こんにちは、モニターライト大好きゆびきたすです!
ありそうでなかった唯一無二の湾曲したライト!見てるとAmazonでたまにセールやってますね。
全国の湾曲好きの変態たちから羨望のまなざしを受けること間違いなしの面白アイテムです。
Amazonを見ていると直近1ヶ月で50個以上販売されているようです。こんなニッチな製品が毎月50個はすごい。しかし理由はとても簡単。
- ライト本体が湾曲した製品がほかにない
- コントロールが本体タッチに加えてワイヤレスユニットでも可能
※より高価なBenQ ScreenBar Halo互換 - とりあえずモニターライトの必須機能全部入り
これらの理由で買われているケースが多いと思います。
ただ「ライトが湾曲していることは見た目のデメリットにもなり得る」と覚悟して購入してみました。なぜかはコチラへジャンプ。
なおモニターライトによる目の疲れの軽減効果に関してエビデンスとなる位置づけの資料は見つけることができませんでした。
そのため個人の主観が大きいことをご了承ください。
1. ZRZT 湾曲ゲーミングモニターライトとは?
そもそも管理人はZRZTというメーカーなりブランドを初めて知りました。
聞いたことなくてなんか怪しい。どこの国の何て言う会社なの!?そもそも読み方が全然わかんねーよ!
と言われてもいくら調べてもヒットしませんでした。
なおAmazonの販売者情報には下のような表記がありました。
ごめんなさい、見てもまったく分かりませんでした
しかしサクラレビューも混じっているのを覚悟で実際の製品を手に取ってみました。結論は「実に堅実なつくり」という印象でした。
こちらの製品のターゲットを想定すると
- 明るいモニターライトが欲しい
- 湾強したモニターを使っているので見た目を合わせたい
- ワイヤレス操作で、立ち上がったり腕を伸ばすことなく手元で操作したい
- 見た目が貧相ではない(=所有感を満たす)製品が欲しい
といったところでしょうか。見た目は大事だけど明るさなどの機能性も気にする層にはベストマッチなライトです。
逆に対象になりにくいのは「平面モニター」ユーザーが多いでしょう。
2. 主な特徴
まず開梱してみます。
いつものようにAmazon購入ですが、外箱に入って配達されました。中の化粧箱がすでに傷んでいるのは某国輸入品では常識…?
内容物は本体のほかは
- 円形のワイヤレスリモコン
- リモコン用お試し乾電池
- USBタイプC-タイプAケーブル
- ヒンジ部調整用L字六角レンチ
- マニュアル(片面:日本語、片面:英語)
という内容です。
ライトユニットは細かく見てもカーブ部分の処理など高クオリティで申し分なし。
通常使用の時はまったく気づきませんがAmazonレビューで一部指摘のあったタッチコントロールの品質感。
明るいところでやや神経質気味に観察すると、貼り合わせ部の接着処理がやや雑かなと感じます。
キチンとした日本向けのジャバラおりのマニュアルが付属していました。文中妙な表現になって箇所があるのもお約束です。
ワイヤレスリモコンを裏返し、丸いくぼみ付近を押すと蓋が浮きます。乾電池は単4形2本です。
まず機能・仕様は以下の通り。
- ノー・スクリーングレアで世界初のアーチ型スクリーン非対称光学デザイン(要は曲がっている)
- 厚さ0.12インチ(約3mm強)から2.36インチ(約60mm)まで対応
- マルチコントロールに統合された最新のスマートリモコンを搭載
- 環境光センサーが内蔵でオート調整可能
- WEBカメラベース装備
- USBタイプC給電である
- IEC62778ブルーライト防止認定基準に合格
※【IEC62778】はRAMS規格の1つで照明製品のブルーライト光の危険性の評価の説明とガイダンスのこと、らしいヨ。
でも【IEC62778】はもともと鉄道システムで用いられる規格みたいで、わざわざPRしてるのはちょっとダウトな印象…
何でも言っとけ、みたいな恣意性をすこし感じますよね
では最後のRAMS規格のクダリは置いておき、それぞれの機能性を解説したいと思います。
特徴 1:湾曲カーブのフィット
公称では
