こんにちは、たまにアイロン掛けてるゆびきたすです。
共働き夫婦は何でも協力するが良し!アイロン嫌いですけども
夫婦共働きが当たり前のご時世で、世のママさんたちは子育てや家事に追われて時間が足りません。
〇〇〇は女性の方がやって当たり前、そんな古風な区切りをつけると非常に効率が悪い。
見た目に片付いていないとストレスを感じる管理人はジッとしていられません。
家事代行にすべて丸投げできる資金力があれば楽なのですが、基本は家族の力を総動員で解決するのがより良き環境を作る最善策です。
管理人宅では夫婦で分担かつ片方が忙しい場合は手が空いた方がやることにしています。
そのため男手でアイロン掛けをすることも多く、もちろん小学生・中学生の息子たちにも教えています。
しかし自分は昔から家事全般がとてつもなく嫌いです。家事が無い世界を夢見るほどに。
さてもちろんアイロン掛けも大嫌い。だからこそさっさとやっつけたいと思います。
今回は不慣れな男性が手軽に掛けられる小型アイロンの紹介記事です。
それもハンガー掛けアイロンも可能なスチーム機能付きです。
昔TVショッピングで初めてハンガー掛けのアイロンを見た時の衝撃を思い出しました(笑
最近はシワが付きにくい形状記憶な製品も多く、アイロンの出番は少なくなっています。ただ完全にゼロにはならないんですよね。
我が家では普段主にYシャツや子供の給食用エプロンなどのアイロン掛けを行なっています。
現在使っているのはコードレスタイプのメーカーも知らないアイロンです。
使い込むといくつか気になることがあります。
- アイロン掛け中に温度が下がるので再加熱のためアイロンスタンドに戻す必要がある
- 普通のサイズのスチームアイロンのは意外と重い
- プッシュ式スチームなため、ハンガー掛けでのアイロンは不可
購入当初は特にこだわりも無く適当な決め方をしましたが、意外に使いづらい印象が強いのです。
アイロン自体にそれほどこだわっているわけではありませんが、面倒な作業ほど時短化したいですね。
そんなところからスチーム&ドライ両方のアイロンのレビュー依頼を頂き、人生で初めてアイロンと真剣に向き合ってみました(笑
(こんなニッチなブログに普通の家電のレビュー依頼があるとはちょっと意外)
ではザックリ解説に行きます。
AooDen スチームアイロン YTJ001の仕様
仕様項目 | 仕様数値 |
外寸 | 長187×幅84×高135mm |
重量 | およそ650g |
電源規格 | 100V 50/60Hz 日本専用 |
消費電力 | 1.100W |
電源コード長 | 1.8m |
温度切り替え | 3段階(120/140/160℃、±10℃以下) |
注水量 | およそ100ml |
安全機能/自動OFF | 10分間 |
付属品 | スタンド、取り扱い説明書、サポート要綱書 |
実にコンパクトで軽量なアイロンです。
アイロンにそれほど詳しくないのですが、実物を目にしただけで素人目でそのコンパクトなサイズにはメリットが大いにありそうです。
製品としては6ヶ月間と短めですが、交換・返金保証付き。安価な製品だけに逆にコスト増になる修理対応は行っていません。製品価格に転嫁されますからね。管理人としては待ち時間を含めるとすべての製品が交換対応になって欲しいですが…
※ただし在庫がない場合は逆にリスクになる
そもそもAooDen(アオーデン)とは?
