こんにちは、ゆびきたすです!ゲーミングチェアーってなんでヨコが出っ張ているのだろう…
昨今テレワークの普及で事務チェアーの需要も激増していますね。
チェアーは体を預ける重要な製品。しかし合う合わない・好き嫌いの個人差が大きいのも事実。今回はゲーミングチェアーをテレワークを始めPC作業などの事務作業に使用するとどうなのか、を3年ほど使った感想をレビューします。
「AKRACING Wolf」のファブリック生地のグレー色を使っての個人的な感想です。
ゲーミングチェアーを始めてみた時、若かりし日の羨望の眼差しで見ていた「レカロシート」や「BRIDE」を思い出しました。
~RECARO Automotive has been setting standards in automotive seating for decades, having presented the first sports seat for cars in 1965.~
〜セーフティーテクノロジーに基づいて製造されるBRIDE:ブリッドのシートはサーキット、公道、どんなシーンであってもドライバーを安全に守ります。〜
同時に
おまえはデスクで遠心力と戦うんかい!()
とも思いました。
体に「G」がかかるわけでも無いので絶対に形だけだよね…
この独特な形状から言うと、ゲームも含めてゲーミングチェアーである必要性はまったくありません。
しかし歴然と共通の特徴があります。これらの特徴がない場合、それはゲーミングチェアーと言わないと言わんばかりに。ではゲーミングチェアーにおいて他のチェアーに無い魅力点な点を挙げてみます。
何故にゲーミングチェアー?
見た目のやる気モードたっぷりのカッコよさやレザー調の高級「感」だけではなくその利点は...?
約180度のリクライニングが可能!
同じ価格帯の国内メーカー製だとこれができないチェアーがほとんどです。
ちょっと一息つく時リクライニングできればリラックス効果も倍増です。
ランバーサポート(のクッション)がほぼ標準付属
自然なS字姿勢をキープする為のサポートクッションが追加で購入しなくても良いという点。
またシート形状自体がクッションを取り付ける前提の形状になっています。
尚このパーツには弱点もあるので後述します。
座面クッションが固め(人によってはデメリット)
ゲーミングチェアー全般が固めな傾向にあるみたいです。
座面が柔らかすぎると不自然な沈み込みにより姿勢の悪化からの腰痛になるケースもありますので若干固めな方がベターな気がします。
ただし固さについては個人の好みの差がかなりあると思われるので試座ができれば最高です。現物試座したい場合、公式で検索できます。
ひじ掛けが標準装備な製品が多い。更に高さ調整も可能
事務作業を快適に行う上でひじ掛けの要素は非常に重要です。
机に合わせて高さ調整できるのもポイントですね。
更に上位製品では、「ハ」の字型や「逆ハ」の字型にしたり、前後調整できる製品もあり環境に合わせる上では嬉しい機能の一つです。
価格が安価
- 180度近くのリクライニング
- 調整可能なひじ掛け付き
- 厚めなクッション
このあたりをオカムラやコクヨなど国内メーカーのそれなりのチェアーと比較するとより安価だと思います。特に国内メーカーでオプション設定されているひじ掛け単品でも結構な価格がする製品も多いからです。
しかもこれだけ大柄なチェアーなのもあり、何となくお得感を感じます。
ファブリックなら蒸れも少なめ
今回の「Wolf」にした最大の理由です。
とくにお尻が蒸れやすいんです...
特に夏場は薄着で作業するので蒸れると不快指数が倍増するので何とか防ぎたいためにWolfにしました。エアコンで強く冷やしてもお尻だけは蒸れますから。
フェイクレザーや本革と比べると見ための良さが少し落ちますが、蒸れやすい方は布生地の方が無難です。
体を支える面積が大きい
一番の特徴です。座面の幅はかなり大きめでさらに高さ方向も非常にたかめ。国内メーカーの事務チェアーと比べても、大柄な方にフィットすると思います。
体を預けるように座る方には特に恩恵があります。ゲーミングチェアーの一番の特徴はリクライニング項目でも触れましたが
長い時間で疲れた時のチェアー上そのままでのけ反られるのは超快感!
という点です。なおお尻から太ももの血流の事を考えると、離席して軽く運動するのが一番ですが。
気になる4つのポイント
半面気になる点もいくつかあります。3年間で管理人が気が付いたポイントを解説。
クッションの固さが合わない可能性
フカフカした座面がお好みなお尻には完全に不適合。ウレタン(モールドウレタン?)の固さと厚みで体重を支える部分ではあるので、「ヘタリ」を考えるとこうなるのかもしれません。
また腰のことを考えると柔らかに座面ほどダメージが来やすいです。管理人は2年程は問題無かったのですが、ここ1年で少しお尻が痛くなってきました。
意外にもヘタリやはほぼ無く底つきはしていませんでしたし、座面クッションに凹みや沈み込みも特にありません。
※管理人:身長173cm・体重63kg・短足
恐らくここ1年の使用頻度が高くなり1回あたり座る時間がかなり延びたのが理由だと思います。。
なお1年後試座してフカフカ系の座面のチェアーを発見しました。安価ですがお尻が痛くなりにくいチェアーの記事は下記。
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※ただし姿勢に気を付けないと腰痛もちには厳しいかもしれません
付属のランバーサポート用のクッションのヘタリ
これは触れば一目瞭然に分かります。クッションはかなり柔らかいものなので潰れ易いです。したの写真から分かりますがゴムバンドのヘタリも出てきます。5年ももたないかもしれません。
この付属品はオマケ程度という事で妥協しましょう。
パーツの品質に雑な部分あり
製品が安価な分、仕方ありません。「チリ」というか各部の隙間が均等でなかったり、可動部のカバー等に「強めに握ったら外れる(割れる)そう」という印象の箇所が散見されます。なるべく掃除以外では触らないようにしましょう。
尚、AKRacingの上位製品に触れていないため、高価格帯のゲーミングチェアだと違うのかもしれません。店頭でメーカーはバラバラでいくつか見て触った感想です。(価格帯は20,000~50,000円 ※注:2021年当時)
小柄な方には少し大きい
特に問題になるのが足がしっかり着地できるか、という部分だと思います。
僕(身長173cmほど)は問題なく使用できていますが、身長等によっては足が100%接地していないパターンも考えられます。
こういう時試座が重要なのですが、試座する場合も
「靴はぬぎましょう」
家の中でも靴を履いたままなアメリカンな方は問題ありませんが、靴底の厚さで座った感じはかなり違います!
足がきちんと設置しないと太ももの、ちょうど膝裏付近の圧迫がキツくて快適性を大きく損なわれます。
まとめ:コスパ重視+外観のカッコよさ
★着座状態で休憩できる(寝る事も可能)
★クッションは固め(標準体重だとヘタリは少ない)
★ランバーサポートクッションはへたるまでは良い感じで姿勢キープできそう
★体形にマッチさせやすい(調整可能な肘掛けなど)
★試座できないならウェブサイトの寸法のデータを確認し、現在使用しているチェアーの高さを同じに調整して確認すべし
★品質感はそこそこ
おススメなポイントは見た目が妙にレーシングで人によっては非常にカッコいいこと、そして物量やついている機能に対して安いことが挙げられます。ある意味この価格で国内有名メーカーができないことを先にやってきた中国メーカーがすごい。
また座面が硬めかつ大きめで大柄な方にも使えるチェアーだと思います。
見た目バッチリなチェアーで良きデスクワークを。
では!