こんにちは!
ゆびきたすです。電話に出たら資産運用系の迷惑電話…
もうっ!時間を返してっ
スマホでストレスになるのが迷惑電話に迷惑SMS。
不明な番号の電話に出ると高確率で勧誘モノだったりして辟易としている今日この頃です。
しかし知らない番号は無視!と決め込むと重要な連絡があった場合が問題。
有料である前提が付きまといますが「Whoscall」(フーズコール)という日本でも有名なアプリを使ってみました。
結論から言うと機能性は二重丸。
有料である点が引っ掛かる方は多いと思いますが、管理人の優良アプリのひとつになりました。
Whoscallとは
アプリ開発は台湾のGogolookという会社で、2022年現在福岡に日本法人があります。
2013年から買収により韓国ITグループ大手のネイバー(LINEの親会社)の傘下。
そのこともあり2014年LINEと提携しアプリ名が一時期だけ「LINE whoscall」と改称されたりしました。
電話に関するアプリはスマホ内でも多くの権限を必要とします。
個人情報に直結するものなので「安全性」「危険性」が取り沙汰されるのもこの種のアプリの宿命。
その点に留意しながら少し調べてみました。
ネット上の情報を見ただけでも
- 台湾の蔡英文(ツァイ・インウェン)総統から「台湾総統イノベーション賞」を贈呈
- 台湾のIT担当大臣として有名なオードリー・タン氏と協力してコロナ詐欺など数々の詐欺事件の防止に一助となる
- 台湾警察・香港警察などのパートナーシップ
- AppStoreとGooglePlayの「ベストアプリ」受賞
- Googleの元CEOであるエリック・シュミット氏が同アプリを称賛
- 世界で1億回以上のダウンロード実績
というようにトピックが満載のアプリです。
日本語ローカライズされた海外発アプリとしてはメディア露出も多く、日本ではかなり周知されたアプリと言えるでしょう。
そして12年間の長きに渡りアップデートされている歴史と実績があるアプリです。
Whoscallにしてみた理由
Whoscallは現在までに数多くの日本メディアに登場しています。
今回調べてみたのは以下のようなことです。
- 長期にわたり開発・アップデートされているか
- ユーザーレビューの「悪い評価」の内容
- セキュリティポリシーやプライバシー保護に関して担保される情報はあるか
得られた情報で特に問題ないと判断して導入してみました。
老舗アプリ:2010年からスタートした老舗アプリ
2010年Google Playでリリースされたのを皮切りに今に至ります。
2010年というと日本の携帯電話販売におけるAndroid機とiPhoneの販売シェアが一桁台から一気に50%弱まで上り調子だった年。
(BCNランキングより)
スマホの販売台数が爆発した頃です。
もちろんこれは世界の情勢の同じ。
Whoscallはこの頃に登場した時代の先駆けたアプリだったのです。
Androidのレビュー評価は特に低め
Google Store とAPP Sotoreの低評価を見ていると、アプリそのもの評価よりも多くが「有料であること」や「有料に変わったこと」でした。
Google Playでは驚きの「2.8」評価。
調べた限りでは無料の頃は評価4以上だったようです。
長く無料に慣れ親しんだ後の有料化で怒りのレビューと言ったところでしょうか。
ただデータベース運用などは企業としては膨大なコストが掛かるのはわかります。
また沿革を見る限り
- NAVER(韓国:LINEの親会社)から出資
- 国泰金融控股のPEファンド 国泰永続私募股権基金より資金調達
- 資鼎中小企業開発株式会社、 デジタル経済ファンドからの出資受理
と複数回出資を受けつつ規模拡大になってきているようです。
主要株主のこともあり有料化は避けれらかったのかもしれません。
営利企業が運営する場合、いかなるアプリでもいつかはこういう日が来るのかもしれませんね。
危険性は?キュリティポリシーとプライバシー保護について
セキュリティーについては長く使い続けて肌身で感じるか、ネット上の情報で調べるしかありませんが、
情報セキュリティの 国際規格である「ISO27001」取得 プライバシー保護の国際規格「ISO27701」の認証を取得
のあたりが参考になるくらいでしょうか。
完全に安全性を担保できる情報ではありませんが、企業としてはセキュリティーや個人情報保護に関しては充分な対策を行っていますよ!と公言しています。
あと少しクスっと笑えたのが、公式のとあるQ&Aページ。
個人情報に関していろいろアレな中国製アプリを強く否定していますね。
Whoscallの2大機能とそのメリット
基本的に有料の「プレミアム版」の機能を紹介いたします。
※無料版は後述しますがハッキリ言って使用に耐えません
発信者通知機能と任意番号の着信拒否や自動拒否
使ってみるとすぐにその便利さを体感できました。
「東アジア地域での16億件のデータベース」
「迷惑電話・SMSのブロック数は約70億件」
東アジア最大級のデータベースとAI技術を駆使した機能です。
使ってみても的確に発信元情報が出てきます。
例えば不動産投資系。
間違って出てしまった時の煩わしさ、時間の無駄感…
手練れの相手によっては断り切れなくて相当参ってしまうのでは?
