こんにちは、ゆびきたすです!
今使っているスマホのボリュームが半死!
毎日使う道具がこれではいけない。
思い切ってスマホ替えてみた記事です。
人生初の中国製スマホの実機レビューです。
その名は「Xiaomi 11T Pro」
発中国メーカー製のXiaomi購入に至った理由
3年ほど使ったAsus Zenfone5(無印)のボリューム操作がとても困難に。
よく見るとボリュームのシーソースイッチの+とーが引っ込んだままストロークが限りになく0になっていました。
そしてまれに「カチッ」と音がして元に戻ります。
一旦引っ込んでしまうと、例えば+ボタンの場合一気に最大音量まで上昇し、慌ててーボタンを押すとミュートまで一気に急減する状態。
一気に0か100になるので使い物にならないです。
ということで買い替えを決意し以下の条件で探してみました。
購入ポイント
・サクサク動作すること
・電池持ちが良いかつ充電が早い
・大きいパネル
・ステレオスピーカー
・おサイフケータイがあればベター
前知識なしでサクサク動作をしてくれそうな下記4種類を比較しました。
タイトル | Xiaomi 11T Pro | Sony 1Ⅲ | Apple iPhone13Pro | Asus Zenfone 8 |
発売日 | 2021年11月05日 | 2021年11月19日 | 2021年09月24日 | 2021年08月20日 |
CPU | Snapdragon 888 | Snapdragon 888 | Apple A15 Bionic | Snapdragon 888 |
内蔵ストレージ容量 | 128GB・256GB | 512GB | 128GB~1,024GB | 128GB・256GB |
内蔵メモリ(RAM) | 8GB | 12GB | 6GB | 8GB・16GB |
画面サイズ | 6.67インチ | 6.5インチ | 6.1インチ | 5.9インチ |
画面解像度 | 2,400×1,080 | 3,840×1,644 | 2,532×1,170 | 2,400×1,080 |
最大リフレッシュレート | 120Hz | 120Hz | 120Hz | 120Hz |
充電器・充電ケーブル | USB タイプC | USB タイプC | Lightning | USB タイプC |
バッテリー容量 | 5,000mAh | 4,500mAh | 3,095mAh ? | 4,000mAh |
背面カメラ画素数 | 広角/1億800万 超広角/800万 望遠/500万 | 広角/1,220万 超広角/1,220万 望遠/1,220万 | 広角/1,200万 超広角/1,200万 望遠/1,200万 | 広角/6,400万 超広角/1,200万 望遠/800万 |
前面カメラ画素数 | 1,600万 | 800万 | 1,200万 | 1,200万 |
おサイフケータイ/FeliCa | おサイフケータイ | おサイフケータイ | Felica(Apple Pay) | おサイフケータイ |
急速充電 | 〇 独自120W | 〇 USB PD 30W | 〇 USB PD 23W ? | 〇 USB PD 30W |
認証機能 | 指紋・顔 | 指紋 | 顔 | 指紋(画面内) |
耐水・防水規格 | ✖?非公開 | IPX5/IPX8 | IPX8 | IPX5/IPX8 |
イヤホン端子 | ✖ | 〇 | ✖ | 〇 |
DOLBY ATMOS | 〇 | 〇 | 〇 (要Apple Music加入) | ✖ |
カードスロット | ✖ | microSD | ✖ | ✖ |
サイズ(mm) | 幅 76.9×縦 164.1×厚 8.8mm | 幅 71×縦 165×厚 8.2mm | 幅 71.5×縦 146.7×厚 7.65mm | 幅 68.5×縦 148×厚 8.9mm |
重量(g) | 204g | 186g | 203g | 169g |
あれっ!iPhoneってまだタイプCでは無かったんですね…残念。
充電ケーブルは全部タイプCにまとめたい…
Xperia 1Ⅲと最後まで悩みましたが、11T Proと比べると割高に感じるのが本音
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ネット上のユーザーレビューを参考にすると
Xperia 1Ⅲは電池持ち難か(程度は不明)
iPhone13は遂にUSB タイプCが来るかと期待していましたが残念
Zefone8(無印)は文鎮化リスク「ramdump問題」や「ゴーストタッチ問題」がかなり心配
Xiaomi は中国メーカーなのが心配
ブランド性やカメラ性能で考えるなら一般的にはXperiaかiPhoneが最適解か?という感じです。
しかし端末の動作速度などは恐らく使用上大きな差がなく、その低価格戦略に驚いた、
Xiaomi 11T Proに決定!
ミドル帯くらいの価格なのにハードウェアが高スペック!
