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【Sonos Arc】レビュー:サウンドバーの逸品、ATMOSの効果は?

2021年12月31日

Sonos Arc EYECATCH
ゆびきたす
ゆびきたす

こんにちは!
欲しい電気製品が多すぎて歯がゆいゆびきたすです。

リビングで映画見る時は良い音で効きたいですよね。

我が家では以前からTVとサンドバーの相性が悪くて不便な毎日でした。

ソニーBRAVIAにTVを替えたら
ヤマハのサウンドバーが2回に1回TVの起動の連携にコケてしまう

交換前のREGZAは全く問題なし。
更に寝室の現存機の格安REGZAでも問題無しです。

ヤマハのバーとBRAVIA両方とも初期化や再設定、ファームの確認等あらゆる事を処方してみましたが改善せず。

完全に相性問題です(以下記事でも紹介しています)
 SONY BARVIA XRJ-55X90J の実際の使用感

そしてサウンドバーを色々探した中で同じSONYのHT-X8500を考えていました。
同じメーカー製品だから当然問題ない、と思うユーザーさんも多いのではないでしょうか。

しかし数多くのレビューを見ているとソニー同士でも起動連携に失敗というレビューも散見。
機種が違っているので100%当てはまるわけではありませんが不安です。

サウンドバーの中では比較的高額な製品なので、まずは【Rentio】でレンタルしてみるのが安心!
ということで借りてみました。
結局すごく気に入って購入しました。

動作確認:2つの候補からArcの方をレンタル

Rentioに当のHT-X8500が無かったので他のもので候補探し。
いくつか見たもので気になったのは以下の2製品です。

調べてみてもネガティブな批評をほとんど見かけず概ね高評価なSonos Arc。

立体感のあるサウンド ~Sonos Arc プレミアムスマートサウンドバー

Arc | Sonos(ソノス)公式オンラインストア

Creative SXFI CARRIERの方は販売経路がかなり限定的みたいで、一般ユーザーのレビューが全くありません。

ホログラフィ搭載サウンドバー CREATIVE SXFI CARRIER Super X-Fi

Creative SXFI CARRIER - Super X-Fi®Dolby Atmos® スピーカー システム サウンドバー - Creative Technology

Creative製品は人柱的には面白そうです。しかしすでにYAMAHAのVアンプ用のサブウーハーを設置しており、デザインの違うウーハーが2機になるのは気になります。

そこで今回はシンプル構成なSonos Arcにしてみました。

Sonos Arcの概要

Sonos@Rentio OPEN
箱に箱が入ってます
Sonos@Rentio Premium BOX
割と豪華な化粧箱です。上蓋は左右にスライド式ロックがあり、解除すると蓋が簡単に上に外せます

そして想像より重くて長いです。
女性には持ち運びが少し大変です。

長さ(幅) 1,141.7mm
高さ 87mm
奥行 115.7mm
重量 6.25kg
仕上げ マット仕上げ
リモコン 付属無し/スマホ・タブレットアプリ にて
主な付属品HDMI---光(S/PDIF方式/角型TOSLINK)変換ケーブル

外装は硬質なプラスチックですが、ディティールの作りはとても良く全体的に剛性感抜群。
布状のサランネットより掃除がしやすいのがポイント高いですね。

Sonos@Rentio on Boad
1200mm幅のテレビ台にぴったりです。
Bass reflex port with Allow
右背面から撮影。左右側面にウーハーユニットがある関係でバスレフ・ポート(低音増強用の穴)が背面上向きにあります。

続いてスマホやタブレットのアプリ接続設定をしていきます。
Sonosのアカウントが必須です。

設定はガイダンスに従うだけなので割愛。

懸念していたソニーTVとの相性問題はというと…

TVとの同時起動や視聴中のHDMIのリンク切れなどの問題は一切発生しません。
これでやっと普通の挙動になりました。

Arcにしてみて煩わしさから解放されました。

Sonos Arcの接続:地デジの音が出ない可能性

下調べせずにTVと外部音響機器に接続すると地デジの音が出ない事があります。
そこでレンタルする前に調べてみました。
以下抜粋文です。

Sonos Arcで再生可能な音声フォーマット

・ドルビーデジタルプラス
・ドルビーアトモス(ドルビーデジタルプラス)
・ドルビーアトモス*
・ドルビーTrueHD*
・ドルビーアトモス(True HD)*
・マルチチャンネルPCM*
・ドルビーマルチチャンネルPCM*
*TV側と「eARC接続」が必要

因みに地デジやBSの音声は【MPEG-2 AAC】方式です。
上記Arcの対応フォーマットにないので音が出ません

購入したソニーのTV(XRJ-55X90J)側を見ると

ソニー XRJ-55X90Jの音声出力フォーマット

MPEG2-AAC】や【MPEG4-AAC】は変換処理(トランスコード)をされてDolby Digital または Dolby Digital Plus で出力されます
※ただしパススルーモード】を【切】」にするのが条件

