安っぽい
  • 否定:箱出し直後は音がぼやける(20時間ほどのエージング推奨)
  • 否定:高域がやや刺さる/ボーカルがこもるためEQ調整が必要
  • 否定:BluetoothがSBCのみ
  • 共通:スタンド導入やサブウーファー追加で明確に改善する

面白いのは「低音が凄い」と「低音が足りない」が同居している点。これは前述の通り、中低音の量感は豊かだが最低域は伸びないという本機の特性を、それぞれ別の角度から表現しているためです。

なお日本での取り扱いは完実電気が正規代理店。

並行輸入品との価格差もありますが、完全に電化製品なので保証面を考えて国内正規品が安心です。

おまけ:KANTO ORA 必須の音質改善

KANTO Speaker Stand

KANTO ORAに限らず、コンパクトスピーカーの宿命は「背が低い」こと。

つまりそのまま床に設置、もしくはインシュレーターを敷いただけでは、ツイーターの芯の高さが耳とズレた状態になります。

当初管理人が感じた「けっこう分かりやすく中低音寄り」はツイーターとのズレも影響がかなりあります。

そこで純正でも良いですし、3rdパーティ製でも良いのでツイーターが耳の方を向くセッティングにすることをおすすめします。

KANTO Angled Speaker Stand

角度が足りなければ前面部だけにカサ上げできるインシュレーターやゴム脚をおいても良いでしょう。

高いインシュレーターを買うより効果が大きいのでぜひやってみてください。

KANTO Speaker Stand Detail
KANTO純正はカッチリした剛性と傷&滑り防止スポンジ付

モニターサイドに設置するスペースがあるならより高さのある「SE-2」がベターです。耳までの距離がより短くなりデスク天板からの距離も取れるので反射を抑制できます。

まとめ

KANTO ORA on Desk

今回はKANTO ORA( カント オーラ )というアクティブスピーカーをレビューしました。

ORAの音はコンパクトスピーカーにありがちな軽くて薄い中低音ではなく、比較的量感に優れたもの。

対する中音・高音も十分に出ているが、聴感上はドッシリのやや低音寄りの印象です。

そして特筆すべきはホワイトノイズの少なさも特徴の1つです。

3つの接続方式のうち音質的にはUSB-C接続を使い、内蔵のDACに仕事をさせる方がより好ましい結果を得られるでしょう。

超小型KANTO ORAで素晴らしい音楽生活を満喫してください。

では!

スポンサー

-パソコンパーツ