毎年更新してきたOffice 365 Solo。
いつも間にか名前変わってたんですね。
Microsoft 365 Personalに含まれるアプリは
- Excel
- Word
- PowerPoint
- Publisher(MAC OS不可)
- Access (MAC OS不可)
- OneNote
- Outlook
今年もそのまま更新...と行きたいのですが
2021年春から副業を開始し経費も少しばかり掛かるようになったため安く済ませられる方法はないかな?
と貧乏性な考えが...
そういえばワールドワイドに展開しているソフトウェアって日本と外国で歴然と価格が違うことがありますよね。
- 日本語化コスト?
- 日本代理店のコスト?
- その国の物価や所得水準に合わせている?
そこで
海外版を日本語化して使えるか?
そんな疑問が沸き起こります。
できればラッキー、ダメならお金をドブに捨てるかも...
完全自己責任のもと冒険してみます。
Contents
米アマゾンでOffice365を購入
今回のプラットフォームはテスト的に「米国アマゾン」
普段米国アマゾンはごくたまに利用しています。
このアカウントを使ってまずは価格チェック。
見た感じかなり安い気がします...
58.99ドルって事は6,800円ほど(2021年04月時点で6,420円。円安進行...)
Microsoft公式なんて見てると日本高過ぎ、というよりアメリカと差がありすぎ...
では早速購入してみます。
※Microsoftアカウントに紐づける時に注意点あり(後述)。
今回のオフィス製品ですが、地域ごとに販売経路がキッチリと分かれています。
日本の住所に商品を送る事をできない
(=北米ダウンロード版は特定地域以外では紐づけできない仕組み)
実際商品説明欄に
Note: Currently, this item is available only to customers located in the United States.
(現在このアイテムは米国の顧客のみが利用可能です)
と記載されています。
つまりここからはハイパーグレーな自己責任ゾーンとなっています。
くれぐれもご注意をば。
Microsoft 365Personal を探し出す
米アマゾンでOffice365のダウンロード版(年間更新タイプ)を探すキーワードは「Microsoft 365 Personal 」で出現します。
2022年03月現在「Amazon's choice」のマーク付き。
「Lifetime License」は買い切り版なので今回のサブスクリプションとは異なるので注意。
また販売者情報(「Ships from and sold by」のところ)でAmazonであることは一応確認しておいて下さい。

この商品選択欄に「Auto-Renewing Download」とあるように、Microsoftアカウントと紐づけると自動更新されるかな?
購入前のアカウントと米国内住所
- 米アマのアカウントが日本のものとは別に必要(日本アカと共有できない)
電話番号は頭の「0」を省き「+81」を付記。また住所の記載の仕方が難儀 - 転送用のアメリカ住所が必要!なぜなら上で記載したように「米国内での購入」が条件だから。
「米アマ 転送」などで検索して登録が必要(この項が難関で煩わしい) - 但し登録するクレカは日本発行のものなので請求住所は日本のものが必要。
転送先住所にしたまま決済しようとすると当たり前ですがエラー。 - ②③をまとめると住所に関しては「発送先住所」は「米国」、「請求先住所」は「日本国内」の2つになる
簡単に説明します
①については以下のように検索すれば情報が出るので割愛
(アカウントのこと や 英語の住所のこと)
②事前に転送会社にユーザー登録などが必要で、ここで米国内の仮の住所を取得しておくのです。
さらにこちらを「Default」とします。
必須項目!
手動で「日本国内住所」を登録してなければ登録しつつ日本の住所を指定。
「Billing Address」が「請求先住所」=クレカに登録された住所
以下写真のように「Payment Method」VISA下の住所が「Japan」
あとは通常通り決済でOK
すると以下のようなメールがすぐに届きます。
Microsoftアカウントへの紐づけ作業
メール内の「Your Memberships & Subscriptions.」をクリックすると
以下のような画面にアクセス。
青い四角内の「Other Settings」をクリックします。
次の画面で「Manage Licenses」をクリック。
するとMicrosoftのアクティベーション用ページにジャンプ
だがしかしです。
そのまま日本国で登録したアカウントでサインインしても以下のようにエラー!
簡単に言うと米アマゾンと同じく国や地域が違うから認証できませんってこと。
但しここで無い知恵を絞ります。
「米国からアクセスしているように見えればイケるかも(?)」
認証するためVPNソフトを使用
以前使ったことがある「VPN」ソフトを駆使してみます。
VPNとは”Virtual Private Network”の略称で、日本語にすると「仮想専用通信網」を意味します
VPN接続とは?仕組みや方法をわかりやすく解説 | NTTコミュニケーションズ 法人のお客さま
さまざまなビジネスシーンで使われるVPNですが
特徴のひとつにアクセス元の秘匿があります。
例えば物凄く単純化すると
日本から米国のVPNサーバーへ接続
↓
VPNサーバーより米国内のIPアドレスが付与される
↓
日本のサイトへアクセス
↓
さも米国からアクセスされたように見える
通信経路は当然暗号化されます。
今回はこの仕組みを使ってみます。
なお暗号化されていると言えどもフリーのものを使う以上は
セキュリティ上漏洩リスクもあることも認識しておいて下さい。
今回は古くからサービス展開している熊さんマークの「Tunnelbear」を使っています。
インストールに関してはサイトトップの「Get Tunnel Bear」から「Try for Free」クリック。
インストーラーを実行すればOKです。
何となくカナダ(北米)と接続して、再度Microsoftサイトへサインインして認証作業。
特に問題も無くあっけなく開通しました!
その後、恐る恐るVPNを切ってみました。
日本からのアクセスに戻してみて再びMicosoftのサイトにログオンし
認証状態を確認しましたが・・・ちゃんと「Microsoft 365」に記載が変わり問題無し!
2日程使っていますが →1年ほど使っていますが正常に認証できているみたいです。
自己責任でやってみるのは有り
ちょっとドキドキしましたが無事できました。
しかし海外輸入や転送をやったことがない場合
それなりの下調べが必要で大変だと思います。
(間違えてカード版買っちゃうとかのミスは厳禁!)
いわゆるシステムの隙間をすり抜けるやり方であり
万人に勧められる方法ではないのですが、勉強になりました。
また「Tunnelbear」のセキュリティ性も100%大丈夫とは言い切れないので
やっぱり自己責任の人柱要素は避けられないです。
こう言った無駄なリスクを負いたくない方が多いと思います。
その場合はAmazonが販売主体でのサブスクなどをおススメ!
(毎年定期的にキャッシュバックキャンペーンなどもあるようです)
平常時もMicrosoft公式より安く販売されているようですね。
追記:2022年03月02日
使用してもうすぐ1年。
特にアクティベーションが切れるなどの不具合は無し。
Microsoftのサブスクページから右端の「管理」ボタンを押すと
下記のAmazonの自動更新ページにジャンプします。
Amazonのサブスク管理画面内に「Auto-Renewal」がありますが
これは自動更新ですね。
更新された場合日本国の価格なのか。
それとも米国の価格なのか。
いろいろ疑問が出てきます。
日本国内で日本Amazonで購入し日本でアクティベーションしたなら
この自動更新は絶対切るべきなのが定説です。
では今回のように外国から(VPNですが)アクティベーションした場合
価格反映はどうされるのか非常に興味深い。
(99%日本Microsoft公式の価格が反映されると想像中)
来る4月18日が最終日さてどうするか...
もはや安さよりも別のことが気になります。
では!
追記:2022年04月18日(自動更新日)
遂に更新の日がやってきました!
ステータスに変化が無かったのですが、21時頃にやっと変化が。
Payment History、つまり支払い履歴に注文番号や金額表示されています。
てっきり割高価格で決済されると思いましたが
58.99$という価格での決済ですね。
そして次回更新日時も表示されています。
一見問題無く更新されていそうですが、マイクロソフトのサイトへログインしつつ...
マイクロソフトのサイトの右の「管理」をクリックすると
以下のAmazon.comページへジャンプします。

