こんにちは、ゆびきたすです!
最近こゆびたち2人(8歳と12歳)の壮絶バトル。
原因はPCの取り合いです。
兄弟で1台を共用というのはかなり不平不満が募ります。
安い(名ばかりの)ゲーミングPC作るしかないか…
昔BTO構成のPCでマイクラを始め、内蔵グラフィック(以下GPUと略)のカクカク具合に呆然として後付けGPUの世界へ。
そんな姿をずっと見ていた長男。
「僕もPCでマイクラしたい」
そんな発言からそれまでのBTO+GTX1080TiのPCを長男へプレゼント。
ローマ字入力から英語教育にも役立つかなという思惑もありました。
そして当時横で見ていた次男(4)も
「おとうしゃん、僕もぱそこんでマイクラしたい」
「…それなら二人で順番に使いなさいね」と行ってからの4年後の現在。熾烈なPCの取り合いです…
こいつら毎日ケンカばっかしてうるせぇなぁおい(ゲーム機の取り合いは兄弟あるあるだけども)
そこで前回記事のの副業PCに加えもう1台組み立てすることにしました。
組み立てコンセプトは
- SSDやモニターなどは手持ちパーツを使いコスパ重視
- 省スペースで省電力
- ホワイト系ケース
- 【手持ち再利用】m.2NVMe(WDSN750)と2.5インチSSD(WDBlue)
- 【手持ち再利用】モニター:解像度FHD(1,920x1080)+リフレッシュレート60Hz
- Java版マイクラ:9割、フォートナイト:1割
- 小型マウス&テンキーレスのキーボード(1つのUSBポート兼用タイプ)
なお子供用としていますが、普段の軽作業でも充分お釣りがくるサクサクなスペックで構成の参考になればと思います。
- PCでマイクラするためにはどのくらいのスペックが要るのか分化らない
- SteamやEpicなどのPCゲームの入門用としてはおススメのスペックを知りたい
- 無駄なソフトウェアがてんこ盛りのメーカー製PCは避けたい
- 自作に挑戦したいが、いきなり高価なパーツを扱うのは怖い
- 省スペースにしたい
それほどハードウェアのハードルが高くないマイクラですが、快適なプレイを目指すならば外付けのグラフィックカードと呼ばれるパーツは必須です。
※快適なプレイとは概ね60fps以上とします
反対にメーカー製に多いCPU内蔵グラフィックの場合だとどうなるかは、過去の記事の中で少し触れています。
AgamesでForgeマルチプレイ:国内最安サーバーの立て方と契約の注意点 - 電子徒然雑記 (creas-labo.org)
(記事のやや下寄り「下位CPU内蔵グラフィックの場合:快適性ゼロ」の項)
スリムケース前提のパーツの選定:コストと性能バランス
マイクラおよびフォートナイト【低~中設定】で快適にプレイできそうな構成とします。
- CPUの性能・・・物理4コア以上で、Intel12世代もしくはAMD Ryzen 5000シリーズあたり
- GPUの性能・・・スリムケー前提だとロープロファイルモデルのみ
- メモリの性能・・・DDR416GBくらいで充分
- 書き込むストレージ速度・・・SSD必須
Intelとかで4コア8スレッドなどと表現されているものは物理コア「4コア」です。
マイクラに必要なのは物理1コアあたりの性能なので、Intelなら12世代、AMDならコア性能が大きくアップしたRyzen5000シリーズなど旧モデルがコスパ良くておススメ。
CPU・メモリ・ストレージの選択
まずCPU。
第12世代のCore i5 6コアあたりが理想ですが、予算が少し厳しいです。12世代CPUはシングルスレッド性能が良い感じなので、コア数は諦めます。
マイクラでは通常4コアあれば充分滑らかに動作しますヨ
そもそもマイクラは以前よりはマシになったとはいえ、それほど多コアのマルチ動作が得意ではなさそうなので4コア系で妥協しました。
またGPUトラブル時切り分けの保険になる、CPUに内蔵GPUの有無ですが、コストを抑えるために内蔵GPUが無効化されている末番「F付き」モデルに決定。内部グラフィックが完全無効化されているので発熱も抑えられます。
メモリはmodや使っているうちに肥大してくるワールドのことを考えると最低16GB、できれば32GBあたりをターゲットに。今回は低コスト目標のため16GBスタートです。なおメモリ速度はそれほど高速なスペックは不要です。
そこで今回はDDR4タイプかつ速度は3200という数値のタイプをチョイスしてみました。
ストレージはm.2 NVMeタイプのみにすれば配線がスッキリしますが、マイクラやゲームの保存データをWindowsとは物理的に分けたいので余り物の2.5インチSSDを追加装着しました。
ロープロファイルGPU選択の注意