1000R~1800Rの湾曲ディスプレイに最適
と案内されています。
ちなみに管理人が使用しているディスプレイは2300Rとより一般的な1500Rの2種類で比較してみます。世の湾曲型ウルトラワイドモニターはだいたい1500Rから1800Rにおさまっているので、2300Rの方はややはずれ値気味な比較となります。
まず2300Rへ装着してみます。2300Rの方は湾曲の中でもかなり平面に近いので装着の見た目が気になるかもしれません。
2300Rの見た目のフィット感はやや微妙という印象。ただ思ったよりも違和感は感じません。
続いて1500Rかつ29.5インチのモニターへ装着。公称の範囲に収まる1500Rへの湾曲のフィット感はとても良いです。
細かく見ると液晶パネル表面からライトまでの距離は中央部と端部で5mmほどの差となりました。
1000Rだとモニター側の湾曲がさらに小径な円となるためこの差は反転するかもしれません
特徴 2:幅広いモニター背面形状にフィット
湾曲モニターはその形状ゆえに背面がフラットではなく、膨らんでいるケースが多いです。
過去所有したLG 34GK950F-B(EXARM ZETAの記事)や現在所有しているASUS VG30VQL1A、DELL AW3821DWいづれも中央部背面がモッコリと膨らんでいます。
その点ZRZT 湾曲ライトはかなりの厚さが考慮されていて問題はありません。これは脚部が3分割に折れる構造がしっかり効いています。
ただスペック上ではどのあたりの厚さまで対応しているのかは謳われていません。
でもさー歴代のモニターライトは難儀したのよね…ちゃんと固定できるんかいな?怖くね?
ただ最大級に近いであろう37.5インチの湾曲モニターへ装着が容易にできたことで、だいたいの最大値が分かりました。それは下の写真を見ると分かると思います。
所有するDELL AW3821DWでは背面の出っ張り部からパネルフレーム前面までの距離が実測88mmでした。装着が一番心配されたモニターですが、コレでグリップがちゃんと効きます。滑り止めの効果も良好で時間経過とともにズリ上がることもありません。
よってマックスでポン付けが可能なのは90mmあたりなのではないかと推測されます。
しかも付属の6角レンチで関節部の固さ調整も可能でスキがありません。挟んでみたけど挟む力が弱くて開いてきそう…そんな場合に調整が可能。
ちなみに平面2つのモデルだと上画像のように固定でき、調整の幅は非常に広いです。
特徴 3:使い勝手GOOD!ワイヤレスリモコン
トピック3つ目はワイヤレスのリモコンユニット。カード型ではなくデスク上にポン置きするタイプです。落ち着いたマットな仕上がりで質感上々。
ワイヤレスリモコンはマルチ調整できるタイプ。
もちろんライト本体のタッチボタンでの操作もOKです。ただし数種類のプリセット切替になるので、円形リモコンの方がより細かい調整ができます。
基本操作は4つ。
- 天面を押すたびにONとOFFが切替
- 天面を短く連続2度押しで自動調光のONとOFFを切替(インジケータが通常の青から緑色へ)
- 天面を指先で回転させると明暗の調整
- 側面を指で左右回転させると色温度(青白い~淡黄色)の切替
コンマ数秒のタイムラグは仕方ありませんがレスポンスは上々。ただワイヤレスの泣き所である電池消耗には気を付けるべきでしょう。
自動の輝度調整機能は使えるか?
電源をONにすると数秒で調整されます。センサーを覆ったり開放したりするとジンワリと変化するので盛ってみました的なオマケ機能ではなさそうで、十分実用に耐えます。
まずは6月上旬の晴天15時半ごろ。OFFからONにするとキーボード付近を柔らかくサポートする印象。
続いてすこし薄暗くなってきた18時半ごろです。写真ではかなり分かりづらいのですが照度が歴然と上がっています。それでも最大照度よりは抑えられています。
ECサイトのレビューに「自動調整がまったく使い物にならない」という指摘がありましたが、管理人の環境下では照度コントロールの問題は特に感じませんでした。
WEBカメラベース標準装備
管理人はwebカメラは持っていません…なので寸法だけのエアレビューです!