ひとつ残念だったのはストレージ容量。
購入先の取り扱いに256GBモデルがラインナップに無く128GBしか選択できなかった事です。
11T ProにはSDカードなど外部メディアカードが入らないので本体容量は大きい方が良いですが…
なお使用中だったASUS Zenphone5時の使用状況は
使用済の90GBは、OSシステム領域を除くと「写真」「映画(=動画)」で、ほぼ子供達を撮影したもの。
全然128GBで足りていますね。
また最近では
ストレージ容量の妥協案
・子供が成長し撮影する枚数も減少
・メインのスマホでゲームはしない
・使っていないアプリは断捨離できる
・NASとクラウドに多重バックアップしているので 端末にためる容量はもっと少なくて済む
これらの理由で端末に置くファイル容量は更に少なくなると思うので容量は妥協です。
似たような使い方をされる方は128GBで充分。
それではXiaomi 11T Pro 128GBモデル実機レビューです。
Xiaomi 11T Proの買って良かった点
中国メーカー製品が、昔と大違いなのを今更思い知りました。
技術や製品の品質感が爆上げしているんだなぁと感じました。
そういう意味で世界から見ても日本メーカーが阿鼻叫喚状態なのは仕方ないのか情けないのか。
明るい有機ELパネル、そしてぬるぬるリフレッシュレート
日中明るい場所でのスマホ使用には、パネル自体に相応の明るさが求めらます。
使い勝手を考えると仕様表に載っている数値より実体験が重要なのですが、11T ProはとてもGOOD!
次に管理人が重視するスペックのひとつリフレッシュレート
他の機種も同様ですが最大120Hz駆動です。
(バッテリー持ちから考えると60HZなどへレートを下げての運用もあり)
どの機種もバッテリー持ちに関しては頭脳のSnapdragon 888(iPhone除く)の影響でどれも芳しくない印象です。
11T Proに関しては Snapdragon 888のダウンクロック(初期設定のバランス」の場合)によってベンチはじめ性能は若干下がるが発熱やバッテリー持ちを考慮したチューニングがされていると言えるでしょう。
この性能のデチューンと大容量バッテリーによって常時120Hzにしておいても1日持ちます。
(なおCPUをブン回すアプリやゲームなどを常用すると持ちません)
120Hzに慣れると60Hzはガサツ過ぎて無理ですね。
サウンド・チューニングの妙
iPad miniの記事でも述べていますが、基本薄い筐体に入った小さなスピーカで高音質を追求するにはかなり無理があり、11T proもそれに当てはまるかと思います。
しかしそこそこのスピーカーユニットとソフトウェア的な手法を組み合わせて多少は良く聞かせる事は可能です。
仕様では横持ちした場合にステレオ再生のデュアルスピーカー構成。
今回の11T Proの音質的トピックは
チェックポイント
・Harman Kardon 監修
・Dolby Amos対応
なるほど、Harman Kardonのサウントチューニングの妙+Atmosのおかげで広がり感や抜けを実現していると感じます。
「ATMOS」のイメージ「音の高さ方向感」は特になにも感じません(笑
比較して聞いたiPad minに低音の量、バスドラのアタック感などはかなり負けていますが、11T Proは中高音の細かい音も出ていると感じます。
但し音の定位はスピーカー間がより狭いため、ピタっと音像定位する視聴位置がシビア。
試しにAtmosをオン・オフにすると広がり感の増減が大きいです。Atmosオフだと全体にかなり薄味になりました。
スマホのショボいスピーカーという事を考慮するとなかなか頑張ったのでは?と思いました。
上の音質を狙うとやっぱり素性の良いワイヤレスイヤホンが必須です。
最大の美点:充電がびっくりするほど早い
充電器がデカイ・重い、というのは置いておいても感動するレベルでした。
半分程度になった位で充電器に挿すと本当にあっという間に完了。
0からの満充電で約17分というスペックはただただ素晴らしい!
夜寝る間際に「48%かぁ~充電しといた方がいいな」
と思ったら充電器は階下の部屋(面倒くさい...)。
でも翌日朝の支度をする、や朝食を取る、この間で完全に終わってしまうわけです。
なお5,000mAh大容量のバッテリーから想像する「持ち」は意外にも感動するレベルではありません。
CPUなどの消費電力が高いせいか「バッテリー容量の数字から思っていたほどには持たない」という面はあるものの充電の速さで全てがぶっ飛びます!
