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中国精鋭機 Xiaomi 11T Pro レビュー:今更使ってみた

2021年12月19日

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Xiomi_11T_Pro_TOP
ゆびきたす
ゆびきたす

こんにちは、ゆびきたすです!

今使っているスマホのボリュームが半死!
毎日使う道具がこれではいけない。

思い切ってスマホ替えてみた記事です。

人生初の中国製スマホの実機レビューです。

その名は「Xiaomi 11T Pro

Open "Xiomi 11T Pro"set
開封したところです。充電器は本体・ケーブルセット品
ClearCase
ソフトTPUのクリアケースが付属しています

発中国メーカー製のXiaomi購入に至った理由

Asus_zenpfone5
既存のASUS Zenfone5。3年も使用するとアチコチに傷みが出ています。

3年ほど使ったAsus Zenfone5(無印)のボリューム操作がとても困難に。
よく見るとボリュームのシーソースイッチの+とーが引っ込んだままストロークが限りになく0になっていました。
そしてまれに「カチッ」と音がして元に戻ります。

一旦引っ込んでしまうと、例えば+ボタンの場合一気に最大音量まで上昇し、慌ててーボタンを押すとミュートまで一気に急減する状態。
一気に0か100になるので使い物にならないです。

ということで買い替えを決意し以下の条件で探してみました。

購入ポイント

・サクサク動作すること
・電池持ちが良いかつ充電が早い
大きいパネル
ステレオスピーカー
おサイフケータイがあればベター

前知識なしでサクサク動作をしてくれそうな下記4種類を比較しました。

タイトルXiomi 11Tpro calcXiaomi 11T ProXperia 1Ⅲ calc
Sony 1Ⅲ
iphone13 Pro calc
Apple iPhone13Pro
zenfone8 calc
Asus Zenfone 8
発売日2021年11月05日2021年11月19日2021年09月24日2021年08月20日
CPUSnapdragon 888Snapdragon 888Apple A15 BionicSnapdragon 888
内蔵ストレージ容量128GB・256GB512GB128GB~1,024GB128GB・256GB
内蔵メモリ(RAM)8GB12GB6GB8GB・16GB
画面サイズ6.67インチ6.5インチ6.1インチ5.9インチ
画面解像度2,400×1,0803,840×1,6442,532×1,1702,400×1,080
最大リフレッシュレート120Hz120Hz120Hz120Hz
充電器・充電ケーブルUSB タイプCUSB タイプCLightningUSB タイプC
バッテリー容量5,000mAh4,500mAh3,095mAh ?4,000mAh
背面カメラ画素数広角/1億800万
超広角/800万
望遠/500万
広角/1,220万
超広角/1,220万
望遠/1,220万
広角/1,200万
超広角/1,200万
望遠/1,200万
広角/6,400万
超広角/1,200万
望遠/800万
前面カメラ画素数1,600万800万1,200万1,200万
おサイフケータイ/FeliCaおサイフケータイおサイフケータイFelica(Apple Pay)おサイフケータイ
急速充電 独自120W USB PD 30W USB PD 23W ? USB PD 30W
認証機能指紋・顔指紋指紋(画面内)
耐水・防水規格✖?非公開IPX5/IPX8IPX8IPX5/IPX8
イヤホン端子
DOLBY ATMOS  (要Apple Music加入)
カードスロットmicroSD
サイズ(mm)幅 76.9×縦 164.1×厚 8.8mm幅 71×縦 165×厚 8.2mm幅 71.5×縦 146.7×厚 7.65mm幅 68.5×縦 148×厚 8.9mm
重量(g)204g186g203g169g
※二重丸は比較中、重視した項目の最も優れた数値の機種、✖は購入をためらったポイント

あれっ!iPhoneってまだタイプCでは無かったんですね…残念。
充電ケーブルは全部タイプCにまとめたい…

 Xperia 1Ⅲと最後まで悩みましたが、11T Proと比べると割高に感じるのが本音 


ネット上のユーザーレビューを参考にすると

Xperia 1Ⅲは電池持ち難か(程度は不明)

iPhone13は遂にUSB タイプCが来るかと期待していましたが残念

Zefone8(無印)は文鎮化リスク「ramdump問題」や「ゴーストタッチ問題」がかなり心配

Xiaomi は中国メーカーなのが心配

ブランド性やカメラ性能で考えるなら一般的にはXperiaかiPhoneが最適解か?という感じです。

しかし端末の動作速度などは恐らく使用上大きな差がなく、その低価格戦略に驚いた、

Xiaomi 11T Proに決定!

