
こんにちは、ノクチュア大好きオジさんのゆびきたすです!
もう何年も前初めてノクチュアのファンを手にしたときの感動を未だに覚えています。
たかがファンなのにズッシリとした重量感で質実剛健なビルドクオリティ、制振用のシリコンプロテクトや低回転用のローノイズアダプターなど過不足ない付属品。
すべてが手に取る人を感動させる工業製品です。

色の好みを除いては
現在CPUの簡易水冷は見た目で選んだDEEP COOLのLT720( 360mm )ですが、ファンは換装時からノクチュア NF-A12x25(初代モデル)でプッシュ・プル合わせて6個、ケースファンもすべてノクチュアです。( 合計12個 )

このたび、待望のAIO 簡易水冷が発売されます。
3種類のラインナップですが、使っているCPUがIntel Core i9-13900Kなので360mm以上がターゲット。420mm(140mmファン×3基 )モデルとしたいところですが、
- ケース側の問題で前面置きは360mmまで
- メディアレビューでは360と420mmで、温度に大差なし
という理由から360mmモデルを購入する予定。

ほかにもいっぱい欲しいものあるので予算をどこから出そうか…
なお6月19日時点で、Amazonページはあるものの、販売開始にはなっていないようです。※検索ではなかなか出てこないです
ただノクチュア公式のアマゾンリンクの文字列に「tag=noctua06-22」と記載されているので6月22日開始なのでしょうか?

静音好きが選ぶノクチュア
ケースが窒息気味の静音「Define R6 」なのでそれを補うために現在のファン構成は以下の通り12基。
BIOSで個別に回転数制御しています。基本は静音方向です。
| ファンの構成 | ファンの型番 | 個数 |
|---|---|---|
| CPU AIO 簡易水冷クーラー吸排気 | NF-A12x25 | 6 |
| ケース背面 | NF-A14 PWM chromax.black.swap | 1 |
| ケース上面( 1 )排気 | NF-A12x25 PWM chromax.black.swa | 2 |
| ケース上面( 2 )吸気 | NF-A12x25 PWM chromax.black.swa | 1 |
| ケース下面( グラボ下 ) | NF-F12 PWM chromax.black.swap | 2 |
昔から「ノクチュアは静か」とも言われますが、最高速度近くで回すと普通に音は大きめかつファンの数が多いので静音を追求すると相応に不利です。
ただ数々の安価のファンと比較すると、轟音のなかでも音の質が非常に整っている印象です。
音が気にならないと言えばウソになるのですが、「気が散るほどではない一貫性のある雑音」というのが管理人の感想。
高回転でガンガン冷やす用途よりも、低速で使うにはそこそこの静圧や風量なので基本的に「そこそこ冷やして静音で使う」のが特色となります。
悩み:簡易水冷のラジエター設置位置
実は過去記事においてラジエター位置について、仕方なくケース前面に置いた経緯があります。
当時はケースフロント設置前提だったので、トップ設置の優位性はそれほど触れていませんでした。
しかし構造的にはケーストップへの設置がベストなのは知りつつ、とくにRTX5090を入れてからは、その極悪な高熱の排気を吸い込むのにどうしても抵抗があります。
そこで今回のノクチュア NL-LC1を調べてみると、公式で設置位置に関する図解を発見。※英語を翻訳しています
これを見る限り、現状LT720で行っている設置方法と同じで問題無さそうです。

