こんにちは!現在1年半ほど前購入したロボット掃除機を便利に使っています。
しかし!新型の進化が凄くてゴマメの歯ぎしり状態のゆびきたすです!
近年ロボット掃除機の需要がますます高まっています。夫婦共働き、副業の推奨などとにかく時間がない人が多く、管理人もその1人。
そこで家事、とりわけ掃除はガッツリと時短で行いたいもの。ただ手抜きになるのは出来るだけ避けたい。そこでしっかり綺麗で楽なおまかせ掃除に欠かせないのがロボット掃除機。
旧モデルが評価も高かったDreameの最新掃除機を検証することになりました。
それが【DreameBot D10s Plus】という製品で、前モデル【D10 Plus】のブラッシュアップ版で、2023年6月23日のビックカメラ・グループで販売スタートした話題の製品です。
DreameBot D10s Plus|ビックカメラ.com (biccamera.com)
現在新型のD10s Plusは正規代理販売店として、ビックカメラ(ECサイトおよび店舗)、前モデルD10 PlusはAmazonのみで正規国内品として販売されています。
現在の某メーカーのロボット掃除機を購入して1年半経過し、当時のハイエンド機と比較できる絶好の機会と捉え、ザックリ比較しながら検証してみます。
ざっくり結論。良いのか悪いのか
一番印象的なのが、一連のロボット掃除機では吸引性能は現在最高峰ではなかろうか、という完成度でした。
掃除機での性能指標で【Pa/パスカル】という単位が使われる製品も多くありますが、この数値は真空度を表し、正確に言うと【ごみを浮き上がらせる力】のこと。
掃除機性能にはさらに空気を吸い込む力も必要で、これらを一定数値と共に掛け合わせた単位が【W/吸込仕事率】です。
実際にはゴミを掻く役割の【ブラシローラー】の機能性などもごみ収集力には大きく関わります。通常の掃除機で言えば【ヘッド】の性能も大きな影響があるよ、ということです。
5,000Paという真空度は昨今のロボット掃除機ではかなり大きな部類に入ります。これとブラシ形状などの相乗効果で実際に強い吸引力を実現していると感じました。
特徴はざっくり以下の通りです。
- 最大5,000Paの強吸引力
- フロアメインでは【吸う】と【水拭き】の両方OK
- AI+レーザーセンサーで高精度なマッピングと高度な障害物回避
- スマートホームデバイス(Google、Alexa、Siri)で音声コントロール可能
- 音は静かめ(個人的感想)
結論としてはゴミ吸引機として、とても調律の効いた賢いAIとレーザーセンサーで普段の掃除機掛けはこれ1台でOK!でも水拭き機能は注意してねということ。
ではDreameブランドを知らない方にも向けて順にざっくり解説します。
Dreame Technology 社の概要
会社正式名称は【Dreame Innovation Technology (Suzhou) Co.,Ltd.】です。
高速デジタルモーターの性能では業界有数のようで、急成長を遂げる家庭用床掃除機の総合メーカーで、中国蘇州で2017年設立の非常に若い企業です。
しかし企業規模は想像よりも大きく
- 資本金31,000万元(約60億円)
- 従業員数2,121名(2023年1月末現在)
日本法人は2021年設立。
法人データベース上の住所では一瞬バーチャルオフィスかと思い、尋ねてみたところ実際の日本法人マネージャや社員も常駐しているとのこと。今後ここを起点として販路・拠点を拡大予定のようです。
比較的若い会社のためサポート体制が不安視されることもありますが、すでに東南アジア圏や欧州では広く展開され実績はあるので見守っていきたいところです。
Dreame technologyは短期間に大きく拡大成長し世界に打って出ています。現在はロボット掃除機で知名度を上げていますが、独自のMotor技術をフルに活用して様々な家電製品や産業機械の雄として拡大していくでしょう。
また同ジャンル製品を発売している他の企業と違い、全社員の7割以上を研究開発人材に採用している理系集団なところが面白いところ。
Dreame (ドリーミー)、家庭用床掃除機の総合ブランド 日本国内初のメディア向けイベント「Dreame新製品体験交流会」を開催
