こんにちは、メーカーを揃えるのが割と好きなゆびきたすです!
Sonos Arcは想像より低音が出るんですよね。
でも格安AVサラウンドに迫力で負けます…
サウンドバーのSonos Arcは快適生活支えてくれる1製品。。
普段のTV番組やYouTube動画さえも素晴らしい音を奏でてくれます。
Rentio:"Sonos Arc "サウンドバーの逸品 - 電子徒然雑記 (creas-labo.org)
Arcは細い外見以上に豊かな低音が再生可能です。
しかしそれでも5.1chAVアンプを軸としたウーハー付きの安価なサラウンドシステムに迫力や臨場感では勝てません。
今回Sonosサラウンド化の1歩として低音増強を、つまりSonos Subを設置することにしました。
結論として
ArcやBeamとセット購入必須と思える低音クオリティ
と思うくらい激変しました。
ではSonos Subをザックリ解説します。
Sonos Subの概要
外寸(上写真のように見て) | 幅402mm×奥行158mm×高389mm |
重量 | 13.15kg |
外装色 | ブラック、ホワイト |
外装色仕上げ | グロス(艶あり) |
接続方式 | Wi-Fi(802.11a/b/n 2.4GHz/5GHz)、 有線LAN(10GBASE-T/100BASE-TX) |
ハードウェア構成 | CPU:Quad Coer1.5GHz メモリ:256MBSDRAM/256MB NAND FLASH |
付属品 | 電源ケーブル2m、クイックスタートガイド |
設定方法 | スマートフォンおよびタブレットのSonosアプリからのみ |
表面はピアノブラック調の光沢仕上げ。
10kgを超える重量なため女性は運ぶのが大変化もしれません。
ただ化粧箱開梱一番、真ん中の穴が思ったより掴みやすいです。
Sonos Subの設定はシンプル
Sonosのシステムは全てネットワークで接続されます。
今回のSubもご多分に漏れずWi-Fi接続が可能です。
設定はAndroid、iOS問わずスマホのアプリから可能です。
PCからの設定は不可、ましてリモコンもないのでご注意下さい。
更にアプリからの設定はBluetooth機能が必須となっています。
すでにArcなどが設定されている環境にも「製品を追加する」から簡単にアドオンできます。
数秒でSubを認識するので追加します。
「Subを準備しています」画面からPINコード確認の画面に移ります。
※(4)画面上には「表示のように」とありますが、Subの画像があるだけでタップのやり方が分かりにくいです。
実際は単にスマホを製品にコツンと当てるだけです。
ただ1回でうまくコードの受け渡しができない場合もあります。
その場合は「ヘルプが必要ですか?」をタップするとガイダンスが表示されます。
ここから「再試行」でやり直しができます。
どうやってもPIN認識しない場合は、一度キャンセルして最初からやり直すとうまくいく場合もあります。
なお設定をキャンセルするには設定ガイダンス画面の背面の暗い部分をタップします。
そのままシステムに追加されるのを待ちます。
無事追加されると、次にSubをどのシステムに連動させるかの設定。
そのまま続けて設定も可能ですし、後から追加設定として行うこともできます。
しかし後から行う場合アプリが不親切な部分が多く、設定方法が分かりにくいためそのまま設定を続けることをおすすめ。
管理人の環境の場合、すでにArcを使用しているのでそちらに連動させます。
リンク成功すれば確認の音が全スピーカーからなりますが、Subが一緒に鳴った瞬間は音の厚みに感動ものでした。
最終的に部屋の名前+Subと表示されれば完了です。
Sonos Subの効果
低音のド迫力さ加減が半端ないです。
文章でお伝え出来ないのが残念でなりません。
感想としては
- 音が床下へ落ち込んでいくような深い低音感
- Arcを含めたシステムトータルで音質が向上
深い低音感
Yotubeなどで周波数テスト動画を再生してみると以下のような印象
※測定器での値ではないので個人の感想です
- 100Hz~50Hzあたりは余裕の再生能力
- 40Hzあたりから大きく減衰してくる
- 20Hzではさすがに音圧がかなり小さい(小径ユニットの限界)
低音の可聴限界に近い20Hz付近はさすがにサイズ的に無理。
しかし視聴上全くそれを感じません。
20Hzまでいくと音というよりも空気の振動ですね。
ライトユーザー目線でも2.1ch再生だけでもQOL爆上がりと断言できます!