とは言え、トップ設置やラジエター下にインプット・アウトパイプを持ってくるやり方よりもポンプは多少エア噛みする可能性はあります。異音などに気づいた場合はトップ設置の可能性も考えていた方が良いです。
ノクチュア好きが惹かれるポイント
自作界隈では有名な製品なので、細かな概要などは省略します。
公式による仕様ページです。
NL-LC1-36: Specifications | Noctua ( リンクは360mmタイプ )
CPUやマザーの互換性は公式サイトで確認できます。
CPU compatibility | NL-LC1-36 ( リンクは360mmタイプ )
さて使用中のAIOも2022年の12月暮れに購入し、そろそろ4年が経過しようというところ。
今のところ冷えが悪化したり、ポンプ音が大きくなったような症状はありませんが、そろそろ替え時です。
そしてノクチュア初のAIOが出るということでノクチュアに魂を売った民が色めき立ちます。
たくさんありますが、絞り切ってポイントは3つ挙げます。
- これ以上進化しないと思っていたNF-A12x25が、さらにリビルドされて高性能化されたファンが付属
- ノクチュアらしい、頑固一徹とも思える静音化対策がなされている
- 水冷部はAsetekのOEMだが、プレミアムグレードポンプのEMMA [Gen8] V2が使われている
それぞれ軽く触れてみます。
超進化!NF-A12x25 G2が付属
これまでそのメーカーなりのプレミアムなファンが同梱するAIOはありましたが、その例に漏れずコンシューマー製品として最高峰の【 NF-A12x25 G2 】を積んできました。
単発でも非常に評価の高かった既発売のファン搭載。
しかも3つのうち2つは単品販売にあった「NF-A12x25 G2 PWM Sx2-PP(2個セット)」という組み合わせ。

さすがに3種類の回転数を組み合わせても無意味だったのだろうか?
2個セットなのは回転数が若干異なっており、同回転数・同スペック製品が同調してしまうことでノイズが増加するのを防ぐ取り組みです。
おそらく共振周波数などについて対策されているものと思われます。( 素材を変えればここも変わるが、コントロールが難しい )
静音へのこだわりが異常!( 良い意味 )

ポイントは2つ。
- ファン起因のノイズ低減:回転オフセット
- ポンプノイズの低減:3層の吸音フォーム
それぞれ公式ページです。
Fan speed offset explained: Beat frequency theory | Noctua
NL-PNA1 pump noise absorber: Tuned mass damper and acoustic soundproofing | Noctua
ポンプノイズに関して、吸音フォームありなしの比較動画があります。音量も音の高低もかなり変化します。
静音化のこだわりはこれだけではなく、ほかにも相当細かいところにも手が入っています。
実は先発AIO製品がある
Asetek OEMであるEMMA [Gen8] V2については、すでに2025年6月6日ASUS ROG RYUJIN III 360 ARGB Extreme という製品で発売中。
価格ももちろんプレミアムですが、こちらはFull-Color 3.5” LCDやVRMファンのてんこ盛りキット。
性能と見た目を高次元でバランスさせた商品となっています。
かたやノクチュアのAIOはかなり地味。こだわり抜いて市場投入したファンと静音カスタマイズが施された高性能ポンプ&ラジエターでシンプル勝負という方向性の違いがあります。
海外レビュワーによる評価まとめ
未だに製品が手元にないため、実機検証した海外のレビュワー動画をまとめてみました。
なおメディアによるレビュー記事はノクチュア公式にそれぞれリンクがあります。
NL-LC1-36: Reviews | Noctua
出典:
Noctua Just Changed AIO Cooling Forever NL-LC1 Review
※Ryzen 9 9950X3D
MIND BLOWING - Noctua NL-LC1 AIO Review
※9800X3D、PBOで250W固定の9950X、電力制限解除の285K
NOCTUA Enters AIO Cooling - NL-LC1-36 & NL-LC1-42 Review
※7900X3Dと9950X3D
Noctua’s First Liquid Cooler Is Absolutely Impressive
※9800X3D
まず各動画にほぼ共通した検証結果や感想。
- Noctua初のAIOだが、いかにもNoctuaらしい飾り気ゼロの硬派な製品
- RGBやLCDを排し、性能と静音性に全振りした設計
- Asetek Emma V2とポンプ静音化機構NL-PNA1への高評価
- 240mm版が他社の360mm AIOを上回る/匹敵する
- 360mm / NL-LC1-36が実用上のスイートスポット
- 420mm(NL-LC1-42)が「最大の冷却性能を求める層向け」
- VRM・メモリ周辺を冷やす補助ファンNL-ACF1を「ギミックではなく実用的」
対してやや注意喚起に近いのが以下の項目。
- プレミアム価格(360mm=約$249/420mm=約$279、補助ファンは別売+約$20
- RGB・LCDが一切ないこと。設計思想として肯定しつつも「派手さ・視覚的演出を求める人には向かない」
- ステルスビルド向けの黒モデル( Chromax )を望む
ではそれぞれ独自比較した内容を紹介します。