日本での代理店はパソコンパーツなどでも有名な「CFD販売株式会社」です。想像するに日本での拡販における戦略的なパートナーシップな関係だと思われます。実際の製品への質問や問い合わせは下記のようになっており、Dreame technology社が直接対応を行います。
■Dreame アフターサービス
●窓口:Dreame カスタマサポートセンター
●電話番号: 0120-510-230 10:00〜17:00(※土・日・祝日除く)
●メール:
販売に関するお問い合わせ:sales@dreame.tech
マーケティングに関するお問い合わせ:marketing@dreame.tech
アフターサービスに関するお問い合わせ:support.jp@dreame.tech
DreameBot D10s Plusの概要
DreameBot D10s Plus の仕様
ここでは前モデルのD10 plusと前モデルD10、2年前に実売14万円ほどで販売されていた他社機種と比較してみます。
DreameBot D10s Plus | DreameBot D10 Plus | 2021年製R社ドック付 | |
---|---|---|---|
自動ゴミ収集ドック | 〇 | 〇 | 〇 |
ドックサイズ | 高 403 × 幅 403 × 奥 399mm | 高 303 × 幅 403 ×奥 399mm | 高さ383×幅314×奥 457mm |
ドックのダストパック容量 | 4L | 2.5L | --- |
ドックの定格消費電力 | 800W | 600W | 1,000W |
ドック内ゴミ捨てフリーの目安 | 約90日間 | 約65日間 | 約60日間 |
掃除機本体サイズ | 350 x 350 x 96.8mm | 349 × 350 × 96.3mm | 353x353x96.5mm |
水拭きモップ | 〇 | 〇 | 〇+超音波振動 |
モップリフト | × | × | 〇 |
LDSレーザーセンサー(暗闇OK) | 〇 | 〇 | 〇 |
AI障害物回避 | 〇 | 〇 | × |
リモートカメラ | 〇 | × | × |
吸引力 | 5,000Pa | 4,000Pa | 2,500Pa |
掃除機ダストタンク容量 | 570mL | 400mL | 400mL |
掃除機の定格消費電力 | 46W | 46W | --- |
浄水タンク容量 | 140mL | 145mL | --- |
バッテリー容量 | 5,200mAh | 5,200mAh | 5,200mAh |
最大実行時間(静音+モップ) | 280分 | 170分 | 180分 |
スマートホームデバイス対応 | Amazon Alexa/Google アシスタント/(Apple) Siri | Amazon Alexa/Google アシスタント/(Apple) Siri | Amazon Alexa/Google アシスタント |
以上が主な仕様となりますが、1年半まで購入した既存のロボット掃除機と比較すると価格は約半分近くでスペック的には上回っている項目もあります。基本的には既存製品と今回の製品、どちらもXiaomi傘下の企業の製品ですが共通して非常にマッピング精度が高く、かつマップ作製が高速です。
※国内代理店のCFD販売の公式ページはこちら
DreameBot D10s Plus を実際に使ってみた
使ってみた感想は
- マッピング精度、マッピングのスピード共に高レベル
- 障害物回避の能力の素晴らしい
- 吸引力が素晴らしくて騒音は比較的低い!モーターメーカーらしい技術力を感じられる
- カメラ付きでラジコン的な面白さもあり
- カーペットが多い部屋環境では水拭きは若干おまけ要素的
本体とゴミ収集ドックの設置
充電&ゴミ収集ドックは上写真の状態で箱入りにされていました。組み立ては不要です。
同梱物は
- 掃除機本体
- 水タンク+モップ
- 交換用ゴミ収集パック
- 取り扱い説明+スターターガイド
- サイドブラシ
4Lの大容量ゴミパック装着部分。スペアが1つ付属しています。