次にお金が掛かる外部グラフィックカード。
今回想定しているスリムなPCケースの場合、【ロープロファイル規格】に合致していることが条件です。
ロープロファイル(以下ロープロ)とは通常のモデルよりもマザーボードに挿したときの奥行きが狭くなった規格です。スリムケースには基本的にロープロ規格しか取り付けできません。
NVIDIA製のGPUの場合、GTX〇〇〇〇やGT〇〇〇〇というモデル型番があります。
ちなみに統合版マイクラでレイトレーシングを使った公式影modをプレイする場合には【RTX〇〇〇〇】という型番の製品が必要になります。以前ヒカキンさんが動画で紹介してましたね。ただしRTX系はぶっちぎりに値段が高いです…
- 型番【GTX--】はゲーム向けに最適
- 型番【GT---】は軽度のオフィス作業用途向け
- GTXの方が単純性能が高いので大は小を兼ねる
- RTXはさらに上位グラフィックカードで高性能
ゲーム用途では例えばGTX1050(もしくはより高性能な1050Ti)あるいはGTX1650のロープロファイルモデルが安価なタイプでは主流となります。
そしてロープロ規格のGPUは残念ながら選択肢が非常に少ないです。
例えばGTXシリーズのロープロ同士を比較すると、よりゲーム向きなのはGTX1650の方なのでこちらに決定。
次に大切なのは接続インターフェースとその数。
特にマルチモニター(デュアルディスプレイなど)環境の場合には、規格と共に必ずチェックしてください。
ここで必要な端子が装備された製品を選定しないと、本来不要な「変換アダプタ」などを追加しなくてはならない場合が出てきます。
- DisplayportやHDMI、DVIの必要数
- DisplayportやHDMIの対応バージョン(DP1.4やHDMI2.1など)
規格のバージョンは基本的には使用中のモニター以上にしておきましょう。こちらは次章で少し紹介します。
予算が気になるので価格的に安価だったMSIとASUS製にターゲットを絞りました。ここからGTX1650ロープロモデル選択の注意点を少し解説します。
GTX1650には複数の世代があり
世代 | 1代目 2019.04- | 2代目 2020.04- | 3代目 2020.06- | 4代目 2020.07- |
GPUコア名称 | TU117 | TU117 | TU106 | TU116 |
アーキテクチャ | Turing | Turing | Turing | Turing |
プロセスルール | 12 ㎚ | 12 ㎚ | 12 ㎚ | 12 ㎚ |
クロック | 1485 - 1665 MHz | 1410 - 1590 MHz | 1410 - 1590 MHz | 1410 - 1590 MHz |
VRAM(ビデオ用メモリ) | GDDR5/4GB | GDDR6/4GB | GDDR6/4GB | GDDR6/4GB |
メモリ速度 | 128.1GB/s | 192GB/s | 192GB/s | 192GB/s |
NVEnc世代 | 第6世代 | 第6世代 | 第7世代 | 第7世代 |
TDP | 75W | 75W | 90W | 80W |
補助電源PIN | 無 | 無 | 6Pin | 無 |
ロープロファイルモデルは補助電源無しとなるので第3世代以外になります。
ただ各公式を覗いてもコア名称(TU〇〇〇)が記載されていません。
どれがどれなのかややこしいのですが、現在販売されているGTX1650ロープロファイルモデルの仕様を上の世代の表に当てはめていくと
- MSIGTX16504GTLP第1世代
- ASUSGTX1650-O4G-LP-BRK第1世代(オーバークロック)
- GigabyteGV-N1656D6-4GL第2世代?TDP不明
- GigabyteGV-N1650OC-4GL第1世代(オーバークロック)
- ZOTACZT-T16520H-10L第2世代
大きな差はクロックやビデオメモリ、NVEnc(エンコーダ)世代の違いです。
ロープロモデルは第1および第2世代に偏っているようです。
接続インターフェースと数は必ずチェック
またモニター側の入力端子を事前確認することにプラスして出力端子の種類と数にも注意する必要があります。
※特に2面以上のマルチモニター化の場合
※「ASUS GTX1650-O4G-LP-BRK」、「ZOTAC ZT-T16520H-10L」や「Gigabyte GV-N1650OC-4GL」には「HDMI+Displayport+DVI-D」の3端子が各1個装備
更に「Gigabyte GV-N1656D6-4GL」には「HDMI×2+Displayport+DVI-D」で、最大4枚のモニター接続が可能。