be quiet! Silent Loop 3との直接比較が軸で、9950X3D(室温26℃の高温環境)で420mm=78℃、360mm=82℃という具体値を提示。
「Silent Loop 3より4℃低く、しかもNoctuaは静音状態で聞こえないレベル」という体感比較を行っています。

3種のCPU×複数dBのノイズ正規化グラフという最も厳密な手法を採用。「AIOは性能の頭打ちに達したと思っていたがNoctuaがゴールポストを動かした」と最大級に絶賛
また独自性が際立つのは、同じG2ファンをCorsair Nautilus RSに移植する実験で「Noctuaの優位はファンだけでなく工学的最適化による」と立証
一方でAsetekポンプの従来の評判の悪さにも踏み込み、Gen9【 Ingrid 】との比較など最も技術的に詳しい解説を行っています。

7900X3D/9950X3DでCinebench 10回連続という手法で、「一貫性・安定性」を独自の評価軸に据えた点が最大の特徴。
10回すべてで温度・クロック・スコアがほぼ変動しない(例: 9950X3Dで10回全て71℃固定)ことを高く評価しています。
補助ファンの「コアンダ効果」を利用した湾曲フレーム構造など、構造面の説明が最も詳しい反面、防音室がないため騒音の数値計測はできなかったと正直に断っています。
※コアンダ効果:空気や水などの流体(ジェット)が、凸凹のある曲面に沿って流れの向きを変え、表面に吸い付くように進む現象

マイク20cm・40dB正規化で競合4機種(Endorfy /Arctic Liquid Freezer 3/Corsair Titan RX /Noctua)を横並び実測した点が独自ポイント。
4本の中で唯一「360mm同士の差は他のレビューほど大きく感じなかった」と控えめな見解を示し、さらに「Corsair Titan RXがNoctua 360との差わずか約1℃で約€100安く、RGB付き」とコスパ面の対抗馬を明確に挙げた点です。
補助ファンの効果も実測してVRM約-4℃/メモリ 1〜2℃と数値化。更にNoctua公式がプッシュプル構成を推奨しない理由(同温度で騒音増)にも触れる
まとめ

ノクチュアが初簡易水冷を出すと知り、財布の紐が音速で解けたノクチュア信者も多いでしょう。
見た目を捨てて中身に全振りしてくるのかな?と思ったらその通りでした。
全体として、評価の方向性(高性能・高静音・高価格・Noctuaらしさ)は4本で一致しており、相違は主に「どの指標を重視するか(体感静音/正規化グラフ/一貫性/競合実測)」と「360mm同士の差をどう見るか」に集約されます。
とは言え、6年間保証の異様に長い保証を考えると、3年ほどで交換して来た今までを考えると、それほど高額な投資とは思えません。
特にクーラー換装には手間が掛かることからトータルで考えるべきでしょう。
なおいち早くブラックモデルが発売されるのを待っていますが、欲しい時が買い時!ということで間に合わないでしょう。
管理人はNF-A12x25を検討したときノクチュアカラーしかなかったので、見える部分にホームセンターで買った黒いアクリル板を切って隠しています(笑



今年もあっつーい夏がやってきます!
管理人環境では13900K+RTX5090がとんでもない熱量なので、実際に手に取る瞬間を夢見ております。
最後に当記事は何を言いたかったかというと、「予算があったらよいモノ買え!」でした(笑
では!


