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Vivecraftレビュー Meta Quest2でマインクラフトVRの世界へ

2022年10月2日

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ゆびきたす
ゆびきたす

こんにちは!
中の人ゆびきたすです。

噂のVRデバイス"Quest 2"でVRの新時代を体験。
Quest2で、長~く楽しめるJAVA版マインクラフトのVRmod「Vivecraft」を堪能してみます。

別記事でOculus(Meta)Quest2のレビューの中で少しVivecraftのことに触れましたが、今回はゲームの方に焦点を当ててみます。

結論としてマイクラ好きには更に刺激とディープな楽しみ方ができる出来栄えでした。

Vivecraft起動までの大まかな流れ

ここではMeta(Oculus)Quest2の導入は完了しているのを前提としてお話します。
Quest2導入に関しては以下の別記事を参考にしてみて下さい。

MetaQuest2_Eyecatch
Meta Quest2 レビュー PC接続Quest Linkの方法と眼鏡対策

ゆびきたす こんにちは!中の人ゆびきたすです。 初のVRデバイス"Quest 2"を体験してみました。 新しいデバイス好きなわりにVRは未体験。映像機器はリフレッシュレートが高くてぬるぬる好き人間なの ...

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導入方法はJAVA版マインクラフトを導入済みと仮定し、下記手順で進行します。

SteamアカウントとSteamクライアントそしてSteam VR

マインクラフトなのにSteam?

と思われるかもしれませんがVR modであるVivecraftがSteamVRというプログラムをベースに動作するため必須作業となります。

Steamはアメリカの「Valve Corporation」という会社が運営するPCゲームやPCソフトウェアの販売・配信のプラットフォームのこと。
過去Valve自体もゲームをリリースしています。

Steam関連では以下の作業を行います。

普段Steamを使用していない場合、アカウント作成とクライアントのインストールが必要です。

どちらもガイダンスに従い適用するので簡単。

次にSteam VRを適用します。

Steam VRのインストール方法
(1)Steam クライアント起動
(2)Steamクライアント内「ライブラリ選択」
(3)左欄上の検索窓に「VR」と入力
(4)下に出てきた「SteamVR」をクリック
(5)SteamVRページで「インストール」クリックして適用
※必要容量が1GBを大きく超えるのでSSD/HDD容量にも留意して下さい
SearchSteamVR
手順の抜粋(3)
Install_SteamVR
手順の抜粋(5)

インストールが成功するとSteamクライアントの右上に「VR」が出現します。

これを押すとSteamVRSteamがスタート。
(SteamVRの小さい画面が出ます)

ここではViveCraft適用後にスタートすればよいです。

SteamVR Icon

これでSteam関係は完了です。

Vivecraftのインストール手順

JAVAのマインクラフトは素の状態では公式以外の改変プログラム、通称modの適用不可。

基本的にはJAVA版マインクラフトにmodを適用するためには「前提mod」というプログラムを先に適用させる必要があります。

有名なのは「Minecraft Forge」で当然Vivecraftにも必須です。

なお既にMinecraft自体は入手している方が多いと思うのでの購入方法やインストール方法は割愛しています。

今回のVivecraftはForgeのインストールも同時に可能なのでまとめてご案内します。

筆者が適用した時は1.18.2までのバージョンでしたが、2022年09月26日現在でのダウンロード可能なバージョンは「1.19.2」です。

恐怖のmob・ウォーデンが追加されたバージョンですね。

minecraft1.19.2

ここで先に一つやっておくことがあります。

必ず事前にJAVA版マインクラフト1.19.2で一度起動=1.19.2本体のダウンロード)をしておいて下さい。

その後ランチャーを含めて全て終了させます。
(modを追加する場合ランチャー起動しているとエラーが出ます

次に別途JAVAプログラムが適用されている必要があります。

JAVA Runtime
出典:Java│Oracle

実際にJAVA版マインクラフトのインストールされたファイル群には、このJAVAが既に内蔵されています。

C:Users現在のユーザー名AppDataLocalPackagesMicrosoft.4297127D64EC6_8wekyb3d8bbweLocalCacheLocalruntimejava-runtime-gammawindows-x64java-runtime-gammabin

上記フォルダ内の「javaw.exe」ベースにマインクラフトは起動します。

これがJAVA版と言われる所以です。

しかし完全に外部プログラムであるmodを追加しようとすると、まずOS自体に上のJAVAがインストールされている必要があります。

その証拠に下記手順でダウンロードできるmodファイル(拡張子 .jar)はJAVAプログラムがOSにインストールされていない環境だとインストールが始まりません。

方法は2つ

  • JAVAプログラムを別途ダウンロードおよびインストールする方法
  • Windowsの場合はマインクラフト内蔵JAVAに「Pathを通す」方法(MACは手元に環境が無いので不明)