続いて本体部。こちらはクイックガイドに従い若干構成パーツを組み付ける必要がありますが、いたって簡単。
左右の緩衝材を取り外し。
本体向かって左側の底面のサイドブラシ。カチッと押し込むだけで組付け完了です。
続いてモップ。使用前に水で濡らして絞ったうえで装着します。
モップは左右の凸部をモップ側のポケットに差し込み、数か所をマジックテープで固定する方法です。
初めにマジックテープ側を止めると左右の凸部に入らなくなるため、先に仮固定。
上の画像ではモップ部を取り外しています。マジックテープは全部で3ヶ所あり、かなり強力に貼りつきます。
浄水を注ぐ穴ですがけっこう小さいため、細めの蛇口じゃないと入れにくいのが難点です。また給水量が140mLと思ったより少なめです。
ただ大容量過ぎると夏場の菌の繁殖するので考え物ですね。
あとはモップベースに取り付けられたら本体左右のロック部を合わせて差し込みます。
ドックの電源ケーブルが余る場合もありますが、ドック裏に配線を巻き付け収納できるスペースもあります。地味に便利な装備です。
本体とドックの物理的な準備はこれで完了で簡単でした。
スマートフォンアプリで設定
続いてアプリのインストール方法をザックリ解説します
Dreameアカウントとデバイス探索
本体の上蓋を開けると内部にQRコードがありますので、コレをスマホのカメラアプリ(もしくはQRコードリーダーアプリ)で読み取る、アプリストアにジャンプします。
インストール完了してDreameHomeアプリを起動します。Android版で約73MBほどのファイルサイズです。
Dreameアカウントがない場合は新規作成します。新規にアカウントを作りたくない場合には以下のアカウントで紐づけも可能。今回は新規にDreameアカウントを作成しました。
- Googleアカウント
- 電話番号
手順に従いアカウント作成が完了したら再度アプリでログイン。次にDreameデバイスをアプリに登録していきます。ホーム画面で「スキャン」でデバイスを追加します。
続いてDreameアプリからカメラを起動しQRコードをスキャンするための一時的な権限付与します。
ここでBluetoothとQRコードでデバイスIDなどの確認がなされ、スマホから見てデバイスが見つかりました。
ネットワーク接続
ここからはD10s自体のネットワークの設定へ移ります。
これで基本的には使用できる状態です。詳細な設定は使いながらお好みで行っていきましょう。
部屋のスキャンが完了・掃除を1度行うと「掃除履歴」と「クリーニング予約」の2つの設定項目が増えます。
設定項目で代表的なものを挙げるとロボット掃除機に必要な設定は一通り可能です。
- カーペットクリーニングの設定>カーペットブースト機能(検知すると吸引力アップ)
- 「好み」>モップ掛け設定で、走行スピードを落とす等
- 「AIで検知」>AI障害物回避の使用可否、ペット環境か設定(排泄物回避)、障害物の写真確認
- 「ロボット」管理>チャイルドロック、おやすみモード(就寝時の掃除再開や自動ゴミ収集を制御)
ラジコン的で楽しい:カメラ撮影機能を使ってみた
障害物検知用のカメラは非搭載ですが、障害物の撮影、外出先からの部屋内の確認などに使用可能。手順は3つ
- ホーム画面【リアルタイムカメラ】アイコンをタップしてプラグイン適用
- カメラに関するプライバシーポリーに同意する
- 認証コード4桁を設定
たった4桁なので脆弱と言えば脆弱ですが、利便性を考えるとあまりに長いコード入力は大変なので仕方ないところです。さて暗礁コード設定し、入力まで完了するとカメラ駆動できます。
いくつかガイダンスが出ます。動画撮影モードのときにはセキュリティ対策で3分ごとに音声を発するようです。
カメラ付きモデルは初だったためこれは面白いという印象。まさにラジコンで掃除もしないのに無駄に操作してしまいました。
因みに補助の照明などの装備はないため、真っ暗闇だと何も見えません。因みにレーザーセンサーのおかげで真っ暗闇の中でも壁に激突することなくスムーズに部屋をくるくる回ります。
アレクサ(Google/Siri)連携が可能!