ミドル帯くらいの価格なのにハードウェアが高スペック!

ひとつ残念だったのはストレージ容量
購入先の取り扱いに256GBモデルがラインナップに無く128GBしか選択できなかった事です。
11T ProにはSDカードなど外部メディアカードが入らないので本体容量は大きい方が良いですが…

なお使用中だったASUS Zenphone5時の使用状況は

zenphone5_dark
端末64GBとMicroSDHC 64GBの合計128GB

使用済の90GBは、OSシステム領域を除くと「写真」「映画(=動画)」で、ほぼ子供達を撮影したもの
全然128GBで足りていますね。

また最近では

ストレージ容量の妥協案

・子供が成長し撮影する枚数も減少

・メインのスマホでゲームはしない

・使っていないアプリは断捨離できる

・NASとクラウドに多重バックアップしているので 端末にためる容量はもっと少なくて済む

これらの理由で端末に置くファイル容量は更に少なくなると思うので容量は妥協です。
似たような使い方をされる方は128GBで充分。

それではXiaomi 11T Pro 128GBモデル実機レビューです。

Xiaomi 11T Proの買って良かった点

中国メーカー製品が、昔と大違いなのを今更思い知りました。
技術や製品の品質感が爆上げしているんだなぁと感じました。

そういう意味で世界から見ても日本メーカーが阿鼻叫喚状態なのは仕方ないのか情けないのか。

明るい有機ELパネル、そしてぬるぬるリフレッシュレート

日中明るい場所でのスマホ使用には、パネル自体に相応の明るさが求めらます。
使い勝手を考えると仕様表に載っている数値より実体験が重要なのですが、11T ProはとてもGOOD!

Under the Sun
外出中でも充分に明るくレビューサイトでも好評のようです。尚この時は明るさオート設定でMAX照度でした。

次に筆者が重視するスペックのひとつリフレッシュレート

他の機種も同様ですが最大120Hz駆動です。
(バッテリー持ちから考えると60HZなどへレートを下げての運用もあり)
どの機種もバッテリー持ちに関しては頭脳のSnapdragon 888(iPhone除く)の影響でどれも芳しくない印象です。

11T Proに関しては Snapdragon 888のダウンクロック(初期設定のバランス」の場合)によってベンチはじめ性能は若干下がるが発熱やバッテリー持ちを考慮したチューニングがされていると言えるでしょう。

Setting Reflesh Rate 120Hz

この性能のデチューンと大容量バッテリーによって常時120Hzにしておいても1日持ちます。
(なおCPUをブン回すアプリやゲームなどを常用すると持ちません)

120Hzに慣れると60Hzはガサツ過ぎて無理ですね。

サウンド・チューニングの妙

iPad miniの記事でも述べていますが、基本薄い筐体に入った小さなスピーカで高音質を追求するにはかなり無理があり、11T proもそれに当てはまるかと思います。
しかしそこそこのスピーカーユニットとソフトウェア的な手法を組み合わせて多少は良く聞かせる事は可能です。
仕様では横持ちした場合にステレオ再生のデュアルスピーカー構成。

AtmosSound

今回の11T Proの音質的トピックは

チェックポイント

・Harman Kardon 監修
・Dolby Amos対応

なるほど、Harman Kardonのサウントチューニングの妙+Atmosのおかげで広がり感や抜けを実現していると感じます。
「ATMOS」のイメージ「音の高さ方向感」は特になにも感じません(笑

比較して聞いたiPad minに低音の量、バスドラのアタック感などはかなり負けていますが、11T Proは中高音の細かい音も出ていると感じます。
但し音の定位はスピーカー間がより狭いため、ピタっと音像定位する視聴位置がシビア。

Haman Kardon Tuned

試しにAtmosをオン・オフにすると広がり感の増減が大きいです。Atmosオフだと全体にかなり薄味になりました。
スマホのショボいスピーカーという事を考慮するとなかなか頑張ったのでは?と思いました。

上の音質を狙うとやっぱり素性の良いワイヤレスイヤホンが必須です。

最大の美点:充電がびっくりするほど早い

充電器がデカイ・重い、というのは置いておいても感動するレベルでした。
半分程度になった位で充電器に挿すと本当にあっという間に完了。
0からの満充電で約17分というスペックはただただ素晴らしい!

