こんにちは、チェアー仕事が爆増のゆびきたすです!今回は電子雑記ならぬアナログ雑記記事です
みなさま、柔らかい座面が好きですか?
それともシッカリお尻を支えてくれるガッチリ系が好みですか?
柔らいクッションはお尻が沈み込みやすく姿勢が乱れがちになります。そのため腰痛を重くするケースもあり、座る際は正しい姿勢をキープする意識がつねに必要です。
油断するとどうしても腰痛を発症してしまうため、しっかり腰を押してサポートしてくれる硬めのチェアーに興味が出ました。
そもそも管理人が猫背体質で姿勢が悪いことが一番の要因なのですが…
そこでワークチェアーとして評判の良い「Stealcase Gesture」を、試座をまったくせずに購入してみました。また知り合いの家具代理店の社長に奨められたことも背中を押された理由です。
また当記事では管理人がこのイチかバチかの賭けに出た結果、自分の短足さに右往左往したネタも紹介します。
Stealcase Gestureとは
世界出荷台数ダントツNo.1と言われるStealcase(スチールケース)。
その多数のラインナップの中で「Gesture」はハイエンド帯に位置する多機能チェアーです。昨今の円安基調ゆえにヘッドレスト付モデル(後付け不可)はかなり高額になっています。
まずカタログスペック。
ちなみにどのチェアーも微妙な個体差があり、自分にフィットしそうなギリギリのサイズ感で選択すると失敗することもあります。
とくに高さ方向の数値。
座った時の印象に強く関わる部分の寸法を調べてみました。
床面から背面上端まで(最低ポジション時) | 997 mm |
床面から背面上端まで(最高ポジション時) | 1124 mm |
床面から座面上端まで(最低ポジション時) | 407 mm |
床面から座面上端まで(最低ポジション時) | 534 mm |
座面サイズ(幅×奥)※奥行きは最大に引き出した状態で計測 | 508 ×(実測値)480 mm |
床面からアームレスト上面まで(最低ポジション時) | 569 mm |
床面からアームレスト上面まで(最高ポジション時) | 832 mm |
チェアーはメーカーの計測方法によりカタログスペックと若干の相違がある場合があるため実際にメジャーで手計測してみました。
ここで分かったのは下画像のように特に座面に高さがカタログスペックとかなり異なっていること。
実測での最低高はおよそ450~455mmほど(座面中央付近)で個体差にしては大きめです。
この事実が記載されている紹介記事は皆無なので、自分のGestureだけが高いのか?と不安になります。
座面高はそれほど気にせずに購入しましたが、数値は何も知らずに座って感じたのが、
なんか思ったより座面高くね?
管理人の体形は身長173cm・体重70kgほどですがあきらかな胴長短足体。
足の裏は完全に床に付きますが、ヒザの裏あたりに少しだけ圧迫感を感じます。
感覚的にはあと5~10mm下がれば多くの人にとって調整幅が広がりそうです。
これについては次章でチェアー自体の全高を低くできないか試行錯誤したことを紹介しています。
話を戻しレビューブログでメリットとして必ず挙げられるのが
- 自由自在に調整可能な4D稼働のひじ掛け!
- 座ったまま座面の奥行調整ができる!
- すべての調整レバーが右側に集中!
- 稼働領域が広いヘッドレスト!