昨今のロボット掃除機らしくD10s Plusもスマート家電との連携が可能です。
ただし手順がかなり多いのでご注意ください。
スマートデバイス連携において、追加で必要なのが
・Xiaomi Miアカウント
こちらが必要です。主にアレクサの【Dreameスキル】を使用するためです。中継サーバーを使った遠隔操作に対応するためかな、と想像。DreameとXiaomiはエコシステムというビジネスパートナー関係があるためでしょう。
おおまかな手順は以下の通りですが、2つサービスを連携させるには、外部から操作やセキュリティ面からかけっこう手間が掛かります。
大雑把には
- DreameアプリからAlexaをリンク
- AlexaアプリでDreameBot用のスキル(プラグインのような拡張プログラム)を登録
- すぐに事項してみるAmazonデバイスを選択(設定完了後は別の部屋のデバイスでも可能)
という流れですが、先のDreameアカウントに加え、スキル獲得のためにXiaomiアカウント(Miアカウント)が必須。ここが少し難儀ですね。因みに管理人はスマホをはじめXiaomi製品はいくつか使用しているので既にアカウント取得済。
詳細な手順は以下の「+」から参考にして下さい。
音声で操作する場合デフォルトの名前「DreameBot D10s Plus」という名前は長すぎてAlexa側で認識しにくいので、Alexaアプリ側から「ドリーミー」と名前を変更しました。
「アレクサ、ドリーミーをオン(にして)」
これで掃除が開始されました。
またDreameスキルのユーザーレビューで「オフにするとその場で停止してしまいドックに戻らない」という報告がいくつかありましたが、2023年6月下旬時点の管理人環境では問題なし。
「アレクサ、ドリーミーをオフ(にして)」
Dreame「掃除を終了し充電します」
これで自動的にドックに帰還しました。アップデートなどで改善されたのかもしれませんね。
因みにAlexaデバイスが4台稼働していますが、どのデバイスからでも操作可能です。複雑な指示はできませんが操作が非常に簡単で便利なのでAlexa使いにはぜひ試してほしい機能です。
Dreme D10sの優れた点
当製品の特長としてアナウンスされている「ゴミ収集能力」や「AIによる障害物検知」機能は広告に偽りなし!といった印象です。
- 5,000Paの吸引力が素晴らしい
- レーザー+AIカメラによる障害物自動回避は完成の域か
- 想像よりも騒音は気にならない
以降ザックリ解説してみます。
ゴミ収集力はさすが5,000Pa
掃除機という名の付く製品では基本中の基本の性能【吸引力】。付帯機能があれこれあっても掃除能力が低ければ使いにくさの原因になります。
現在まで使用していた既存の製品の吸引力は『2,500Pa』です。
今となってはスペック的に物足りないのですが、実際にはこれでキレイに掃除できていたので特に不満はありませんでした。
そこからの理論上2倍以上の吸引力の当製品。Paという単位はW数換算とはまた違った指標の1つですが、ダイソンなどを見ていると吸引仕事率(W)だけがゴミ収集に有利かというとそうではなく、以下のような複合的な組み合わせの結果です。
- ブラシ形状と材質
- 適切な回転数
- サポート役のサイドブラシの材質と駆動力
- 自走のスピードコントロール
以前コード付きのオーソドックスな掃除機で「吸引力命」で購入した製品での失敗経験から言うと、このあたりが高度にバランスしないと掃除機は使いにくさが目立ちます。
実際にゴミチリがどのくらい除去できるか検証です。
当家リビングでは洗濯物を畳むため糸くず、ダイニングでは子供たちの食べクズが点在していたりと生活上のチリゴミが多い状況です。
掃除前と掃除後で比較してみます。カーペット上の糸くずやチリは特に吸引しにくいので参考になると思います。