ネット上を検索しても読み方も分からない「AooDen」というメーカーやブランド名は情報をうまく得られませんでした。
サポートに確認したところ以下のような回答を頂きました。
沿革
AooDen(アオーデン)は、2017年に中国・深圳で設立され、2019年から日本市場でのオンライン販売を開始。
2021年に【AooDen】商標を登録し、家電製品の販売を主としています。
2017年6月17日┃深圳市七葉薈科技有限公司 設立
(〒518000 4th Floor, Building 6, No. 2, Reservoir Road, Nankeng Community, Wuhe Avenue, Bantian Street, Longgang District, Shenzhen, China)
2020年愛知県あま市に日本拠点の株式会社(代表の方は日本の方のようです)を設け、2023年7月に公式オンラインストアを設立しました。
AooDenは、品質と利便性を兼ね備えた製品のデザインに取り組む企業です。
また自社で研究開発チームを擁し、製品の設計と開発を行っています。 実際の生産に関しては、一部は自社ラインを有していますが、製品供給の効率と品質向上のため、他のメーカーとも協力しつつ量産体制を確立しています。
現在Amazonにおいて直営店展開しています。
Amazon.co.jp: AooDenAmazon直販ページでは
の商品を展開しています。また楽天においても現在購入が可能となっているようです。今後楽天における直営ショップを立ち上げる予定とのことです。昨今地政学的な意味で関係性が悪化の一途ですが、そもそも我々消費者はできれば安価で便利なものを使いたいだけ。中国ブランドの価格戦略やアイディア戦略は非常に面白いと感じています。
AooDen YTJ001でハンガー掛けスチームアイロンに挑戦
ハンガー掛けアイロンは初めてやってみましたが、少し感動。
検証はシワだらけで黄ばんでいる廃棄する予定のYシャツで行ってみました。
以下画像は全て向かって右側のみハンガー掛けアイロンを5、6秒行った状態です。
シャツの汚さはさて置き、ご覧の通り数秒アイロンを走らせるだけでこのような仕上がりです。コレで外出OKなレベル。
Yシャツ1枚をスチームアイロン掛けするのも過熱から含めても1分強で終われる非常に大きなメリットです。
最後に少し変わった使い方を1つ紹介。
管理人宅の床は柔らかい木質の無垢材なのですが、こういった床材の最大の弱点が
「すぐ凹む、すぐキズが付く」
木の足ざわりや匂いが最高なのですが、それと引き換えに傷つきやすさには新築後数ヶ月で後悔した点でもあります。
そこでアイロンの登場です。(濡れ雑巾を使うのでスチームは不要)
絞った濡れ雑巾を床に当ててアイロン掛けをすると、少々のキズや凹みは復活してしまうのです。木の繊維の復元を利用した手軽な修復方法です。
これを以前はコードレスで行っていたのですが、濡れ雑巾に当てるので加熱面の温度が下がりやすく、頻繁に加熱台に戻さないといけません。
対してAooDen YTJ001は仮に温度が低下しても加熱時間が短く、スタンドへの戻し作業が不要なのでかなり時短になりました。また軽いので手の負担も少ない印象です。
AooDen YTJ001でアイロン掛けの良かった点
想像以上にメリットの塊でしたがポイントを挙げると
- ギリギリおもちゃ感を回避下サイズ
- コンパクトで軽く取り回しが抜群に良い
- 加熱スピードは最短15秒ほどでかなり速い
- コンパクトながらスチーム力も十分でハンガー掛けアイロンもOK
今まで使ってきたアイロンは何だったの…?という印象です。我が家ではアイロン掛けはそう多くなく、メインは管理人のYシャツ、スラックス、子供たちの給食エプロンや帽子など。そう、小さいアイロンで十分なのです。
しかし探してみると手のひらにスッポリ収まるサイズのアイロンなんかを見つけてまたビックリ。
しかしさすがに小さ過ぎてYシャツとかは逆にストレスです。実際に使ってみたAoodenは加熱面が小さくてもYシャツレベルなら小さ過ぎないサイズ感と言えます。
普通だと思っていたコードレスのスチームアイロンが思っていた以上に大きく感じます。
ハンガー掛けはもちろん、良かったと感じたのはボタン周りを細かくアイロン掛けするところ。幅が小さいのでボタンの間もスイスイです。
取り回しの良さが生きる部分ですね。
アイロンを掛けない人には伝わりにくいのですが、アイロンの先端付近が大きなアイロンは掛けづらい場合があります。上画像のようにボタンに引っかかるとボタンを千切ってしまいそうです。
そしてこれも驚いたのですが加熱スピード。いつもより待ち時間が明らかに短くて済みます。国内有名メーカーのコード付きかつ通常の大きさの製品で1分半~2分ほどが相場のようです。加熱面積が小さいというのはこんなところにもメリットがあります。
電源スイッチを兼ねるレバー部分を前方に倒すことで、加熱温度を120°、140°、160°と3段階に変更できます。加熱面積が小さいから当然と言えば当然ですが、小さいということは大きなメリットにもなると再発見しました。