BT Charge
テスト的に15%残った状態で100%になるまでに10分間弱で、高速性に偽りなしでした!

夜寝る間際に「48%かぁ~充電しといた方がいいな」
と思ったら充電器は階下の部屋(面倒くさい...)。

でも翌日朝の支度をする、や朝食を取る、この間で完全に終わってしまうわけです。
なお5,000mAh大容量のバッテリーから想像する「持ち」は意外にも感動するレベルではありません。

Tethering and BT

CPUなどの消費電力が高いせいか「バッテリー容量の数字から思っていたほどには持たない」という面はあるものの充電の速さで全てがぶっ飛びます!

発熱はかなり少ない

Snapdragon 888
Qualcomm Snapdragon 888 から想像するのは「かなりの発熱」です。

テスト的にANTUTUベンチマークを走らせたり動画視聴やAIショート動画を連発で撮ってみましたがほんのり温かいくらいでした。
ダウンクロックなどの調整が効いていると思います。
端末でゲームは全くしないので Snapdragon 888 であっても熱的な問題は皆無でした。

指紋認証の反応は充分に早い

今まで何機種か体験した事はありますが、Zenfone5の指紋認証はソコソコ早かった記憶です。
但し背面にセンサーが設置されていて、手帳カバーを装着した際センサー位置が深くなって妙に使いづらくそれ以降使用していませんでした。

Zenfone5 Fingerprint authentication
背面部分。ケースの厚み分センサー位置が奥まってしまいタッチしにくくなってしまいました。

今回11T Proは電源ボタンにどうセンサー搭載という事で、機種とアクセサリの組み合わせの使いづらさが解消されました。
親指ポンで開くのはとても快適です。

Fingerprint authentication
親指や人差し指で軽くタッチで開くのはとても快適です。

また反応速度も違和感なく反応してくれてこれで充分と感じます。

尚顔認証はマスク装着時どうなのかとか、バッテリー消費増大を考えて使用していません。
指紋認証のセンサー自体どの程度バッテリー消費しているかは分かりませんがカメラ起動よりは低い気がします。

2022年08月04日追記
現在顔認証を使用中。
マスクをしていると高い確率で認識できません。

マスクしていると頬の高さとか鼻の位置関係とか重要な情報が欠けるので仕方ないでしょうね。
なお認証のスピードは高速でストレスありません!優秀。

Xiaomi 11T Proのあと1歩な点

ここからは使用1ヶ月に感じた「アップデートで改善して欲しい」「次期モデルで改善して欲しい」ポイントを挙げてみます。

外部メディア(SDカード等)に非対応

Xperiaと最後まで迷った点です。

多重バックアップをしているのでスマホにため込む量は少なくてもOK。
ですが僕の使い方も1つに子供たちの写真や動画をたまに懐かしむという活動があります(笑
なので古いファイルはSDカードに入れておいて持ち歩いておきたいという気持ちもあります。

昔の写真を拾うとすると外出中はクラウドから、家内ではNASから見れば良いのですが…

MiUIにけっこう癖がある

端末に対するものではありませんがちょっと気になる所があります。
ベースはAndroidですが、結果的に独自カスタムされたOSなので既存スマホが違うメーカーだったりすると、今までと操作感が違う箇所があり結構大変。

例1.「戻る」ボタンの位置

初期状態では「□四角ボタン」が左端にあり、「◀三角ボタン(戻る)」が右端にあります。
従来のAndroid端末と左右逆になっています。

何故ミラーが標準なのかは謎です...

