2021年9月15日公開記事
こんにちは、ゆびきたすです!
毎日長時間のデスクワークをしていると
想像以上に疲れますね!
平日で3~4時間、土日祝日で5~6時間とかなりチェアーに座っている時間が長くなってくると一つ大きな悩みが。
「お尻が痛い」
ゲーミングチェア使用時そこまで長時間ではなかったのもあって今まで発症していなかった感があります。
数々のゲーミングチェアのレビューを見て「概して座面は硬め」という印象。
(なお友人知人でお尻は別に痛くないという人もいるので単純に相性とか好み)
お尻が深く沈み込みクッションは腰痛を誘発させる原因となるため、でしょうね。
しかしお尻が痛くなるとどうも落ち着かない。
頻繁に変な姿勢に変えるので返って腰痛になるかも...
そこで今回は「座り心地の柔らかいチェアー」を購入してレビューしてみます!
なおゲーミングチェアで気づいたことや注意点は以下の記事から
-
【AKRACING Wolf 】ゲーミングチェアーレビュー:合皮が蒸れる人におすすめ!
管理人が3年間にわたって使ってみた「AKRacing Wolf」というスタンダードクラスのゲーミングチェアをレポート。硬めでしっかりした座面、180°リクライニングなど多くの人に受ける機能満載です。
続きを見る
チェアーは可能な限りお金をかけた方が良いのですが、近隣に試座できるショールームもないとなると手を出しにくいもの。
またメッシュ系のチェアーの肌感覚が昔から苦手。
短命を覚悟の上、布かフェイクを含む革系で試座可能な製を探索。
そしてたまたまニトリに日用品を買いに行った時にふかふか系のチェアーに出会えました。
ネットでも柔らかい座り心地と言われていたリカルド!
実際本当にふっかふかでした。
座面の高さチェックで、靴を脱いで試座。
問題無し!
これにするわ!
(妻「決めるの早い...」)
いきなりの結論:リカルドは
店頭で試座した時その柔らかな感覚に衝撃が走りました。
そして価格がけっこう安い!
コスパに優れた、座り心地が柔らかいチェアーをお探しの方にはベストマッチ!
(但しレザー調とは言え、高額なチェアーと比較してはなりませんぞ)
次からはリカルドの良いところ、もうちょっとなところをご紹介。
コスパ高!リカルドを選ぶべき6つの理由
コスパの高さが光るチェアーです!
お値段以〇、なんて揶揄されることもあったりして良し悪しにバラツキも多いニトリ製品。
熾烈な価格競争からのコストダウンなど致し方ない部分はあるものの...
その中でリカルドは値段に充分見合った、もしくはそれ以上のパフォーマンス!
以下順番に解説します。
包まれる感じの優しい座り心地
このチェアーを選択する最大のポイントですね。
お尻やひざ裏に優しいです。
座面には二重クッション+「ポケットコイル」が採用されているとの事です。
コイルで体重を支えつつ、2重クッションで厚みを確保してコイルの金属感を出さない工夫なのでしょうか。
遠目にはちょっと高級チェアー
パッと見にはレザーっぽいので見た目は良いのではないでしょうか。
もう少しハイバック形状の背面ならベターと感じました。
180°ではないけれどリクライニングが可能!
ここもポイント高し。
安価な事務チェアーはこれができないケースが多いですね。
寝られるだけのゆったりな姿勢も作れます。
先日疲れ切っていた時にリクライニングしていたらつい寝てしまいましたw
リクライニング角度は約105〜135度でゆっくり背伸びもできます。
猛暑7月~8月使用状況:従来の合皮にありがちな蒸れる感じはかなり軽減
このチェアーの大きな特徴の一つが「東洋紡のブレスレザー」の採用。
従来の合皮の蒸れる感じとは確かに軽減されています!
因みに僕のお尻はめっちゃ蒸れやすいですが、夏の薄着ズボンでも蒸れる感じはかなり少な目だと感じました。
※全く蒸れない訳ではないので、血行の事を考えても30分~1時間に1回は離席して伸びした方が良いですね。
全国展開のニトリだけに試座できる可能性が高い
基本チェアーは試座しないと好みに合わないリスクが高いのが難点。
都会に住んでいてショールームが近くにあれば良いのですがそれができないのが地方民(僕ド田舎民です)。
その点ニトリは店舗数も多く、田舎の地域の店舗でも多くの種類の展示品がありました。
お近くの店舗に展示品があるのか確認電話してみると良いです!