まずはとある日の掃除前の状態。洗濯物から出るチリゴミ、子供のご飯を落としたものやお菓子クズなどがアチコチにあります。実際はもっと濃いブラウン色のためかなりゴミが目立つので、毎日この惨状を見るとため息が出ます。
見えにくいですが髪の毛などもあります。
そして掃除後では強力な吸い込みで素晴らしくキレイになりました。
掃除機が通った吸い込み跡が残るのは初めての経験でした。既存の2,500Paの掃除機ではここまで吸い込み跡はつきません。2倍以上の吸引力は伊達ではなく、写真では見えませんが髪の毛も高い確率で除去できていました。
ただし毛足が長いカーペット(概ね4mm以上の毛足)は、ロボット掃除機全般機種が苦手なのでご注意を。
フロア部分では
- 静電気の影響でビニール系クッションマットの上
- 洗面所など湿気が多い場所
このような状況ではフロアに髪の毛が張り付きやすく、普通の掃除機でも吸い残しが出やすいことが多いです。そんな局面でも吸引力のおかげでかなり取れるようになりました。
硬度なレーザーマッピング+AIによる障害物回避能力が凄い
D10sのもうひとつのトピック【レーザーセンサー+AIカメラによる回避能力】です。
比較とした他社ロボット掃除機も(AI無し)レーザーセンサーによる高度なマッピングで、壁当たりなどは非常にマイルドでした。壁面が多少複雑になっても忠実にトレースしながら掃除をしてくれて感心したものですが、D10s Plusは更にその上を行きます。可能な限り吸い残しがないようなトレースをします。
例えば下写真のようなちょっとした凸凹部分。見た感じ袋小路に入り込んだように見えますが…通常はここから少しずつ角度を変えながら脱出のため何度も切り返します。
DreameBot D10sでは抜け出しが非常に速いと感じました。
凹凸自体は少し大きめに避けようとしますが直線部分に復帰するとほぼ壁ピタです。このあたりはレーザーセンサーの優秀さとAIの賢さの相乗効果でしょうか。
このほかカーテンに関しても既存機はレーザーセンサーからの情報からか、少しカーテンから距離を空けながら平行に走行するイメージでした。
対してD10sはカーテンをフワリフワリと撫でながら走行する印象。外から見ているとカーテンが順番にフワフワ動いていて誰かいるように見えて面白いものです。
吸引力数値から想像する騒音はそれほど気にならない
今回特に気にもしていなかったところにも変化がありました。当家の奥様が
「掃除後のドックのゴミ収集音がすごく静かになった!」
と感激していました。音量が下がったというよりも高音域のキィィィンという音質がかなり緩和されたイメージ。
他のメーカーもそうですが、初めて使うときドックのゴミ収集音は結構びっくりするほどの音量です。音の傾向としては、大音量の業務用掃除機が近いと思います。
なおうるさいと言われるダイソンなどよりも遥かにうるさいのですが、夜の就寝前に掃除機掛けを行うケースでは騒音がかなりマシになりました。
設定ではデフォルトで夜間22時以降はドック内への自動ゴミ収集しない設定となっています。この辺りはライフスタイルに合わせて調整してみましょう。
DreameBot D10s Plusの注意点・留意点
最後に「ここがもっと改善すれば最高」と感じた部分を紹介します。
- モップリフト機構がない
- 消耗品の販売経路
- カメラ機能に対して補助の照明がない
カーペットの多い部屋ではモップおまけ的
D10s Plusには前モデルと同じく
- 振動するタイプのモップ
- モップを床に押し付ける機能
- カーペット検出すえうるとモップ部がリフト(持ち上がる)する機能
これらの機能は搭載されていません。モップ機能でカーペット走行中は水量制限するようです。
試しにカーペットやコタツ布団上を走らせてみたところ、モップ自体に水分が含めれるためやはり濡れてしまいます。