「只今処理保留中で、最大24時間くらい時間が必要になるかも!」と。
VPNなど今回は用いていない自動更新なのでこの辺がどうなるのか...
19日午前12時過ぎても変わらないので引き続き確認していきます。
(なおOfficeは普通に起動できます。アラートなども特になしです)
追記:2022年04月19日(自動更新 翌日)
1日近く経ったのでAmazon.comで確認。
正常に更新完了しステータスも「Active」に変化。
また商品名の横に[renewal](更新)と表示されています。
無事に58.99$/年で更新されたようです。
これならわざわざ自動更新を切る必要も無さそうです。
次に上写真の右の「Manage Licenses」をクリックするとMicrosoftの認証ページに飛びます。
(もしくは https://microsoft365.com/setup )
ジャンプ先のページでログインし
プロダクトキーを入力します。
キーは前回と全く同じなので当然ながら
「既に使用されています」
昨年認証させてMSアカウントに紐づけていますから
予想通りです。
しかし気になるのはすぐ下の「Microsoftアカウントからインストールする」を
クリックして移動したページの内容。
プレインストール版Office(富士通とかNEC製等のPCに付属してくるライセンス)を表す「PIPE」表示と
「Problem obtaining key」(キー取得の問題?)というエラーのような文字列表示が出現。
しかも2013って...
PIPE表示に関してはMS側がまれにバグるらしいですが...
「Problem obtaining key」は「既に使用されています」に関係するものなのか
認証地域に関わる問題なのか、いろいろ検索してみましたが不明です。
数時間後、再度VPNソフトでアクセスしても画面構成は全く同じ。
ただExcelやWordを起動しても特に期限切れとか
再認証などのアラートは全くなく平常運転状態です。
(07月06日追記)
上記2013PIPE表示は変わらずですが、アプリは問題無く稼働中です。
いよいよ気にしない人向けの様相を呈してきましたね。

放置しておけば毎年米アマ価格で更新できるのではないかと思います。
なお決済に使ったカードの履歴は4/18付で
そのままアマゾン特価の58.99$(7,597円)
レート128.785円...時期が悪すぎ!
(07月06日追記)
あれから更に円安に振れて135円突破!
マシだったのかもしれません・笑

決済も正常になされているのでこれから1年、
不運なこと(?)が起こらないように祈るばかり。
不具合が出たらまたコチラで報告します!
では!