なお【3D LiveBack】という、背に体重をのせて左か右片方に荷重を掛けると背面が若干追従する機能がありますが頻度の面で少ないため割愛。
Gestureの機能で一番特徴的なのがアームレストの動きでしょう。
使ってみるとなるほど便利なもので様々な体形の方に合わせやすい稼働領域の広さ。
次に管理人がGestureの便利機能ベスト3に数えたいのが「座ったまま座面の奥行を変更できる」機能。腰を浮かす必要もないわけです。
ワーク時は座面やや短めで使い、リラックス時はやや長めに出してアグラをかいたりフレキシブルに使えます。シート幅は500mm超のためゆったりしています。
最後に操作レバー・ダイヤル類がすべて右側に取り付けられていること。
操作系が片側に集中しているので操作にマゴつくことはほとんどありません。
といった具合にチェアーの機能性としてはほとんどを網羅している調整箇所の多さと、操作しやすさへのアイデアが決め手の製品です。
いわずもがなヘッドレストの稼働域もそこそこに広いので使い勝手は良好です。
しかし購入時ヘッドレスト無しにしてしまうとヘッドレストの後付けができないのがネッです。
さまざまな体系の方に合わせやすいチェアーなのは情報通りです。しかし胴長短足や身長が低めの方には要注意なチェアーです。
それはデメリット項で解説します。
Gestureのメリット4点
上記のように多くの特徴がありますが、管理人がStealcase Gsetureで大変気に入ったのは
- 背面のSカーブのフィット感と硬さ調整の妙
- 主張の控えめなランバーサポートが痛くない
- 猫背体質で背筋・腹筋を緩めてもシッカリ支えてくれる背面
- リクライニング時のひじ掛け・座面の位置のバランスが絶妙
背面・座面ともに非常によく考えられたのチェアーです。
ともすれば姿勢が乱れがちでしたが、Stealcase Gsetureを得て座り方そのものが変わりました。
深めに座りそっと背面に腰を預けるだけで自然なS字をキープきるようになり、猫背体質でも正しい姿勢での作業がとても楽になりました。
そして休憩時のリクライニングがまた非常に優れていて、倒した時の「座面角度」「ひじ掛けの角度」「背面の支え方・角度」3つが非常に気持ちの良い位置にピッタリフィットします。
この気持ちよさは試座しないと絶対に分からないです。知らずに購入した管理人にとっては、かなり良かったオマケ要素でした。
リクライニングの気持ちよさは今まで座ったチェアーで一番!
180°できるゲーミングチェアーよりかなり良き!
Gestureの注意点と対策
ここでは管理人が感じた注意点を紹介します。以下の3つには注意してください。
- 座面はやや硬め
- 最低位置でも座面が高い
- 座っていないと軽くブレーキが利くキャスター
- ヘッドレストは後付けできない
体重を支える硬めの座面
モッチリ感が強くでコシの強い印象の座面。クッションは全体的にはかなりのシッカリ感です。
とくに体重の軽い方はクッションの反発感を判断するため絶対に試座するべきでしょう。
ただ体質に合っているか否かはできるだけ長時間、せめて20~30分は座り続けたい…
でも店舗ではハードルが高いかなぁ
購入時は若干お尻が痛くなりやすかったため、薄手の自動車用クッションで対策。
置いた感じは形やサイズが程よく近くてよそれほど違和感なしです。
お尻が痛くなるのを防ぐクッションは厚い製品が多いのですが、こちらの商品は程よく薄型。ただし潰れるとは言え座面高が多少上がるので注意してください。
身長が低い場合、それでも足が浮くと思うので下画像のような製品を使うと良いでしょう。
3年ほど前から使っていますが、個人的にデスク周りの小物のヒット商品。足場にする場合のポイントはできるだけ硬めを選択すること。柔らかいとヘタリが速いためです。
使用中の製品は3年間踏み続けてきたため、カチカチに近かった当初に比べてヘタって(=柔らかくなって)きました。残念ながら現在は廃版製品ですが、先のゲーミングチェアー導入時から使っているクッションですごく足回りが快適になります。
ちなみにAmazonなどで「フットレスト クッション 硬め」で検索するとたくさん出てきます。
公表されている仕様よりも高い座面高
管理人が一番気になったのが座面の高さ
高低調整のシリンダー最低時407mmと記載されていますが、座面の最も低い部分の実測はなぜか430~440mmあります。
実際にその感覚を試す場合には現在お使いのチェアーで座面高440mmあたりに調整してみると良いでしょう。最低高以下にはできないので膝裏へのあたりや圧迫感などに注意が必要。
なお5mmだけダウンさせることができたので、その方法は失敗例と併せて次章で解説。
(おまけ)座らないとプチブレーキが効く
自室に設置したGestureをクルクル回そうとすると
あれ、これキャスターの動きが渋くて動かしにくい…
座っていない状態でチェアーを動かそうとするとかなり重く、その場に粘る感じ。
30kg近い重量のためもあるかもしれませんが、65mmの大径キャスター採用というのでコロコロ軽く動くことを想像していました。
しかし座ってみて動かすと明らかに軽い。
実は数少ないブレーキ付キャスターとのこと。ブレーキというほど聞いているわけではありませんが、座っていない状態で軽く抵抗がかかる仕組みのようです。
- 双輪キャスターのウレタン部のグリップ力が非常に強い
- 30kg近い重量物がガッチリ床をとらえている
地震などの揺れなどで動きにくいという意味では安全装備の1つかなと思います。
ヘッドレストは後付け不可!