尚上写真の「ジェスチャー」モードにするとiOSのホームバーのパクリ(?)みたいな操作になってコレはこれで便利ですね。

例2.「ドロワー」へ変更する

全てのアプリ一覧がなくて困りました。
以前の端末ではホーム画面で下から上へスワイプすると一覧が現れましたが、MIUIはどこ?

たったこれだけのものですが、MIUIに慣れていないと呼称すら分からずに設定内を彷徨うハメになりそうです。

解決策になるかもしれない情報を別記事で紹介しています。

Xiaomi 11T Pro eyecatch
中国精鋭機 Xiaomi 11T Pro レビュー:今更使ってみた

ゆびきたす こんにちは、ゆびきたすです! 今使っているスマホのボリュームが半死!毎日使う道具がこれではいけない。 思い切ってスマホ替えてみた記事です。 人生初の中国製スマホの実機レビューです。 その名 ...

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アプリの通知が不安定

これは購入前から何かで調べていて散見していました。
11T Proが、というよりもOSのMiUIの独自な部分が大いにありそうです。

バッテリー持ちを演出するために、タスクキルが強力すぎて一筋縄ではいかない様子です。
メルカリ出品などで通知が一切来ないので忘れてしまいかなり焦った事も有ります。

中国メーカー製っていうのがそもそも不安

とても分かります。
個人情報を沢山持つスマホだから心配というのも共感。

ただXiaomi製を使ったら情報を抜かれて事発生!なんて記事を全然目にしないんですよね。
普通に考えて、たかが一個人の情報なんて気にしないと思います。

万が一それが自分に起きたとしたらバッチリ記事にしますね。

2022年08月04追記
別段おかしなメールが来るとかおかしな挙動は特に感じませんね。
当局(?)に目を付けられると怖いですが凡人には見向きもしないでしょう(笑

?ポイント ~標準でフィルムが貼られている?

本体と同時にフィルムも用意していたのですが、よーく見ると...

Film 01
既にフィルムが貼られている様に見えます...(クリックで拡大)
Film 02
角度を変えて。やっぱり貼られていますよね?(クリックで拡大)

どう見ても貼っているように見えます。

しかし気のせいかもしれない、と思いいつも通りフィルムを貼ってみました。

結果は

double Films
いくら押さえつけても端っこ1mm弱が浮いてきます...

完全にダブルフィルム状態です(笑
ゴミがたまりやすいかもしれませんが折角貼ったので暫くこのままにしておきます。 --2021年12月31日追記

まとめ

以上ポイントをいくつか紹介しましたが、簡単に言うと「重大なデメリットがない」のがポイントとも言えます。

とてもバランスが良い端末だと感じました。
対して価格がめちゃくちゃ安いと言えます。

以下のような方にはオススメできる端末です

おすすめチェックポイント

・ダントツ性能よりもコスパが優れているものが欲しい
サクサク動作しないと嫌だ
・普段から充電を忘れがちで充電時間がもどかしい

実際使ってみて日々不満の無いスマホ生活を送れています。
また日常的に使う機能ではありませんが他にも面白い機能があったりします。

その他チェックポイント

・「Second Space 既存アカウントの他にもう一つのアカウント運用が可能
 (但しメイン環境から完全に独立する訳ではないので、「BYOD」環境には適さないかもしれない可能性有。子供用アカウント運用が最適)
・Screen Recorder オーバーレイを使った画面録画。設定が色々効く(解像度やフレームレート等)
・音へのフォーカスを中心とした動画撮影「オーディオズーム」
・エフェクトを加えながらの撮影が可能な「ワンクリックAIシネマ」

今回のXiaomi 11T Proは色々な意味で万人受けする端末ではありませんが、間違いなく最高のコスパを持ったスマホだと断言できます。

なお性能がほぼ横並びの11Tはおサイフケータイ非対応等一部仕様が違いますが、コスパは更に上だと思います。

さっくさくスマホで毎日快適生活を!

では!

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  • この記事を書いた人

ゆびきたす

妻子持ち副業ブロガー 趣味のPCや家電の事を徒然なる心のままに。 ※アフィリエイトプログラム参加中

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