パススルーモードを切れば対応できそうです。

ソニーのBRAVIAに関しては以下のページを参考にしました。

Snoy BRAVIA codec

接続直後は音が出なかったので上記Q&A記事を参考にパススルーモード」「切」で音が出ました。
BRAVIAのデジタル音声出力設定では

オート1:本機が対応している圧縮音声をそのまま出力します
オート 2:マルチチャンネルの圧縮音声のみ、そのまま出力します

という違い。

今回デジタル音声出力設定は『オート2』の方にしました。
どちらでも音声は出るのですが何故か『オート1』の方がYoutube等外部ソースの音量がかなり大きい状態。

例えば地デジで最適な音量にし、その後Youtubeに切り替えるとかなりの爆音でうるさいです。
環境なのか相性なのか…


2022年07月追記
実際に製品を購入して接続したところ、オート1では音声が出なくなっていました。
半年の間のTVやArc側のファームウェア等の更新が原因なのかは不明。
そしてYoutubeとの音量差は前回のオート1並みに大きくなっているような印象です。

2022年末追記
いつの間にかオート1でも音声出力されるようになっていました。
TV側もSonos側もアップデートしているのでどちらが原因なのかは不明。

2023年05月追記
改めて比較するとオート1に比べてオート2の、特に地デジ番組の音が小さく感じます。地デジに聞きやすい音量に合わせて、例えばYoutubeなどを見ると、動画によっては爆音に。子供たちがoutubeへ切り替えるとよく起こりますね。

そのため最近は地デジ音量がオート2と比較して大き目なオート1の方で視聴しています。もちろんオート1でもソース間の音量はけっこうある印象なので細かく調整は必要です。AIなどで自動的に調整してくれる製品が出たら即買いしてしまうでしょう…

Sonosのアップデートに関しては聞こえ方がコロコロ変わる印象です。いつかのアップデートでセリフ帯域が聞き取りにくい感じになったりしましたが、現在は改善されています。下でリンクを張っていますが、Sonos Subを追加することで全体的に聞きやすさも増したのは不思議でした。
(ただしソースによってはドカドカ鳴るので注意が必要)

Sonos Arcの音響設定:TruePlayで音響補正

事前にArcに期待したポイントです。

これはSonosアプリ内の「TruePlay」機能による、スマホのマイクで集音・フィードバックして音場補正する機能。
しかし、アプリを入れて気づきました。

Androidに非対応ということに…
iPhoneやiPadに対応しているみたいなので我が家のiPad mini(2021年モデルのmini6)で確認します。

TrueplayMenu
アプリの(歯車マーク)設定>製品名(名前は任意)>「Trueplay」

設定項目が出てきた!と喜んだのもつかの間

Trueplay@mini6
まさかの...

まだ非対応でした。
よく調べてみるとSonosのサイトにもちゃんと記載済み。

Trueplay@iPad OS
少し日本語が変な気がします

誰かにデバイスを借りて」はさすがにツテがありません。
チューニングは今回断念。

2023年03月現在iPad mini6も対応済みです。
Trueplay対応モバイル機器とSonos製品 | Sonos

しかし古い製品の非対応が増えていますので注意が必要です。

Trueplayの真価

TruePlay on iPadMini 6

対応予定とウェブサイトで謳われているのを見て待機。
いつの間にか対応していたので早速やってみました。

アプリの指示に従ってタブレットを上下に振りながら部屋をグルグル回る独特な方法です。
Arcが音を出し、それをスマホのマイクで取得しフィードバックします。

その効果は

  • (未調整)サラウンド感はよりも広がり感はある → (調整有)包み込まれ感+移動間アップ
    ※しかし後ろから音が(疑似的に)出ている印象は薄い
  • (未調整)Dolby ATMOS :期待よりも高さ方向の効果が薄い →(調整後)高さ感が少しだけ改善

管理人の環境では変化は小さいながら確実にありました。
ただ各所のレビューではAtmos対応がかなりクローズアップされますが、天井に物理スピーカーが無いためもこれで限界といった印象です。

ATMOSの高さ感がもっともっと出ればよいのですが、我が家のリビングの天井は「梁」という出っ張りがあります。乱反射して効果が出にくいのでしょう。
突起物がない部屋であれば、もう少し分かりやすい効果が出ると思います。

Ceiling

TrueplayはAndroid端末には非対応なのでApple端末が必要になります。
環境が整っている方はぜひこの調整をしない手はありませんね。

Sonos Arcの良いところ

好評とするレビューが多かったのですが、その通りでした。

大音量でもそれほど五月蝿い感じがなく、スピーカーユニットのバタ付きも少ないです。
しかも曲によっては中低音もかなりの音圧を表現します。

地デジの音質(オート2設定でステレオPCM)

TV Programs

DTS Virtual:Xという3Dサラウンド機能が付いていたヤマハのサウンドバーは分かり易く音が広がる感覚のものでした。
それと比較すると質実剛健、過度な広がり感は演出しないようです。