発熱はかなり少ない
テスト的にANTUTUベンチマークを走らせたり動画視聴やAIショート動画を連発で撮ってみましたがほんのり温かいくらいでした。
ダウンクロックなどの調整が効いていると思います。
端末でゲームは全くしないので Snapdragon 888 であっても熱的な問題は皆無でした。
指紋認証の反応は充分に早い
今まで何機種か体験した事はありますが、Zenfone5の指紋認証はソコソコ早かった記憶です。
但し背面にセンサーが設置されていて、手帳カバーを装着した際センサー位置が深くなって妙に使いづらくそれ以降使用していませんでした。
今回11T Proは電源ボタンにどうセンサー搭載という事で、機種とアクセサリの組み合わせの使いづらさが解消されました。
親指ポンで開くのはとても快適です。
また反応速度も違和感なく反応してくれてこれで充分と感じます。
尚顔認証はマスク装着時どうなのかとか、バッテリー消費増大を考えて使用していません。
指紋認証のセンサー自体どの程度バッテリー消費しているかは分かりませんがカメラ起動よりは低い気がします。
2022年08月04日追記
現在顔認証を使用中。
マスクをしていると高い確率で認識できません。
マスクしていると頬の高さとか鼻の位置関係とか重要な情報が欠けるので仕方ないでしょうね。
なお認証のスピードは高速でストレスありません!優秀。
Xiaomi 11T Proのあと1歩な点
ここからは使用1ヶ月に感じた「アップデートで改善して欲しい」「次期モデルで改善して欲しい」ポイントを挙げてみます。
外部メディア(SDカード等)に非対応
Xperiaと最後まで迷った点です。
多重バックアップをしているのでスマホにため込む量は少なくてもOK。
ですが僕の使い方も1つに子供たちの写真や動画をたまに懐かしむという活動があります(笑
なので古いファイルはSDカードに入れておいて持ち歩いておきたいという気持ちもあります。
昔の写真を拾うとすると外出中はクラウドから、家内ではNASから見れば良いのですが…
MiUIにけっこう癖がある
端末に対するものではありませんがちょっと気になる所があります。
ベースはAndroidですが、結果的に独自カスタムされたOSなので既存スマホが違うメーカーだったりすると、今までと操作感が違う箇所があり結構大変。
例1.「戻る」ボタンの位置
初期状態では「□四角ボタン」が左端にあり、「◀三角ボタン(戻る)」が右端にあります。
従来のAndroid端末と左右逆になっています。
何故ミラーが標準なのかは謎です...
尚上写真の「ジェスチャー」モードにするとiOSのホームバーのパクリ(?)みたいな操作になってコレはこれで便利ですね。
例2.「ドロワー」へ変更する
全てのアプリ一覧がなくて困りました。
以前の端末ではホーム画面で下から上へスワイプすると一覧が現れましたが、MIUIはどこ?
たったこれだけのものですが、MIUIに慣れていないと呼称すら分からずに設定内を彷徨うハメになりそうです。
解決策になるかもしれない情報を別記事で紹介しています。
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アプリの通知が不安定
これは購入前から何かで調べていて散見していました。
11T Proが、というよりもOSのMiUIの独自な部分が大いにありそうです。
バッテリー持ちを演出するために、タスクキルが強力すぎて一筋縄ではいかない様子です。
メルカリ出品などで通知が一切来ないので忘れてしまいかなり焦った事も有ります。
中国メーカー製っていうのがそもそも不安
とても分かります。
個人情報を沢山持つスマホだから心配というのも共感。
ただXiaomi製を使ったら情報を抜かれて事発生!なんて記事を全然目にしないんですよね。
普通に考えて、たかが一個人の情報なんて気にしないと思います。
万が一それが自分に起きたとしたらバッチリ記事にしますね。
2022年08月04追記
別段おかしなメールが来るとかおかしな挙動は特に感じませんね。
当局(?)に目を付けられると怖いですが凡人には見向きもしないでしょう(笑
?ポイント ~標準でフィルムが貼られている?
本体と同時にフィルムも用意していたのですが、よーく見ると...
どう見ても貼っているように見えます。
しかし気のせいかもしれない、と思いいつも通りフィルムを貼ってみました。
結果は
完全にダブルフィルム状態です(笑
ゴミがたまりやすいかもしれませんが折角貼ったので暫くこのままにしておきます。 --2021年12月31日追記
まとめ
以上ポイントをいくつか紹介しましたが、簡単に言うと「重大なデメリットがない」のがポイントとも言えます。
とてもバランスが良い端末だと感じました。
対して価格がめちゃくちゃ安いと言えます。
以下のような方にはオススメできる端末です
おすすめチェックポイント
・ダントツ性能よりもコスパが優れているものが欲しい
・サクサク動作しないと嫌だ
・普段から充電を忘れがちで充電時間がもどかしい
実際使ってみて日々不満の無いスマホ生活を送れています。
また日常的に使う機能ではありませんが他にも面白い機能があったりします。
その他チェックポイント
・「Second Space 既存アカウントの他にもう一つのアカウント運用が可能
(但しメイン環境から完全に独立する訳ではないので、「BYOD」環境には適さないかもしれない可能性有。子供用アカウント運用が最適)
・Screen Recorder オーバーレイを使った画面録画。設定が色々効く(解像度やフレームレート等)
・音へのフォーカスを中心とした動画撮影「オーディオズーム」
・エフェクトを加えながらの撮影が可能な「ワンクリックAIシネマ」
今回のXiaomi 11T Proは色々な意味で万人受けする端末ではありませんが、間違いなく最高のコスパを持ったスマホだと断言できます。
なお性能がほぼ横並びの11Tはおサイフケータイ非対応等一部仕様が違いますが、コスパは更に上だと思います。
さっくさくスマホで毎日快適生活を!
では!