自分の電話帳にない番号に関しては、アプリ上で次のように処理されます。
- 発信元の会社名や「迷惑電話」などの文字列が表示
- 会社名が出ない場合Whoscallアプリからそのままウェブへ飛んで検索できる
(別起動させたブラウザにコピペする無駄作業が不要) - 過去履歴分もデータベースにある発信元は全て表示
そのまま着信拒否リストに入れるなど対策も容易。
また「自動ブロック」機能があり、データベース上から悪質話番号である判定がなされた番号の場合自動でブロックできます。
この機能は設定からオン・オフが簡単にできます。
独自機能のSMS アシスタント機能
昨今SMSでも詐欺的なものを散見するようになりました。
アマゾンを語るもの、配送会社を語るもの…
詐欺ってあの手この手と品を変え手数を変えと巧妙すぎますね。
でも油断するとタップしてしまうこともあるかもしれません。
Eメールのように今後SMSによる誘導・詐欺はもっともっと増えて常態化するでしょう。
Whoscallは迷惑電話アプリでは珍しい「迷惑SMS対策」も備えてガードは万全。
このSMSへの対策ができるアプリは珍しい存在といえます。
Whoscallの注意点
続いて注意して欲しい点を挙げてみます。
必ずWhoscallを電話のデフォルトアプリに
デフォルトアプリをWhoscallにしていない場合、便利機能が無駄になるので注意。
管理人はインストール後何も知らなかったのでiijmio「みおふぉんダイヤル」をデフォルトとして使っていました。
アプリで自動付与されるプレフィックス番号の関係を使用するためです。
- プレフィックス番号とは?
- 発信時に独自の番号を電話番号の先頭に付与することで通話料を安くしたりする仕組みの番号
この状態だと通話識別機能とブロック機能が効きません。
これはアプリのアクセス権の関係です。
初期設定時にデフォルトにするか否かの選択が出るので必ずWhoscallをデフォルトアプリにし、戻したりしないようにしましょう。
WhoscallのQ&Aにも説明があります。
Whoscall:デフォルトの「電話アプリ」及び「発信番号/迷惑電話アプリ」をWhoscallに設定する必要があるのはなぜですか?
面倒ですが発信の場合は各社専用アプリからの発信としましょう。
自環境でいうと受信&迷惑電話対策はWhoscall、発信はみおふぉんダイヤルから行います。
※普段Whoscallアプリを使用していても、みおフォンダイヤル側にも履歴が出ているので折り返しも特に支障なし。
初期の無料状態では使い物にならない
Android(または端末メーカーの独自Android)とiOSで挙動が違うかもしれません、とお断りをした上でのAndroid機2機種での検証です。
インストール後そのまま無料で使おうとすると電話番号の自動識別ができなく、履歴を見ようにも有料版への導線である「無料試用」画面が履歴画面に被さってくる鬼畜仕様。
(無料試用は、1ヶ月の無料期間を経て自動的に有料版になる仕様です。もちろん支払い方法なども先に入力必須)
何をやっても消えません。
履歴が使い物にならないので履歴からの着信拒否登録もできません。
なお電話帳から着信拒否はできるようですが、実用性はあまり無さそうです。
またデータベース更新について公式では「手動」としていますが実際はデータ更新の項目に有料への誘導が邪魔過ぎて辿りつけません。
公式の比較表にまとめられていますが、一か月の無料試用で初めて全体の機能性がわかることとなります。
無料状態では正直インストールするスマホ容量の無駄感が半端ないです。
デュアルSIMの場合はどうなる?