基本的に一般的で簡単なのは上のOracle JAVAプログラムをインストールしてしまう方法です。
以下のVivecraft適用手順で少し補足します。

Vivecraftは下記画像リンクからダウンロードできます。

Vivicfaft Image
出典:Downloads - Vivecraft - VR Minecraft For SteamVR

リンク先の下へスクロールした先にバージョン別のダウンロードリンクがあります。

Vivecraft Procedure 01
最新は1.19.2

上記をクリックすると「github.com」へ変遷します。

github.comとは様々なプログラムのソースコードのバージョン管理をオンラインで管理及び公開するウェブサービスです。

ここで下画像のように「NONVR」や「Sorcecode」の文字列が無いものをダウンロード。

Vivecraft Installer

今回の例では「vivecraft-1.19.2-jrbudda-VR-2-b8-installer.jar」というファイルが入手できます。
拡張子.jarなどはフォルダオプションで設定していないと見えません

見えなくても支障はありませんが可視化するには次の作業が必要です。

  • ファイルとフォルダー表示の項で「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する」にチェック。
  • 登録されている拡張子は表示しない」のチェックを外す

拡張子「.jar」は一般的な自動展開書庫「.exe」と違い、展開するには条件があります。

modインストールには基本的にJAVAというプログラムをインストールした上でmodを適用するのが楽な方法です。

なお筆者はいろいろな都合でJAVAをインストールせずに、元々マインクラフトに内蔵されているJAVAプログラムを使っています。

既に述べましたがマインクラフト内蔵JAVAに「pathを通して」いれば別途JAVAをインストールすることは不要です。
このあたりは6年くらい前にネットで調べて見よう見真似でやってみた結果現在も使えている手法をそのまま継続中。

JAVAのWindows版はこちらからもしくはMACを含めたすべてのOSのインストールページからダウンロード・インストールします。
(ファイルをダブルクリックしてガイダンスに従います)

OSにJAVAさえ入ってしまえば、先の「~.jar」がダブルクリックでインストール画面が起動します。

Viveraft Install
写真では内蔵JAVAを使ってインストールしているためコマンド画面が開いています

インストール画面では少し設定が可能です。

上画像で少しヒントを入れていますが、「Install Vivecraft with Forge」にチェックを入れると前提modであるForgeも一緒にインストールしてくれます。

チェックを入れない場合は

  • 既に1.19.2用Forgeがインストールされている環境
  • Forgeがない場合は別途で先にここでForgeをインストール

の2つに分かれます。

実際に沢山のForgeバージョンがありますし、Forgeはダウンロードページまでにカウントダウンページもあってウェイトが入るので、Vivecraftと一緒に入れる方が楽でしょう。

Mincraft Forge
出典:Download for mincraft Forge for Mincraft 1.19.2

※環境依存かもしれませんが、当環では以下のエラーが出ました

OptifineDownload Error01

画像の注記としては筆者が適用した時はバージョン1.18.2までがダウンロード可能だったので、動作の確認は同バージョン。

上記のエラーはVivecraftはチェックを入れたForge以外に「Optifine」という軽量化modも自動でインストールされます。

このOptifineがダウンロードできない旨のエラーです。
Optifineが適用できないのでVivecraftのインストールが最終まで正常に完了できない状態になってしまいました。

mod導入にはこういった万が一の時は自己責任であることに留意してください。

因みにこのエラーへの対処ですが、まずOptifineを公式サイトで別途ダウンロード&インストール。

次にインストールフォルダ内のライブラリファイルをリネームしてVivecraftインストール時に作成された空のライブラリフォルダへコピペすることで起動できました。

詳しくはプルダウンで後述しています。

Optifine Download
出典:Optifine Downloads

当環境のJAVAのPathの通し方がマズイのかと思いましたが、調べてみるとjava経由でhttpsサイトへ接続する時の証明書絡みのエラーのようです。

筆者はjavaやプログラミング言語の知識ゼロのため詳しい原因は不明でした。

ただ別の日に改めて同じ手順を踏むと正常にインストールできました。

ファイル自体は動作確認当時(9月上旬)と9月26日現在のファイルはSHA256のハッシュ値を見る限り全く同一ファイル。
もしかしたらダウンロードサーバーの問題だったのかもしれません。

Vivecraft Install Finished

備忘録として下記プルダウンに手順だけ記します。

以上でVivecraftのインストールが正常終了すればあとはVivecraftのプロファイルをクリック起動するだけです。

遂にマインクラフトVRの世界へ!

Vivecraft Start

Vivecraftを起動すると(Steamクライアントが自動起動していれば)SteamVRも自動起動されます。

もしSteamVRが起動しないエラーが出る場合は以下の手順でしてみて下さい。

  1. Quest Likが正常に接続するか確認
  2. Steamを起動してSteamVRを起動する
  3. マインクラフトランチャーを起動
    ※HMDでバーチャルデスクトップからの操作でも可
  4. プロファイルで「Vivecraft」プロファイルをクリックして起動