公式のレストあり・なしの写真と比較すると分かりますが、背面パネル上部の形状が異なります。
そのため、もしヘッドレストなしを購入すると
ヘッドレストが欲しくなってきた!
いまのチェアーに付かんで。本体ごと買いなおしコースだ!どうだ怖いだろ
しかも公式を見るとヘッドレスト付きはなんと【+55,000円】
鬼畜のような価格差なのであれこれ迷いたくない場合には、初めからヘッドレスト付をオススメします。リクライニング時はレスト有が断然快適です。
Stealcase Gseture 座面を下げる方法
次はStealcase Gsetureで残念に感じた「もう少し低くしたい」ことでやってみた2つの方法を紹介。
最終的に大きくダウンさせることは叶わずおよそ5mm下げることが限界。ただ管理人にとってはこれだけでも快適性はアップしました。
ただしアームレスト位置も同じように下がるため、例えばデスクの天板高によってはアームレスト位置が低くなる問題も出ることには留意して下さい。
座面を下げようとした場合、一般的には2つの方法があります。
- 昇降シリンダーを変更する
- キャスターをより小径なものへ交換する
【失敗】汎用のショートシリンダーに交換
手順としてはまずシリンダーから行ってみました。
こちらの方法はうまくハマればベストな結果が出せる方法ですが、Amazonなどでショートタイプ(もしくは短尺)と謳われている製品を使ってみた結果、事前の採寸方法がマズく失敗に終わりました。
下画像は取り外されたシリンダーと購入したショートシリンダー。それぞれアウターとインナーで成り立っています。
パッと見の各部のサイズは以下の通り。これはシリンダー長が長い短い問わずほぼ同じ。
- アウターの最も太い部分の直径は50mm前後
- アウターの細い部分の直径は40mm前後
- インナーの直径は28mm前後
また一番気にすると思われるシリンダー自体の全長は決定事項にはならず、Gestureのシリンダーで注意すべきは次の2点。
- 直径50mmから40mmへのテーパー部からインナーシリンダー先端までの距離(※テーパー部がキャスターアームへハマる部分)
- シリンダーのシート側アンロックのボタンの長さ
まずそもそもGsetureでは、多くのチェアーのシリンダーと直径40mm部分のアウターシリンダーの長さが異なります。
Stealcase Gsetureの純正と汎用品のシリンダー形状の比較です。
並べると分かりますが上側となる直径50mmから直径40mmへすぼんだ部分の長さがかなり違います。
また50mm直径部分に関してはGesture純正の方がやや短いです。
なぜここが長いかはおそらく「長いストロークのシリンダーの下端部をできるだけ下げるため」であろうと想像します。
社外品はパッと見40mm部分の短さに目が行きますが、
テーパー部から最短に縮めたインナーロッドの先端までの距離が最低座面の高さを決定づける
重要なポイントです。
下はシリンダーを最短に縮めたときのイメージ図です。
キャスターアームにハマる位置を揃えると分かりやすいです。
キャスターアームに噛み合う部分を基準にすると純正の方が短く、座面高はアップしてしまいます。
つまりシリンダー全長よりもテーパーになっている位置から最低座面位置に縮めたインナーシリンダーの先までの距離が分かれ目です。
純正と並べた瞬間「やべぇやってしまった」と。とりあえず入手したショートシリンダーをイチかバチかで取り付け
キャスターアーム下部のシリンダー突き出し部の拡大図です。