ただ共用住宅では、本領発揮させるのは難しいレベルだと感じました。
低音の音圧が強力で、地震対策機能のあるLED照明器具が地震と勘違いするほどです(笑
管理人はすこしだけ下げ気味にしました。
因みに画像のように2台リンクさせることができますが、1台でおなか一杯…
※因みに弟モデルの「Sub mini」は2台リンク不可です
システム音質向上
不思議な事にセリフや音楽的な再生において鮮明度がアップしたように感じました。
間近でArcの音を観察していると、Arcの低域を減衰ないしカットしているように聞こえます。
これによって上の帯域への影響が減少したのでしょう。
より専業的な感じですね。
アプリからはクロスオーバーなどの設定はできませんが、この音の繋がりはSonosエンジニアの良い仕事の1つだと感心しました。
またArcを含めたトータルの音場で言えば、基本的に生活空間は左右前後の素材や形状が揃っていないことが多いですね。
Appleデバイス必須なのが若干ハードルですが、Sonos Trueplayで補正が更に効果ありです。
過去記事でもTrueplayを紹介しています。
Rentio:"Sonos Arc "サウンドバーの逸品 - 電子徒然雑記 (creas-labo.org)
Sonos Subの注意点
サブウーハーという単機能な製品なためクリティカルな不具合は見られませんでした。
しかしネットワーク、とりわけWi-Fi設定などに不慣れなユーザーはハマる要素も散見されます。
注意点は少ないながらも以下の事を留意すべきところとして挙げてみます。
- Wi-Fiの接続に相性もしくはクセがある
- Wi-Fi接続ゆえの遅延
- 外装メンテナンスが短期間で必須
Wi-Fi接続にクセがある
Arcの時も感じましたがBluetoothとWi-Fiで設定すのですが、若干Wi-Fiの掴みにクセがあるのかスムーズにいく場合と何度やってもうまくいかな場合とがあります。
今回のSubにおいても全く同じ。
対処法として
- 有線LANケーブルでつないで初期設定だけを行う
- 設定が完了したらケーブルを取り外して再度コネクトボタン
- それでも接続に難があるなら電源ケーブルを一度抜いて再起動
これで管理人環境ではWi-Fi接続でき、かつ正常に音が出ました。
Wi-Fiにおける遅延は?
TVやYouTube動画、オンデマンドサービスでの映画などでは特に遅延は感じませんでした。
しかしFPSなどのシューターゲームなどに使用する場合、遅延を感じる場合があるでしょう。
※今回はゲームでの検証は未実施
物理的には必ず遅延があるので用途には注意すべきでしょう。
また低音は高音と比べると空気中の伝播速度が遅い傾向にあるので気になる人には気になるかも。
外装メンテ必須:ホコリ対策
グロス仕上げの上品さに反して、ホコリの見え方が尋常ではありません。
定期的な掃除か布類が一切ない部屋に引っ越すかくらいしか対策がありません…
なお管理人宅は元凶の「こたつ」があるため掃除は義務化です。
掃除するツールに関してはクイックルワイパーが適当ですが、油分付着の可能性も捨てきれません。
詳しくは過去記事で紹介しています。
検証:白くならない液晶クリーナーはどれ? - 電子徒然雑記 (creas-labo.org)
「液晶モニター掃除の鉄則:ホコリとチリを払う」の見出し項目でワイパー系を考察
サクッと掃除すれば元通りですが、すぐまたホコリが付いて目立つのが難点ですね。
まとめ
スタイリッシュなデザインで、ホワイトモデル、ブラックモデルともに洋室にマッチするインテリアとしても秀逸です。
もちろん追加した場合の低音再生能力は圧巻の一言。
Sonosのサウンドバーを使っている場合まさにセット売りが妥当な製品だという印象を持ちました。
その反面、Wi-Fiの掴みに相性があるのかうまく場合といかない場合とに遭遇。
一度設定が完了してしまえばあとはWi-Fi運用可能ですが、初めは有線LANで行う方が良いでしょう。
※ただしシアター構成において、有線接続をした機器で(アプリから)【Wi-Fiを無効化する】ことは要注意。
詳しくはSonos Ampの記事内で解説しています。
【Sonos Amp】レビュー:ArcとSubに有線リアスピーカーを組み合わせ - 電子徒然雑記 (creas-labo.org)
ソースの相性ではアクションやSF映画でド迫力のシアターと化します。
もちろん音楽再生においてもリズムを支える低音がしっかりハイスピード再生きるところも魅力です。
ただしPCやコンソールゲーム機をリンクさせてのシューター系ゲームなど、遅延が嫌われるジャンルのものは気になる部分が出るかもしれません。
おしゃれなたたずまいのSubですが、ホコリが付きやすい環境では汚く見えてしまうのでメンテも必要です。
柔らかいハボウキでホコリ除去しつつ眼鏡拭きなどのキズ防止できるクロスで拭きましょう。
試しにSubをオフにしてみると分かることがあります。
一度体験してしまうとSonos Sub無しには戻れないくらい寂し気持ちになること。
そんな聞いてしまうと戻れない魔力を持ったSonos Sub、お手持ちのシステムに加えてみてはどうでしょうか。
では!