TV番組だけに使うのは完全にオーバークオリティ
ただ音楽番組ではArcの良さが前面に出ます。
特にライブではその臨場感の演出が素晴らしいです。

Arcと最高の相性は映画鑑賞

Best_Sources

(普段Dlby Digital Plus/5.1もしくはAtmosで視聴)

映画や海外ドラマは全てオンデマンドビデオで視聴しますが、ジャンル問わず素晴らしい。
音楽プログラムも最高でしたがスケール感のある映画はベストな相性だと感じます。

またかなり音量を大きくしても音が破綻しにくい印象です。
筐体にしっかりとした剛性感があるためでしょう。

なおEQ調整で低音を上げ過ぎるとさすがにボコボコ音が出るので上げ過ぎは厳禁。
小径ユニットの物理的な弱点で振幅が大きくなるとどうしてもバタ付きます。

低音設定は「効いているかな?」くらいにとどめるのが良いでしょう。

またDOBY Atmosですがわずかですが上からも音が鳴っている雰囲気はあります。
雰囲気なのでサラウンド効果は薄め。
視聴ソースによってもバラツキが大きいです。

Play_DOLBY ATMOS
スマホアプリ内で音声出力形式の確認ができます


NetflixやDisney+に対応作品が沢山あるようで契約済みのユーザーには最適だと思います。

当機のAtmosは音が前後左右にグルグル回る感覚には過度な期待は禁物
5.1スピーカーが物理的に存在するシステムと比較すると音の移動感は小さく感じます

なお将来的に『Sonos One SL』などをリアに設置(スピーカー線は不要ですが、電源は必要)すればリアル5.1ch化できます。
Arcの出来が想像以上なので実はこちらへ計画にシフトしようかなと思いました。

※更に後日Sonos Ampを追加購入し、既存の有線リアスピーカーを利用しサラウンド化した様子を以下で紹介。
【SONOS AMP】レビュー:ArcとSubと有線リアスピーカーでサラウンド

音楽配信サービス対応

YouTube And Amazon

Arcが、というよりもSonosシステムではYoutube Music(Premium)やAmazon Music Prime(Music Unlimited)も対応しています。
他にSpotifyApple Musicも使用可能です。
スマホやタブレットのSonosのアプリからシームレスにリビングで音楽を楽しめます。

またアレクサ・デバイスと連携するとAmazonの上記サービスを使い、例えば

  1. 「アレクサ、ひげだんのクライベイビーをかけて」
  2. アレクサ:「はい、髭ダンディズムのクライベイビーをソノスで再生します」

みたいな再生も可能です。

音楽が好きな妻に使ってもらったところ、とても好評でした。
手が空かない家事をしながら音で操作できる点が喜ばれました。

Sonos Arcの注意点

TV用の音楽再生機器としては無敵に近いと思いますが、改善を強く希望する部分もあります。

拡張性に難あり:HDMIが1つしかない

Only One HDMI

今時の製品としてはかなり割り切った仕様で、接続パネルには電源、HDMI、有線LANが各1系統あるのみ。
パススルーを含めてHDMI出力がもう1つか2つあれば良かったのにと思います。

あまりにも拡張性に乏しい点がSonosシリーズ製品の弱点です。

AndroidにはTrueplay非対応

Sonos Arc Mic

1台もiPhoneやiPadがないとTrueplay設定が出来ません。
スマホのマイク特性が違うためAndroid機は非対応なのかなと思います。

一応Arc本体にマイクはありますが、測定位置の関係でフィードバックには使えません。
多くのAVアンプが行っている、付属の測定マイクを使う方式が採用されたらベターですね。

イコライザーの設定が高低の2つのみ

EQ Settings

特定音域の癖を薄めたり部屋の響きに合わせて調整するにはちょっと不足。

音響機器の音質は素の音も大事ですが、部屋に合わせて周波数特性を調整できる方がメリットが大きいと感じます。
それだけに(Androidの)Trueplay非対応と合わせて残念な点です。

まとめ

もっと高価な音響機器を使っているディープな視聴者層の方には厳しいかもしれません。

しかし一般のライトユーザーなら幅広く満足できるコストパフォーマンスを発揮します。

例えばこんな方々におススメです。

  • 高価な音響機器までは要らない人
  • 単体で低音再生ができるだけ優れている製品が欲しい方
  • 映画の迫力や音楽の楽しさを良い音で味わいたい人
  • スマホで操作・設定することに違和感はない人
  • 見た目スッキリさを重視する方
  • 掃除しやすい方が良い人

残念なのは事前に視聴できる店舗があまり見つからない事。
ただ店舗視聴ができても部屋の環境と違い過ぎて…という面もありますね。

さて今回のSonos Arc、評判に漏れず素晴らしい音響デバイスでした。
ただATMOSによる立体音響に過度な期待はしない方が良いでしょう。
(後ろや上部にスピーカーが無いので、宣伝ほどの効果はない)
このあたりは視聴環境にも左右されます。

しかし歴然と音質自体は優れたものです。
高価ですが間違いなくQOLが上昇する逸品でした。

生活にも良い音と音楽、そして心楽しいひと時を!

では!


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