汎用品は直径40mm部分がかなり短いためキャスターアームの下側へまったく突き出ません。
なお下に突き出て見えるのはシリンダーではなく、キャスターアームの下側を支える一体成型部分です。
案の定、先のテーパー部からインナーシリンダー先端部までが純正よりもやや長く、座面が15mmほどアップしてしまいました。
ということで汎用品での座面ダウン計画は失敗。しかしそれよりも深刻な事態に。
シリンダー先端の昇降用のボタンの長さの違いから来る不具合が発生します。
比べるとStealcase Gsetureの方は一般的なチェアーのものよりもアンロックのボタンの高さが低いということ。
チェアー本体側へシリンダーの頭が入る部分を見てみます。
まず下の写真は昇降レバーを操作しない通常時とレバーを上に引っ張る昇降時で比較。中に見える白いパーツがシリンダーのボタンを押す機構。
昇降レバーを上に引っ張るとテコの原理でアンロックボタンを上から下へ押す仕組みです。このボタンが押されるとシリンダーが伸長します。
発生したのは、シリンダーをチェアー側に差し込んだ時点で常時アンロックボタンが押された状態になったことです。
この状態は、チェアーの昇降用のレバーを常に引いている状態に等しくなり、
- 座ると最下端まで下がる
- 立つと最高位置まで上がる
チェアーのリフト機能が事実上死んでしまった…
適当に買ったりするからでしょ。。。ていうか昇降ボタンの長さが違うとは気づかんわな
ということで装着から3分後には純正戻しでした。トホホな状態。
Stealcase Gestureのバラし方の詳細
なおGestureをバラすにはパイプレンチというツールが必要になります。インナーシリンダー径が約28mmくらいなので、ギリギリは使いにくいため余裕を見て40mm弱のものが掴めればOKです。
Stealcase Gestureのバラし手順
シリンダーに異常がない場合、元に戻すために純正パーツをできるだけ壊さないように取り外す必要があります。
実は先のパイプレンチだとインナーシリンダーに必ずキズが入るため、まず【ベルトレンチ】なるものを購入。
硬く締まった水道の丸型塩ビパイプなどを回すツールですが、シリンダーのグリスをブレーキ&パーツクリーナーで完全除去してもベルトが滑って不可能。何度もトライすると今度はベルト部分がちぎれ始めたので中止。掴む力がもっと必要のようです。
そこで管理人の父親が倉庫に転がしていた年期ものの汚いパイプレンチを発見。こちらでグイグイ回すと
1回転しないほどで「グルン」と緩みました。あとはゆっくり引き抜くだけです。
インナーシリンダーの先端部がお披露目されました。
続いてキャスターアームからアウター&インナーシリンダーを引き抜く方法です。
ネットで散見するキャスターアームを叩く方法ではラチがあきません。そもそも何度も叩きたくないですよね。
確実に抜くためには
- 重量の重いハンマーが最適(木製は衝撃が入りにくいため)
- シリンダーのみが逃げる空間にキャスターアームを置く
- アウターシリンダーのお尻を直接に硬いハンマーでまぁまぁの力で叩く
ハンマーはこれまた管理人父の愛蔵の品。下の木製は未使用。
2番目の状態を作るのが難儀なので、管理人は新聞紙の山を使いました。
外れたシリンダーが意図しない方向へ飛ばないように隙間は狭くしました。
- 注意すること
- 新聞置の山で作った台は、シリンダーを叩いた瞬間圧縮>>>次の瞬間元に戻るのでキャスターアームが飛んでいかないように対策が必要。
管理人は盛大に飛ばしてアーム部に小キズを入れるハメに…トホホ(3回目)