そして今回の候補 MSI「GTX 1650 4GT LP」は
- 接続可能なモニターは
2枚まで - 出力端子は
HDMI(v2.0)と DVI-D(デュアルリンク)の2つのみ
最近のモニターのほとんどにはHDMI端子はついていると思います。
しかしマルチモニター化したい場合、当たり前ですがDVI-D接続できないモニターだとアウトなので注意。
特に今回のように内臓GPUが無効化されているCPUと同時に組む場合、CPU側の内臓GPU(マザーボードの出力端子)からの出力も併用できません。
もしDisplayport接続したい場合は同じく安価なASUS製があります。
樹脂製(?)バックプレート付
第1世代なのになぜか高額なGigabyteの3系統出力&オーバークロックモデル
最大4つの画面接続なら唯一の選択肢であるGigabyteのGDDR6モデル
DVIも含めて3画面出力出力可能なZOTAC
ちなみに手持ちのエプソン・モニターがHDMI+DVI-Dという構成なのでコダワリは全くなし。
予算を抑えるため5つのモデル中一番安価なMSIに決定。
構成まとめ
以上を踏まえての構成は
- ケース IN-WIN IW-BL634W/300B2(300W電源付)@16,300円
- CPU Intel 12100F @16,300円
- CPUクーラー Noctua NH-L9i-17xx @6,100円
- マザーボード ASUS PRIME B660M-A D4 @15,200円
- GPU MSI GTX1650 LP @24,500円
- メモリ Team ELITE TPD416G3200HC22DC01-EC @6,500円
- キーボード&マウス ロジクール MK245n WH @2,900円
- アクティブスピーカー Edifire ED-R12UWH @2,900円
小物まで入っていますが、2022年12月初旬での新品合計はおよそ9万円。
(ケースはたまたま半額の中古品を発見したので幸運でした)
PCパーツは現在相場が高めで時期が悪いです…
ストレージを最低限で組み込むと10万円以内というところでしょう。
ただWindows OSも別途必要となるとかなり高額になります。
幸い過去に購入して現在は使用していないWindows10パッケージがあったので、そのプロダクトキーで認証完了。
また12世代CPUを使うならCPUの反り対策品を保険としておすすめします。
CPUの反りとは?という疑問には以下の記事で対策品などを含めて紹介しています。
※性能差は恐らくありませんが、Thermallightの接着剤はみ出し問題も事例を挙げています
追記:Windowsのライセンス認証【プロダクトキーを確認したい】
組み立てした新個体は2台のSSDのみ再利用。
組立て後、Microsoft公式サイトからUSBメモリにツールを入れてOSインストールを行いネット接続します。
設定>更新とセキュリティ>ライセンス認証 の流れで表示させると「Windowsはデジタルライセンスによってライセンス認証されています」と表記済み。
ここで疑問です。
マザーボードから何からSSD以外は元構成と全く違います。
しかもOSインストール時にプロダクトキー入力を省いています。
では一体何のプロダクトキーで認証されているのか?という疑問が沸きます。
後日ライセンスが外れるということは避けたいので、まずプロダクトキーを調べます。
注意するのが「Windows10 プロダクトキー確認」などでGoogle検索すると出てくる、コマンドプロンプトで「wmic path SoftwareLicensingService get OA3xOriginalProductKey」と入力するコマンド。
これは基本的にプリインストールされているメーカー製PCに有効な調べ方で、自作でOS別個に購入しているケースでは表示されません。
やり方は
- フリーソフト「ProductKey」(Google検索)
- VB Scriptを作って確認する
の2つ方法があります。
管理人は2番目のVBscriptをサクッとコピペして確認しました。
作り方は下のプルダウンを開いて確認してみて下さい。
作成したファイルをダブルクリックして出現する小さなウィンドウ内にキーが表示されます。
同時に「Save to a file?=ファイルに保存しますか」と聞かれるので、「はい」をクリックするとキーを記載したテキストファイルがデスクトップ上に作成されます。
…というやり方で確認したのですが、どこかで見たことあるキー配列。
「VK7JG-NPHTM-C97JM-9MPGT-3V66T」!