最後にスチーム力。小さいボディのわりにシッカリしたスチーム放出力です。
因みに今まで使っていたコードレスアイロンは、ボタンを押すと「プシュッ」とスチーム噴出するタイプです。かなり強烈な噴出の威力で、膝を火傷したことがあります。しかもワンテンポ遅れて放出されるのでけっこう危ないです。
対してAooDen YTJ001はグリップ裏側にあるボタンを押し続けるとスチームを連続して放出し、ボタンを離すと止まる動作をします。
注水量が小さいのでに長時間のスチーム掛けには適しませんが1、2枚アイロン掛けするには十分と感じました。
ボタン自体は軽い反発力なので、ダイソン掃除機のトリガーのように指が疲れることはまずありません。これはハンガー掛けのときの大きなメリットです。
なおYシャツや給食エプロンなどと比べ、生地の厚い綿製のTシャツなどはさすがにハンガー掛けだけではシワ取りは無理でした。厚めの素材は従来通りアイロン台で掛けるべきでしょう。
AooDen YTJ001の注意点
- 耐久性は未知数
- 電源コード付きである
- 脱着式の注水トレイだが、容量は少なめで大きな面積・多枚数には適さない
- アイロンスタンドにはもう少し厚みや高さが欲しい
管理人の使用用途では特に大きな欠点がありません。
安価な製品だけに耐久性は未知数ですが、ヘビーな使い方をしなければ問題は無さそうです。
1つ故障の原因になるとしたら、コード付きであるがゆえにコードの「本体側の根本」部分。
移動して使う家電ではコードの根本は色々な方向にテンションが掛かるため、傷みやすいのはこの可動領域から固定される部分です。
対してコードレス・モデルであればその心配がなくなりますが、今度は抜き差しする接点に異常が出ることがあるため、一概に耐久性があるとは言い難いかもしれません。しかも嚙み合わせはかなりシビアで、スタンドに戻すときに(黄色丸の)ガイドが置台にうまく合わずイライラすることも日常茶飯事です。
構造上接触不良は事故に繋がるので仕方ないですね。
そして電源コード付きであるに関して少し心配だったのが、取り回しやすさの邪魔になるのでは?ということ。確かにコードレスに慣れるとケーブル付き製品を煩わしく感じてしまう方もいらっしゃると思います。
例に洩れずアイロンの頭の振り方によっては若干コードの抵抗感があり、気になる方はいるかと思います。この辺りは本体の回頭性が良すぎるゆえに、という点もあるでしょう。
(管理人の印象では、ケーブル自体が硬過ぎたり太過ぎたりでは無いため、使用前想像していたよりも気になりませんでした)
次に脱着式の注水トレイ。ケーブル付であるがゆえにトレイを外して注水が簡単にできるのは良い点ですが、そもそも本体が小さいため100mlと注水量も少なめです。そのため連続して何分もスチームを掛けることはできません。概して枚数が少ない用途に適しています。
アイロンスタンドはプラスチック製で製品が安価なだけ仕方なし、という印象が強いです。
構造的にはアイロン面を4点の耐熱ゴムで支えるもので、これは床面への足も担っています。そのためスタンドの樹脂部分は直接アイロン面は接地しません。
しかし電源ON時は常に熱が放出されているため、樹脂部もそこそこ熱くなります。スタンド自体は耐熱だと思いますが、床にそこそこの熱は伝わるので、もう少し床面との距離を稼げる構造の方が好ましいと思いました。
まとめ
今回は当ブログでも初めてアイロンを題材とした記事でした。アイロンは1度購入するとすぐに買い替えが起こる製品ではないため、普段意識されることの少ない家電の1つです。しかし家事の1つである以上アイロンも時短アイテムであるべきだと感じます。
ご紹介したAooDen スチーム・ドライ兼用アイロン YTJ001は
- 取り回し性に難のあるケーブル付きであることを忘れるほどコンパクト・軽量
- 加熱時間が20秒もかからない
- スチーム力も必要十分でYシャツのハンガー掛けもバッチリ
- 見た目がどことなくレトロでかわいい(奥様談)
という特徴がありました。
もちろんケーブルが直付けであるため、それが気になる方はいらっしゃると思います。
初めて触ると想像以上にコンパクトな製品でしたが、小さくて軽いのは正義なのではないかと感じました。
AooDen 両用アイロン YTJ001は普段使いにも何も問題ありませんが、以下の用途にもマッチすると感じました。
- 単身赴任の旦那さん
- 出張など一時期的に持ち出す
かさばらず携帯性が良いのが大きなメリットで、できるだけ荷物のスペースを減らしたい場合の1つの選択肢となるでしょう。
今回はレトロな見た目で部屋に出しっぱなしもイケてしまう超コンパクトアイロンを紹介しました。
Yシャツのアイロンがけを自分でやっているお父さん、ハンガー掛けスチームアイロンで朝の時短はどうでしょう。
あまり商品を褒めてしまうと
アイロン掛けが自分の仕事になりそうなのでこのあたりで
では!