あて木などをあてがいたいところですが、それをすると木が緩衝材になってしまうので新聞紙1日分くらいを当てがって思い切って叩きます。
1回目はビビって少し優しめになってしまったので2回目で無事ガコン!と抜けました。
純正シリンダー、コンクリ・ヒット…だからあれほど下に何か敷いとけって言ったのに…
いろいろとキズものにしてしまいましたが、次は大丈夫と心に想い終了。
壊した!壊れた!Gesture純正パーツの入手方法
意図せず故障が出た場合にはStealcase公式で購入した場合は公式へ問い合わせましょう。とにかくまずは購入元ですね。
逆に管理人のようなことを行って「壊してしまった」場合や中古で購入したケースではそうはいかないときも。
その場合には実費となりますが
国内の正規代理店である内田洋行の子会社「ウチダテクノ」へ問い合わせてみましょう
親切に短期間で回答してくれます
お問い合わせ|内田洋行 部品販売サイト (uchida.co.jp)
ジェスチャーチェア 事務用チェア の部品・消耗品一覧|内田洋行 部品販売サイト
ほとんどのパーツが取り寄せ可能のようです。
例えば当該純正シリンダーの場合も取り寄せ可能。ただし輸入品となるため高額なのが覚悟が必要。
- 内田パーツNo.5-990-9991(Stealcase No.442C9401SR+色)「 Gestureチェアー用上下ガスシリンダー」
- シリンダー+送料で3万円かるくオーバー
- 納期はおよそ2ヶ月弱(都度要確認)
ほかにもヘッドレスト関連などGestureに限らず取り寄せが可能のようです。
キャスター交換で座面の若干のダウン
気を取り直して…
安価な事務チェアーは50mmや55mmが多いなか、Stealcase Gestureのキャスターホイールの直径は大型の「65mm」ウレタン製です。そして最初から品質の悪くないパーツが選定されています。
基本となる純正キャスターの場合の純正シリンダー下端から床までの距離はおよそ18mmです。
テスト1:直径50mmの双輪ウレタンキャスター
最初に試したのは50mmのもの。以前ニトリのリカルドで交換したナカバヤシ製のウレタンキャスターです。
65mmから50mmで半径分およそ7.5mm下がる予定です。
そして結果は「下がりすぎ」で失敗!
キャスターとキャスターアームの取り付け高も異なるため17mm以上もダウンしました。カーペット上では1mmは誤差みたいなのものなので毛が立っているところではシリンダーの底面が擦ってしまいます。
幸いにも床にカーペットなので動かすたびに「シュリシュリ…」と何か擦れる音がして気づきました。個体差を含めると木床だとかなり危険です。
ここからあと2、3mmほど上がってくれれば最高でした…
テスト2:直径60mmの双輪ウレタンキャスター
次に試したのがサンワサプライ性の「大型キャスター」という製品でGesture純正比でキャスター直径マイナス5mmです。
ダウンする理論値は半径分のおよそ2.5mmでかなり微妙な線です。
幸いキャスター取り付け位置の高さにおいてサンワサプライ製の方がほんの少し低いようで、手計測値13mmの実質5mmのダウン!
シリンダー底面もシッカリ逃げています。ちなみに純正の座っていないときのブレーキ機能は失われます。
そして肝心の5mmの差は、数値的に大きな差ではありませんが体感できる変化でした。あと少しだけ!を所望する場合は候補になるかもしれません。
(番外)それでも足がつかない場合の最終手段
ありきたりですが、足元に硬いクッションを使いましょう。これでずいぶん足が楽になりますよ!