ライトに最も近いベース部には平の面があり、その直前には給電用のUSBタイプC端子があり、通常ケーブルが邪魔になりますが、付属品はキチンと対策さたL字端子になっています。
台座スペースとwebカメラの関係は実際に設置してみないと分かりませんが、USB端子を避けて設置できる有効スペースは
左右55mm×奥行38mmの四角形
webカメラの併設も候補にある場合参考にしてください。
給電はUSBタイプC
さすがに今時のUSB-Cです。先のwebカメラでも紹介しましたが、付属のケーブルはライト側が「L字型」となっており、その反対側はUSB-Aタイプで、適当な手持ちのUSB-ANo充電器でも使用できました。
ケーブル外皮は布巻タイプで高級感がありますが、布系はホコリがまとわりつきやすいのが難点でしょうか。
デュアルディスプレイに設置
メインとサブそれぞれに固定してみて、最終的に見た目で上のサブ側に設置。この場合メインはやや上向き、サブはややうつむき加減となっているので、モニターライトの角度調整が重要です。
普段の着座位置からライトのLED部がギリギリ直視できない位置にしつつ、できるだけ下側の液晶部を照らさない角度にします。
縦置きデュアルディスプレイにしているパターンはモニターの角度も合わせて調整に難儀すると思います。
数時間ミリ単位で調整したヒマ人でしたが、最後の最後は伝家の宝刀【妥協】を抜きました…
目の疲れや明暗差による無意識なストレス
モニターライトが一番効果を発揮するのは夕暮れ時からです。仕事にゲームにと没頭すると室内照明すら忘れることがありますが、その時スイッチポンでパッと明るくなる快適さは捨てがたい効能の1つです。
人間の目は視点位置の明るさとそのほかで明暗差が大きいとストレスや目の疲れを誘発するそうです。目の疲れはもちろんのこと、無意識に感じていたこの暗明暗差によるストレス軽減効果はズバリあると思います。
これに慣れるとこの先のモニターライトなしは考えられないです。
なお管理人が留意しているのは色温度を高くし過ぎないこと。
青白い視界の方がスッキリと見やすいのですが、(対策されているとは言え)ブルーライトの影響も考慮した方が良いかなと思い、視界がぎりぎりオレンジっぽくならない程度に低色温度で使っています。
メリットとデメリット
メリットにおいてはこれまで解説した通りで
- 希少な湾曲型
- かなりのモニター厚まで対応できる
- ワイヤレスリモコンつき
- オート調整は十分に機能する
- WEBカメラを設置することも想定されている
- BenQや日本製のEXARM ZETAと比べてもそん色ない(管理人の感想)
- BenQやEXARM ZETAと比べて安い
高価格帯製品との比較でもまったくヒケを取ってないです。とても優秀!
反対にデメリットを挙げると
- 価格はやや高めの1万円前後
- 超大手のBenQや、クラウドファンディングで話題になったEXARM ZETAと比べてブランドイメージが皆無
- 高確率で箱の傷みあり
- アフターサポートの良し悪しがまったく不明
後半2つは中国製品にありがちな点です。
一時期中国輸入にも手を出した管理人からすれば、これくらいの化粧箱の傷みははるかにマシですが…
製品が箱を突き破ってる事件やなんか異臭がする、なんてこともありました(懐
一般層に向けては企業の詳細が不明なゆえに約10,000円のコストを支払えるか?ここに尽きると思います。
購入するべきかどうかのポイント
欲しいと思ったが吉日。ガジェット好きの散財の元はコレですが、それなりの頻度で割引セールを行っているようです。
狙い時はズバリAmazonのセール時です。なお悲しいかな、欲しくなった時が買い時の管理人は通常価格で購入しましたが。
まとめ:唯一無二の湾曲モニターライト
唯一!と言える全部入りの【ZRZT 湾曲ゲーミングモニターライト】はウルトラワイドをはじめ湾曲しているモニターにマッチする製品です。
また液晶パネルへの映り込みが多めの製品もあるなか、例えば平面モニターでもパネルに光を照射しにくい形状というメリットもあります。見た目の違和感さえなければ湾曲平面問わず満足度の高い製品です。
またワイヤレスリモコンで手軽に色温度も変更でき、読書時はウォーミーな暖色、ゲーム時は照度を抑えつつスッキリ高白色に、といった瞬時のカスタムにも威力抜群です。
ただ「ゲーミング」のうたい文句はいったいどこから来たのかと思っちゃったよ。この点じゃライトの端っこが細く光るEXARM ZETAの方がなんかゲーミングガジェットっぽいよね。
さてメーカー詳細不明の怪しくも高性能な【ZRZT 湾曲ゲーミングモニターライト】、大変失礼ながら中国メーカーとは思えないクオリティなのでお手元に用意してはいかがでしょうか。
では!