パソコンパーツ

熱いM.2 SSD(NVMe )を極限まで冷やせるか?

2021年5月16日

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こんにちは!ゆびきたすです!

今回紹介するのは少し変わった製品です。探し求めていた(?)m.2 SSD移動キットとでも言いましょう

いきなり結論!引っ越しさせれば「劇的」に冷える!

しかし問題はm.2 SSDをどうやって「移動」するかというところにハードルがあります。

その要望を叶えるパーツを暫く探した結果、見た目がちょっと雑な感じだけどコレしかないというものを見つけました。

 

マイストーリー

構成(一部):Windows10 Pro ×2式

マザーボード(下記画像のレッド部分)・・・Asrock Fatal1ty Z370 Gaming K6(CPUは8700K@4.8GHz殻割済+簡易水冷 Fractal Celsius S24)

ストレージ(下記画像のイエロー部分)・・・m.2 NVNe WD SN750/1TB ×1枚(下スロット)、同じくNVMe WD SN550/1TB ×1枚(上スロット)

グラフィックカード (下記画像のダークグレーー+ブルーの部分)・・・RTX3090  他ケースファン複数(下記画像の細いダークグレーとベージュ部分)

1台のPCでSN750/1TBとSN550/1TBにそれぞれOS購入・インストールして使用中です。

使用している古いマザーには2ヶ所m.2 SSDを刺す場所があります。(以下画像は真横から見た構成間略図)

半透明の矢印はエアーの流れです。

グラフィックカードのバックプレート直上位置(CPUの下位置)に刺して使用する方のm.2の方の温度をモニタリングしていたのですが、グラフィックカードに負荷が掛かるような使い方をすると余裕の常時60℃超えでビックリ!

尚、SSDは素の状態ではなく、レビュー評価が良い「Aquacomputer kryoM.2 ヒートシンク」を以前から使用しています。

グラフィックカードにガンガン炙られとる。これは何とかせなあかん

過去、上スロット装着していたSN750起動でのゲーム時で最高70℃、SN550は最高68℃。SN750の方が発熱量は大きいので速攻で下のスロットへ移動しました。

対策として冷却の為の小型ファンを買っては外しを繰り返しました。

尚この「一歩進んで一歩下がる」作業は以前取付していたグラフィックカードGTX1080Tiの頃から続いていました。

そしてRTX3090は更に高い消費電力と共に高熱を発します(その様子はこの記事「熱いRTX3090を何とかしてみた 」)

ファン1個つけたり2個つけたり、SSDから離したり近距離にしたり。ファンの方向を吹き付けにしたり吸出しにしたり.....etc.

涙ぐましい(?)努力の甲斐もなく、良くて平均3~4℃位の温度低下が限界でした。下の写真は一部です。勿体ない(^ _ ^;

 

 

こんなプチ工作もしました。でも楽しかったですね~。

 

 

そもそもバックプレートから放熱される熱気を吸ってしまうので効率が悪いのかなと想像しました。

 

 

小型ファンは諦めてm.2 SSD自体を移動できないか?

そしたらありました!これです!びよーーーん  

 

 

この商品を探す時の検索ワードを考える方が大変でした。

そして悩ましい問題が。

延長しても「固定するところがない」し長さ調整も不可ですし、製品自体長さのバリエーションもありませんでした(ケーブル長 約200mmのみ)。

そこで我が家で在庫過多になっている長尾製作所のファン固定ステー等を使ってみます。ショートタイプとロングタイプがあります。今回は長短の片方ずつ使用。

固定しようにも穴も何も合わないので、厚手の強力両面テープでショートタイプの長尾ステーに貼り付け固定しました。

ステーの脚部の底面には超強力マグネットがついています。

 

 

固定には以下の商品を使用しました。

 

m.2のスロット根本付近は以下のような感じです。固定方法はm.2 SSD自体の固定と同じ固定方法です(M2×2mmのネジ)。

 

 

簡単に固定したい場合はm.2 SSDを固定したファンステーのマグネットをケースのシャシーににくっつければOKです。

僕は更に冷やしたいと思い、ファンの近くに設置することにしました。

結果的に前面ラジエターをサンドイッチした排気側ファンの直後に固定する事にしました。

まずロングタイプのファンステーの、底面のマグネットを外し(固定はネジなので簡単)、ケース前方のHDD固定部分に空いている穴に固定します。

 

 

内側はこんな感じです。

 

 

そして合体させました。

 

 

なるべく平べったい延長部が捻じれないようにする事が注意点でしょうか。ケーブル類の位置等で環境によっては難航すると思います。

予想通りの冷え冷え具合、というよりは周りの熱の影響が少ないという結果になります。

尚全て昨年12月に行った作業、かつ温度計測したものです。室温19℃時点でのベンチのログを貼っておきます。

 

 

今(5月中旬)は室温26℃で当時の+7℃ですが、概ねm.2SSDの温度も+7~8℃くらいです。

各ファン回転数の微調整で、CPU・グラフィックカードが全力を出している状態でも最高48℃まで抑える事ができました!

デメリットの1つと予想していた書き込み・読み込み速度の低下はほ無さそうで安心しました。現在使用し始めて約6ヶ月間。

耐久性も気になるところですが、壊れたらこのブログで報告しようと思いますw

最大のデメリット:ポン付けできない(工夫必須)+見た目が渋く(?)なる

工夫次第で、熱源から離せるという安心感からもマストアイテムとなりそうです。

使った商品は以下のものです。良かったらどーぞ。

※グラフィックカードの写真がGTX1080TiだったりRTX3090だったりしますが撮りためた写真をまとめた記事となります点ご了承くださいませ。

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  • この記事を書いた人

ゆびきたす

妻子持ち副業ブロガー 趣味のPCや家電の事を徒然なる心のままに。 ※アフィリエイトプログラム参加中

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