5年保証!そして通販サポートは◎
国産メーカーのチェアーでは一部を除いてあまり見かけません。
チェアーでの不具合では
- 高低させるシリンダー抜け
- 座面ヘタリ(底つきや破れ)
- 樹脂パーツの破損
あたりが確率大です。
※座面ヘタリや破れに関しては消耗するのが自然のものなので保証するのか不明
初期で弱い部品に当たったパターンでは長期保証がある方が助かる可能性が高いですね。
実際ちょっと機構的な部位に問題が出ましたが、サポートへ連絡すると即返信が来ました!
購入サイトから問合せを行ったのですが、メール+電話連絡でお詫びから始まり...
結果的に短期間で解決できてとても助かりました。
ごくまれにこのようなトラブル時にサポートが迅速に動いてくれるのは消費者として安心。
気を付けるべき5つポイント
そしてここからは注意点です。
意外に座面位置が高い
靴を脱いで試座した時に若干高め。
特に女性の方では高く感じるかもしれません。
173cm中肉中背で
最も低い状態で足裏がキッチリ着地、膝裏に圧迫感はギリギリ無し
というか僕短足なので参考になりますかね?...
どうしても高くて不都合な場合は
- 足元に足置き用のクッションを置いて膝裏・太もも裏の圧迫感を緩和
- キャスターそのものを交換してほんの少し全高を下げる
なんて方法もあります(後述)。
(以下はAKゲーミングチェアーの時から使用中。固~いウレタンが足置きにちょうど良き)
キャスターの動きが渋い
直径60φの大型キャスターで期待していたのですが、たまに動きが渋い!と感じます。
キャスターが大きい方が(例えば荷物を運ぶ台車等も)転がりの抵抗感がなくスムーズなはずなのですが...
材質の問題なのか分かりません。
因みに当家環境では床は毛足の短いカーペットです。
ということで即時国内メーカーのウレタンキャスターに変えました。
候補はサンワサプライ(60φ)とナカバヤシ(50φ)と2つ。
今回は上記の「座面がやや高め」をプチ改善する為にナカバヤシの50φをチョイスしました。
尚ここで少しだけ注意点。
シリンダーの下端が60φで以下のクリアランス。
床とのクリアランスは約2cm。
毛足の長いカーペットだともっとクリアランスが詰まる可能性が大です。
以下写真がナカバヤシの50φキャスター時のシリンダーしたクリアランス。
きっちり半径5mm分下がりました。
毛足が長かったり厚めのカーペット(=キャスターが沈む)だと引っかかる可能性が出てきます。
結果的に転がり抵抗は劇的に改善!
上から見ると一瞬床(カーペット)に当たってる?という狭いクリアランスです。
キャスター部の取り外しは、チェアーをひっくり返して重量がかかる反対方向に剛力で引っこ抜くか、写真のように布を当てて隙間を大きめのマイナスドライバーで上下に優しくこじてみましょう
近くで見るとやっぱりフェイク感があり
なんというか本革のランダムなシワとは異質な感じです。
人工物なので仕方なし。
店頭のデモ品と比較すると新品は硬め感が有
我が家にやってきたリカルド。
座ってみると...あれれれ!
店頭で試座した時程の「ふっかふか感」よりもしっかり感が少し強い(=つまり少し硬い)です!
店頭のはちょっとへたりがあったのかもしれません。
でも底つき感等は皆無だったのでそのうちアタリが付いてくるかな?
-加筆-2021.12.12
※半年経ってアタリが付いてきたのでしょうか、柔らかくなった気がします。
店頭で座った時の感触になってきました!
ま、当たり前ですが(今のところ不具合はありません)。
長期的には加水分解の度合いを様子見する必要あり
合皮(ポリウレタン系やPVC)では避けて通れないベタベタ「加水分解」です。
東洋紡のブレスレザーどうなのか不明。
夏場の汗は長期的に見てもマイナス要因となります。
1ヶ月に数回固く絞った布巾等でメンテをしてみて様子見です。
背骨のS字キープ感はゼロ
どちらかと言えばゆったり座ってデスクワークをする、なんてコンセプトなので人間工学に基づいて云々なんてものはあまり考慮されていません。
本業の関係で腰を傷めやすく万年腰痛持ちの自分ですが、不思議と腰はあまり問題になりません。
正しい姿勢で長時間ワークをこなすチェアーを考慮される方には候補にすらならいですね。
このチェアーの真骨頂はそこではないと思っています。
まとめ
こんな方におススメ
・見た目が事務っぽくない方が好み
・柔らかいクッションが好み
・リクライニング機能が欲しい
・手入れに手間を掛けたくない
いくつか注意点はありますが、一部中華クオリティが散見されますが総じて高コスパで良く出来たチェアーだと思います!