いわゆるWindows10の汎用キーで認証されている状態でした。
いや、認証されていると言って良いのでしょうか…
Windows7などからアップグレードするとこういった汎用キーになるのは聞いたことがありますが、今回は「ほぼ」新規のハードウェア構成なので「ライセンスされていません」と表示されると思っていたので謎です…
これでは今後が心配なので、ほかのPCからOS削除したWindows10 Proのパッケージのプロダクトキーを入力してすんなり認証完了。
過去MicrosoftアカウントとOSを紐づけもしていないのに案外簡単にでした。
なお今回のPCは以前の記事【 Intel Core i5 12400+GTX1650LP:旧製品で作るスリムな副業PC 】と組み立て方がほぼ同じなので参考にしてみて下さい。
デフォルト設定のIntel 12100FとGTX1650 LPの実力
マザーボードの設定でCPUの特性は少しかわりますが、特に触る必要性がないのですべてASUSデフォルトです。
まず起動からして想像以上に俊敏でエントリー構成なわりにサクサク!
(2022年12月まで使用した)旧世代の8700kよりも高速です。
8700Kと比較して1200系のシングルスレッドの素性の良さゆえでしょう。
ちなみに目安のため軽めの簡易ベンチとしてCPU-Zを回し、HWiNFOで温度確認。
マイクラのスタート機としては充分に良い性能です。
次に8700K@ALL4.7GHzの結果。
片やデフォルト設定の12100F、片や全コア4.7GHzのちょいオーバークロック8700K。
8700Kのシングル性能、まさに涙目です。
なんと20%以上の差が出ました。
12100Fの圧勝ですね…
マルチスレッドスコアはスレッド数で何とか勝っていますが4世代も離れると産廃扱いされるのが分かる気がします。
Intelの1200系は上位モデルでは「爆熱」とか「消費電力がヤバイ」と以前よく聞いていましたが、下位モデルだと特にそんな印象も感じません。
CPU-Zは負荷がそれほど重いわけではないので温度はこんなものかと思います。
※13900Kを使った記事では、発熱状態の把握と安定性を見るためOCCTを回していますが、今回のCPUでは不要と判断。
更に参考に12100(-F)の1つ上位となる「12400」のモデルでは下の画像の状態です。
Intel Core i5 12400+GTX1650LP:旧製品で作るスリムな副業PC - 電子徒然雑記 (creas-labo.org)
ゲームに必要なシングルスレッドのスコア的にも温度的にも似たような感じです。
ベンチ時間が短いのですがどちらも最高49℃で両方ノクチュアのCPUクーラーですが、とても静か。
12100Fの4コア8スレッドの安さ、12400ぼ6コア12スレッドのマルチスレッドの底上げを狙うかは、プレイするゲームのマルチスレッド対応状況などお好みとなります。
ベンチを走らせたところで実効性能がそのまま実ゲームに結びつくとは限りません。
参考程度の数値ですが12100f+GTX1650の結果は上々。
さて気になるマイクラの実FPSですがドキドキしながら確認すると…
マイクラ:全て描画優先、16チャンク
(黄昏の森mod以外はOptifineを導入済)
心配をよそに余裕でした。
・黄昏の森1.19.2
・銃mod 1.12.2
・Train(電車)mod 1.7.10
いずれもFHD解像度でほぼ60FPS張り付き可能。
遅延を気にするような構成ではないので垂直同期はオンのままです。
144Hzのモニターに慣れていたりすると違和感は感じますが、肝心のこゆび(8)の感想は「すごいサクサク!サンタさんありがとう」(あれ、父上には?)