2番目項目のSteamVRの強制起動はSteamクライアントの画面右上に出ている「VR」をクリックすると起動します。

SteamVR Icon

Quest2とPCのQuest Linkが正常接続され、かつSteamVRが起動できればVivecraftも起動できます。

新鮮な驚きのマインクラフトVR:Vivecraftの世界

OculusScreenshot
起動すると土ブロックに囲まれた空間にメニュー画面が出現

Vivecraftを体験すると誰もが「すべてがデカイ」と感じるでしょう。

マインクラフトの世界の1ブロックは1m四方で設定上プレーヤー(デフォルトのスティーブ)の身長は1.875mでキャラ設定は意外に高身長。

このトリビアはXBOXのTwitterで紹介されています。

XBOXさんはTwitterを使っています

VRの凄さは体の違和感として体験

OculusScreenshot My World
腕時計を見るように左手を顔前にかざすとHUD(インベントリなど)が見られます

スクリーンショットではVRの凄さが全く伝わらないのが残念でなりません。

高リフレッシュレートも相まってまさにマインクラフトの世界にいる感覚。

夜のmobたちが恐ろし過ぎ(特にクリーパー)。

操作慣れしない間はリスポーン嵐になるでしょう。

使いやすくするため、設定を変更

ブロックや建物など全体的に大きさに違和感があるならVivecraft内でQuest2「Y」ボタンでメニューを開き「設定」から「VR settings」内の「World Scale」から好みの大きさにしてみましょう。

少し小さめにするとちょうど良さそうです。

操作方法は慣れないと少し独特です。

初期の操作は以下の表のとおり。

右手

スティック操作視線移動
スティック押込みスニーク
Aボタン右手に持ったアイテムを使う
Bボタンメニューを出す
トリガー攻撃、ブロックを壊す、決定(マウス左クリック)
グリップ部ホットバーのアイテム選択を1つ右へ

左手

JOYスティック歩きの移動
JOYスティック押し込みジャンプ
Xボタンインベントリを開く
Yボタン(キーボードの)ESCメニューを出す
トリガーテレポート移動(押すと地点選択、離すと移動)
グリップ部ホットバーのアイテム選択を1つ左へ

使いにくい場合は、VivecraftではなくSteamVRの方からキーの割り当てが変更可能です。

方法は

  • デスクトップ上でStearVRの子画面が出ているのを見つける
  • 画面の「」メニューから「設定」に移動
  • コントローラー」項目内の「コントローラーのバインドを管理
  • VIVECRAFTが選択されていることを一応確認
  • アクティブなコントローラーのバインド」項目を「デフォルト」から「カスタム」へ
  • 同じ画面内の「このバインドを編集」から編集画面に入る

直感的な操作のお好み設定を見つけてみて下さい。

Vivecrat注意点

  • 酔いやすい人は注意
  • 振り向きなど操作上違和感がある

酔いやすい人は注意、その対策

Motion Sickness

マインクラフトVRをする上で注意点は「酔いやすい人」はご注意を。

マインクラフトのYoutuberさんは視聴者のことを考慮して走っているときの「揺れ」設定をオフで配信されている場合が多いようです。

この「揺れ」程度でも気持ち悪くなる方にはけっこうキツイかもしれません。

VRにおいては、この酔いやすさは平面の画面でのプレイと比べても強烈ですので。

どうしても酔ってしまう場合は、アナログスティック部で「歩く」操作をするのではなくテレポート移動をした方が良いでしょう。

なお筆者やその子供たちは全く酔いませんが、奥様は気持ち悪くて全く受け付けないようです…

振り向き動作がかなり急

右スティックで視線移動すると即座に右に視点が切り替わります。

通常のマウス操作アナログパッドでのぬるーとした動きはできません。

いわゆるスイッチ的な動きという感じですね。

マウス操作の自在な操作に慣れているとカクンカクンとした感じで少し違和感を覚えました。

まとめ:噂のマインクラフトVRは楽しきもの

Playing Vivecraft
パジャマがクリーパー柄なほどマイクラ好きな次男(8)

酔いにくい、眼鏡をかけていない方は通常のマインクラフトも楽しいですがVivecraftで更に楽しさ倍増です。

今回は狭い空間でVRを楽しむコンセプトとしたので椅子に座っての操作ですが、ジャンプ動作やチェストを開く動作、はたまた敵を攻撃する動作など6DoFセンサーの良さを生かした楽しみ方もできます。
(これは筆者も後からネット情報で知りました)

軽くフィットネスも兼ねた遊び方も出来るなんて、奥深いVivecraftの世界。

たまには超没入感を求めてVRのマインクラフトで遊んでみるのはいかがでしょうか?

では!

MetaQuest2_Eyecatch
Meta Quest2 レビュー PC接続Quest Linkの方法と眼鏡対策

ゆびきたす こんにちは!中の人ゆびきたすです。 初のVRデバイス"Quest 2"を体験してみました。 新しいデバイス好きなわりにVRは未体験。映像機器はリフレッシュレートが高くてぬるぬる好き人間なの ...

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では!


PC接続メインでVRをするなら64GB(旧Oculusブランド名。現在公式廃止容量)か128GBが良いでしょう。
Quest2単体でゲームしたいなら256GBと容量アップしておいた方が無難です。

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  • この記事を書いた人

ゆびきたす

妻子持ち副業ブロガー 趣味のPCや家電の事を徒然なる心のままに。 ※アフィリエイトプログラム参加中

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