

こんにちは、ゆびきたすです!ちょっとデカいけれど毎日幸せに使ってます
…ところがです。
管理人は比較的静かと言われる東プレのキーボードの中でもさらに「静音モデル」を選択するほどキータイプ音が気になる人間。
静かな環境を求める人にはキースイッチがうるさいことが最大のデメリットかもしれません。
ただし事前にキースイッチが交換できる【ホットスワップ対応】であることは知っていたので、実際にどれほどの効果があるのか交換してみました。
キースイッチの交換自体はとても単純な作業です。
- キーキャップを抜く
- キースイッチのラッチ部を押して真上に引き抜く
- 新しいスイッチの向きに注意してパチンとはめ込む
これでオシマイなのですが、ツールがないとかなり難儀な作業でもあります。
まずはツールを紹介します。
これらは一般的なメカニカルキーボード共通で使えるものです。
引き抜き用の各種ツール必須
まず必要なツールがキーキャップを引っ張り上げて外す「キーキャッププラー」。価格での品質差は生まれにくいツールなので安価な商品でOK。
キーボードやキーキャップを購入すると付属してくる場合もあり、管理人は知らずに購入した分も含めて5つも持っています。

実際は引っ掛けられる針金が付いていればなんでも良いのですが、FILCO製品はカラバリが多くて楽しいかもしれません。

やり方は簡単でプラー針金部分をキーキャップ下へ潜りこませてキャップの下端に引っ掛けて上へ引き抜くだけ。

なお硬い場合も多いので

片手を添えて力加減をしないと、抜けた反動でキーキャップが吹っ飛んでいったります
差し込んでクリっと捻る感じに、キャップに斜めに袈裟がけすると引っ掛けやすいです。

続いてキースイッチプラー。
これについては

あ!なんかそれっぽいの既に持ってるかも!
管理人はメーカー製ノートPCをバラしたりすることがあるため、基板上の小さなコネクタを抜くツールを以前から愛用していました。要は先端がかぎ爪状に引っかかればOKと思いまして。(結果的には非推奨)

富士通 A577/SX ビジネスノートPC 分解/SSDへ交換 - 電子徒然雑記
結果的に上記の基盤コネクター抜きのツールで交換できましたが、後日キーキャッププラーを購入してみると微妙に違っていたのが分かりました。
それは先端の爪の大きさ、幅です。黄色のツールが正規の「キーキャッププラー」と言われるものです。



ぜんぜん爪の大きさ違うじゃん!

どうりでめっちゃ力要るし外しにくいと思った…
交換自体は無事に完了したものの、外したスイッチが下の状態に。

爪が小さすぎて、スイッチのハウジングを押しすぎたかもしれません。
ちなみに8BitDoのキースイッチはそもそも硬いらしいので多少力づくの面はあると思いますが、外したスイッチのハウジングが一部破損してしまいました。(※再装着のロックの出っ張りは無事)

再装着には問題なさそうなものの、何となく気分が悪い...
ということで、8BitDoのようにスイッチ自体の装着が硬めのキーボードでは正規のキーキャッププラーを使いましょう!

なおキーキャッププラーは安価なものがいくつか販売されていますが、一枚ものの板を曲げ加工だけした製品よりも補強の加工がある製品をオススメします。


キーキャッププラーもですが、長く使うといろいろなところが曲がってきたりと消耗品でもあります。
新しいキースイッチを装着
公式のスイッチは【Kailh Box White switches V2】という製品らしいです。これはググって調べてみると、Kailhの公式ページを見つけました。
CPG1511F01S110-Dongguan Kaihua Electronics Co., Ltd
8BitDoで採用されているキースイッチの概要
軸規格 | Cherry MX互換 |
ピン数 | 5ピン |
タクタイル荷重/アクチュエーション荷重 | 55gf/45gf 前後 |
最低必要個数 | 18個(+予備?) |
このあたりを参考に探してみました。そもそも50個とか100個あっても仕方ないので最低数量も重視。
その中で同じKailhの【Midnight Silent V2 Switch】という商品を見つけました。数量は最低限の35個入り。初心者ならピン曲げの可能性も含めて少し多めが良いでしょう。
深夜でも使える静かさと銘打っているので期待が高まります。

届いたのが下の商品。小分けされた思しき少しくたびれた(?)チャック付きの袋に入っていました。


続いて静音スイッチを1個ずつ、キーボード側の5ヶ所の穴とスイッチのピン位置関係を確認しながら、上から下へ真っすぐにパチンパチンと差し込んでいけば完了です。


適当に挿していくと管理人のようにピンを曲げます…多めの予備で助かった
静音化前と静音化後のキータッチ音量
同じ距離からキータイプを録音してみました。床置きして約60cmの位置から録音したもの。
※音量は加工して大きめにしています)
まず純正スイッチのとき。よく聞くクリッキーなメカニカルの音。
続いて静音化スイッチの音量感です。低めのコトコト音に変化しました。

びっくりするほどほど静かに変化しました!これは効果が高い!
管理人は普段東プレのR3Sの静音モデルとGX1を使っていますが、それ以上に静かに感じました。
キータッチの音質的な好みはあると思いますが、とにかく静かにタイプしたい!という方はチャレンジするメリットはあると思います。
押下感もオリジナルスイッチに不満が無ければ、それに準じた感触なので問題なし。

これで優れたテンキーで仕事もはかどる!ハズ。うぉぉぉぉぉ
では!