2022年09月現在公式Q&Aでは
現在サポートされているのはデュアルsimデバイスの最初の入力sim 1カードのみ
となっています。
1つのデバイスで2つの番号運用をされている場合は要注意。
ただ公式では現在改善方向としているため、今後に期待です。
楽天LINKなどVoIP接続では使用不可
楽天モバイルで「楽天LINK」というアプリにログインした状態で発着信している場合は要注意です。
着発信する場合、楽天LINK側が先に介在して通話をする仕組みです。
このためWhoscall側では番号認識が一切できません。
Whoscallをどうしても使いたい場合は楽天LINKからログアウトするしか方法がありません。
しかし現実的ではありませんので、実質「使えない」のと同じことでしょう。
公式のQ&Aにも記載されています。
無料試用してみたけれど解約方法は簡単?
Whoscallに無料試用で登録す場合、支払い方法などを先に入力する必要があります。
気を付けたいのは試用後に有料にしたくない場合は解約を忘れないことです。
サブスクリプションあるあるですが、無料試用と言っても30日経過後は自動的に有料へ切り替わって、登録した支払い方法で処理されてしまいます。
では事前に解約することは簡単かどうかも気になります。
答えは「簡単」
まずWhoscallアプリ側から一切できません。
(使用機のAndroidでのご紹介です)
解約は支払いを仲介するGoogle Playアプリから行います。
公式ではコチラのページで案内されていますが、2022年09月現在目的の項目への入り方が少し違うようなので下記で説明します。
- GooglePlayアプリを開き、右上のアカウントアイコンをタップ
- 現れたウィンドウで「お支払いと定期購入」をタップ
- 「定期購入」をタップ
- 「Whoscall」をタップ
- 下の「定期購入を解約」をタップ
- 「解約の理由」にこたえて「次へ」をタップ
- 下の「定期購入を解約」をタップ、これで完了
サブスクの解約忘れはわりと起こり得るので気を付けましょう。
まとめ
Whoscallは基本的に有料アプリであり、正直無料では使用不能。
機能性を確認するには登録しつつ無料試用するしかありません。
1ヶ月間の試用してみて継続して有料で使用するか否か決めればOK。
管理人自身個人事業を始めていろいろな登録をしました。
気を付けていたにもかかわらず迷惑電話が増えたと感じますが、幸いなことに期待した機能が比較的漏れなく発動してくれます。
よく言われる中古車買い取り・不動産一括見積サイトなどで登録したい場合、営業電話の嵐になることも予想されるので対策にもなりそうです。
- プレミアム版のコスパ
- ・プレミアム版
- 月額払いで350円……1年間合計で4,200円
- 年額払いで3,000円……1ヶ月あたり250円
※年間契約だと28%OFFの計算
1ヶ月コストは缶コーヒーたった2本分ほどで無駄な作業や時間が短縮できますね。
以下の点で信頼性、使い勝手、コストなど満足できるアプリだと思い使用中です。
- 台湾や香港の警察組織や大手企業、日本フィッシング協議会などと提携
- 優秀アプリとして複数回GooglePlay–BestApps受賞、2015年AppStore–BestApp受賞
- 情報セキュリティの 国際規格である「ISO27001」やプライバシー保護の国際規格「ISO27701」の認証を取得
- 日本を含む東アジア・東南アジア最大級のデータベース(約16億件)
- 1ヶ月缶コーヒー2本のコストで煩わしい電話や迷惑SMSへの誤対応を防止
現在1か月半ほど使用していますが当MIUI(独自Android)においても気になる不具合は特に感じません。
実際知らない番号に出なかったとき
「電話営業か?それとも何か大事な連絡だったか?」
なんて心配する機会もめっきり減りました。
このアプリで当ブログが推奨する「時短」実現の一助になればと思います。
気になる方はまずは1ヶ月の無料試用ができますので吟味してみてはいかがでしょうか?
では!