ということなので本人が気にならないようなので良しとします。
試しに電車modで垂直同期を切ってみると500~600FPSほどは出るようです。
まだ大規模に路線を引いていないようですがこれだけ出るとは少し驚きました。
GPUの影響は案外少ないのかもしれません…
ワールドの重さにもよりますが将来的に144Hzモニターでも楽しめそうです。
次回はもっと重めのワールドで試してみようと思います。
次におまけで確認したフォートナイト:DirectX 12かつ中設定
動き回っていても55~60FPSあたりは出ますが、問題はGPUのファンノイズの大きさ。
上記HWiNFOではなぜかファン回転数の取得ができていませんが、ファン稼働率50%を超えるとかなりの騒音。
Afterburnerでファン回転のコントロールは可能ですが、早めに回しておかないと狭いケース内の温度が不安です。
特にデスク上にPCを設置しているとかなり気になりますので、今回の構成では中設定以上は非推奨。
そこで普段PCでフォートナイトをプレイしている長男のすすめでDirect X付近の設定を変更してみます。
(管理人はフォートナイトをプレイしたことありません)
フォートナイト:パフォーマンス設定(最低設定?)
見た目にテクスチャなどの品質がダウンしますがこの設定ならば負荷が低くて良いです。
GPU温度もかなり低く推移し、ファンも低速のまま静音で画質以外は文句なし。
60Hzまでのモニターを併用したマイクラ特化+フォートナイト低設定のPCとしては、省スペース・低消費電力かつ低騒音で扱いやすい構成になりました。
まとめ:スリムなマイクラPCは良いもの
こうしてみるとマイクラ特化型PCを作るなら
①CPUのシングルスレッド性能
②そこそこのGPU性能
③メモリ量(mod対策)
の順でパーツ優先度を図るべきです。
マイクラ特化型Cの構成でいくつか留意点があります。
過去に殻割り+クマメタル化し5.1GHz化した8700KにおいてもFPS寄与度は誤差程度。
更にマザー設定のIntel HyperThreadingのオン・オフもほぼ変化なし。
CPUのIPC(クロックあたりの処理命令数)の影響がより大きいのでしょうか。
マイクラではCPUの無理なクロックアップの恩恵が小さいため、12100のような低クロック・少コアのCPUでもシングル性能があれば意外とFPSが出ることが分かりました。
このCPUには純正CPUクーラーも付属しているのも財布に優しいです。
(ただし高負荷だとうるさいです)
また今回のGTX1650は、同じく補助電源なしのGTX1050・1050Tiと共にローエンドGPUカテゴリですが、比較的ゲーム向きと言えるでしょう。
ただし1650で低消費電力かつ低騒音で快適動作するのはFHD解像度くらいと考えておいた方が無難です。
またゲーム内グラフィックの設定では低設定推奨で最大でも中設定までに抑えましょう。
ロープロファイルのグラフィックカードでは負荷が高まるほどにファンが相当に騒々しいものになります。
次にmodや関わるデータを入れる場合。
メモリ容量は最低ライン16GBくらい欲しいです。
OSが重くなりにくい目安として、マイクラ以外に最低8GBほどは残しておくのが良いでしょう。
もちろんmodを使う場合は、マイクラ内のJavaの引数の設定にも留意が必要です。
管理人はプレイしたことがありませんが、長男が普段長々とプレイしているのがReal Train Mod。
相当数の列車データを入れているためか、快適に遊べるのは「-Xmx」の値は6GBあたりだそうです。
(3~4GB設定だと一瞬止まったりするそうです)
これを踏まえて次男PCでも長男PC環境と同じ構成としておきました。
少し触った感じ特に問題は無さそうです。
主にjavaのGC(ガーベジコレクション)での問題ですが、メモリ解放のタイミングでスタッターのようなカクツキ症状が大きく出るケースもあります。
またメモリクロックですが、過去に別のPCで上げたり下げたりしてみましたが、正直FPS寄与はそれほど無さそう。
今回手持ちの中古を再使用したストレージ。
たまたまm.2 NVMeを使用していますが、安価な2.5インチ型のSSDでもゲーム中の体感はほぼ変わりません。
よりコストと発熱を抑えるならば2.5インチ一択です。
最後に保険として使っても良いかな、と感じるのがIntel 12世代CPUの反り問題対策パーツ。
過去記事「Intel Core i5 12400+GTX1650LP:旧製品で作るスリムな副業PC」でも少し紹介しています。
マザーの分解に該当し保証がなくなる可能性もあるため万人にはおススメできませんが、噂のCPU反りを少しでも気にするのならば同時に装着がベター。
マイクラに加えてフォートナイトも低設定であれば低発熱・省電力で思ったより普通にプレイできる構成でした。
以上マイクラ9割、フォートナイト1割のマイクラ特化の快適エントリーPCの解説でした。
限られた予算でエントリークラスながらもマイクラなら何とかなりそうですね。
では!