カーペットがある場合は掃除区域に指定するか、モップ自体を外しておく必要があります。
D10s Plusが最も得意とするのは濡らして困る心配のないオールフローリングですね。狭小住宅かつカーペットエリアの多い管理人宅ではモップを取り外して使っています。
なおこのモップに関しては強力な別ジャンル製品を投入する予定なので後ほど記事にする予定です。
消耗品の販路はこれから
機械であることから、メンテナンスはしっかり行わないと長期使用は望めません。
基本となる消耗品ですが、サポートに確認したところD10sシリーズの発売日(6月23日)から3ヶ月以内に、ビックカメラとAmazonで販売展開するそうです。
特にAmazonでは互換性ありと謳う3rdパーティ製が多く、適合に疑問符が付く場合もありますのでご注意下さい。
カメラは明るい環境のみ有効
カメラの紹介の項目でも解説しましたが、基本的にリモートカメラで、遠隔で画像や動画確認する機能です。
カメラには補助灯などはないため、照明がない真っ暗な状態だと機能しません。(半面でレーザー(LDS)センサーが非常に優秀なため、真っ暗な環境で掃除しても壁に激突するということは発生しません)
まとめ:中国発のロボット掃除機の進化とコスパに驚愕
この掃除ロボットは、部屋全体を覆うことができるように設計されており、壁や家具に当たらないように、センサーを備え、さらにAIシステムにより、部屋のレイアウトを短時間で認識し、最適なクリーニングルートを割り出します。
DreameBot D10s Plusは、硬めのフロアから短毛カーペットまで、さまざまな床材質に対応できます。吸引力は5,000Paと強力で、ダストやペットの毛、小さなゴミなどを強力に取り除くことができます。既設の製品2,500Paと比較してもカーペット上の髪の毛の吸い込み力は歴然と違いました。
またスマートフォンアプリから制御することが可能。アプリを使うと、ロボットのスケジュールを設定したり、クリーニングプランをカスタマイズしたりすることができます。また、遠隔操作でロボットを動かすオモチャ的な面もあり楽しい製品です。
そのアプリにおいてスマートデバイスとの連携も可能です。今回はAmazon Alexaと連携して単純な掃除の開始と(途中)終了の指示ができます。
水拭きモップ付ですが、モップ機能自体はベーシックなものだけに部屋によっては取り外した方が使い易いケースもあります。
けっこうアラ探しをしたのですが、モップリフトの非搭載を除けばかなりデキル家電でした。
そんな中でDreameBot D10s Plusの特徴は
- 強力なゴミの吸い込み能力で1度の掃除機掛けで満足
- 自動でゴミ収集し、最大90日間はドック内のごみを廃棄する手間が省ける
- AIカメラ+レーザーセンサーで高精度なマッピング&障害物回避能力
- 特にフローリングでは2in1(掃除機+水拭き)機能が捗る
何度も掃除をさせる必要ない強力な吸引力、高精度なレーザー+AIマッピングなどロボット掃除機の基本がしっかり押さえられた良品です。DreameBotは時短家事には欠かせない家電パートナーとなるでしょう。
Aiに関することでは今後のバージョンアップなどで更に賢くなる可能性も高いだけに期待値も高いと言えます
より高精度な3Dマッピングやモップリフトやモップ自動洗浄&自動乾燥など至れり尽くせりの機能性を求めるなら最上位の【Dreame L10s Ultra】が有力候補になります。(超多機能さが売りですが高価格帯の製品になります)
とにかく掃除機掛けをキッチリ短時間かつコスパも重視!
DreameBot D10s Plus|ビックカメラ.com (biccamera.com)
そんな方々にはD10s Plusがおススメの製品となっています。朝キレイに掃除された状態はメンタルにも良いですよ。
もっと使い込んで気になることがあれば記事を更新していきたいと思います。
では!