もともとゲーミングチェアーの座面が高めだったため購入していたもの。通常の柔らかいクッションや低反発なものは適しません。足のパワーって凄くてナマクラなクッションだとへたってしまいます。できるだけ硬い高反発なものをおススメします。
管理人は購入してから3年、いまだに使っているクッションがあります。何千回も踏み抜いてきたので、さすが柔らかくなってきたかな?という印象ですが意外にもっています。
Steamlcasae Gestureのメンテ
高額なチェアーだけに大切に使いたいと思うことでしょう。
管理人が15年のオフィス家具営業を行ってきたうえでおススメのメンテ方法を紹介します。
- アームレストや布生地の簡単なメンテは精製水とマイクロクロスで
- シリンダーの昇降時に段付き感を感じたらシリコングリスで(CRCなどのスプレー系は非推奨)
まず普段の簡易メンテナンスで一番頻度が多いもの。ちょっとした汚れを取る場合には洗剤などは不要です。
クリーナー系は布生地や素材への攻撃性が不明なものが多いため、薬局などで入手できる精製水でOK。液晶パネルを含めたデスク周りはキズの心配や薬品特性の面から精製水一択です。
ボトルそのままでは使いにくいので100均ショップにて調味料用のスプレーボトルを併用しています。
過去液晶パネルなどのメンテに関して作成した記事も参考にしてみて下さい。
次に潤滑性能の復活。
こちらは成分にもよりますが、流れやすいCRCなどのスプレー系は厳禁です。
必要なのは粘度が高く長期保持できる半ネリタイプのものです。二硫化モリブデン入りのような耐圧性までは不要です。
グリスの硬さをあらわす「ちょう度」は2号あたりで充分です。ただチェアーをバラさないと細い隙間には塗り込めないのでメンテ次第でしょうか。
今回バラしのためにインナーシリンダーを強烈に脱脂したこともあり当製品でメンテしてみました。スプレー式ではもって1日だったのが1週間以上たってもスムーズ。
まとめ
今回はデスク周りで改革したい場合、大きな変化を生むチェアー:Stealcase Gestureと、座面高改善で四苦八苦したことを紹介しました。
個人的に「今年買って良かったモノ」リスト入りの製品です。
座面の硬さが一番気がかりでしたが、約2ヶ月間座り続けた結果、
なんか慣れてきて、お尻痛くなくなっちゃったわ。なんか馴染んだ感じ
当初やはり硬い気がして薄手のクッションをすぐに購入して、痛いときだけクッションを使うなどしていましたが、ここ1ヶ月はクッション無しで慣れました。
それよりも劇的な変化は
しっかり正しい姿勢で背骨S字キープできるようになり、腰痛の頻度が劇的に低下
深めに座り腰をピタッとランバーサポートに預けることができるため、腰痛改善には多大な効果がありました。もちろん姿勢を正しくすることは常に心がけています。
また特徴である稼働領域の広いアームレストはいわずもがな最高の機構の1つ。Gestureを買って良かったと感じるポイントとなるでしょう。
ただし高価な製品なのもあり、試座は必須です。
試座の時行った方が方が良いこと
- 家で素足で過ごす方は絶対に靴を脱いで、座面高のチェックを行うこと
- 特に夏場は在宅時の衣類を再現して試座がベター。例えば薄手のズボンなどで肌あたりをチェック
店舗で試座する場合、靴を脱ぐと数cm変わるため座り心地や太ももへの当たり方が変わってしまう点にご注意ください。
またお尻が痛くなりやすいのはクッションだけではなく、着衣中のズボンなど衣類でも変わると言われています。ちなみに管理人はお尻が痛くなるのは決まって夏場なのも薄着が原因かもしれませんね。
時間をかけてお気に入りのチェアを見つけてみて下さい。
では!