またフェイクレザー系の触感が苦手ではなければ一考の余地あり!
デスクワークにも快適と満足を!
では!
加筆:2022年02月08日
ほぼ毎日平均4時間(長い日は6~7時間)使用して6ヶ月経過の途中報告。
座面の表皮部分は少し使用感が出てきましたね。
今のところ傷みというほどではないので気にはなりません。
(座面先端は、あぐらをかくのでシワっぽさはどうしても出てきています)
また加水分解みたいな症状はまだ一切出ていません。
引き続き耐久性レポートします。
加筆:2022年08月23日
コメントを頂いて気づきました、購入して1年も経ってました。
細かめにチェックしてみます。
前回の疲労度チェックから約半年経ちました。
基本的には前回からそれほど劣化を感じません。
座面の底つきも今のところ発生していませんし、薄着での着座で汗による劣化「加水分解」も発生無し。
(夏場のデスクワークは早朝以外必ずエアコン環境にて)
ただ粗さがしのように細かく見ていくと、いくぶん縫い目は開いてきているかな?というところ。
ほつれなどはどこにもありません。
更に見る角度を変えて。
座面は常に体重を支えるため、とくに座面前方は太もも部分の形にヘタリというかアタリがついています。
体重63kg~75kg環境で約1年間の使用状況です。
4ヶ月前禁煙した影響で体重が急激に増えてしまい現在75kg。
意図しない耐久テストになっています(笑
ちょっと不思議な、中綿の繊維みたいなのが座面先端の真ん中付近だけ出てきてます。
ズボンと擦れての何かの現象でしょうか。
継ぎ目と言ってもミッチリ綴じているで通常なら出て来なさそうなのですが…
前回の加筆時期の写真を見ていると、既にこの頃から出ていたようです(笑
そしてこれもコメント頂いて知ったのですが、2022年8月現在、送料を合わせると1万円以上値上がりしているんですね。
本業での取り扱いから事務チェアーには割と触れているのですが、既に価格帯がいいところに来ていますね。
ちなみに実売価格4万円強というと有名メーカーのカタログ定価6万円くらいの価格帯です。
これ以上価格が上がらないことをお祈りしています…
ということでちょうど1年目のヘタリ具合のチェックでしたが、特に大きな劣化は発生していません。
但し今後クッションは時間と共に痩せていき、同時に痩せると表皮部分にダブつきが発生してシワになるのが通常です。
年数使った事務チェアーでシワがよっているものを見かけますが、これは擦れてシワがよったのではなくクッションのウレタンが痩せたのが原因なのです。
このあたりはウレタンの品質や硬さにもよって痩せる進行度が違います。
リカルドもそのうち絶対にシワってきます。
ここでポケットコイルがどれだけ長期間にわたり体重を保持できるかがポイントになりますね。
引き続きレポートしていきます。
加筆:2022年10月31日リカルドのリクライニング機構
リクライニングに関してのお問い合わせがあったので追記してみます。
リカルドは大きな角度ではありませんが寝られる(?)だけのリクライニングは可能です。
下写真の左手側のレバーがリクライニング用です。
このレバーは軸を中心に上もしくは下へひねることが可能です。
- (普段の)上の状態ではリクライニング・ロックで背に体重をかけても傾かない
- 下へひねるとリクライニング可能
角度調整する場合はレバーを下へひねって背面に体重をかけます。
ここで動かない場合は体を前にして背面をフリーにしたりしてみて下さい。
微妙に背に体重が掛かっているとリクライニング調整のギヤ(?)がフリーになりません。
前後に少し体を振る感じですね。
するとカチンと音がしてリクライニング可能。
角度は4段階くらいの位置で固定が可能で、キッチリその位置の角度にならないとレバーを上にひねり切ることができません。
コツはお好みの位置「付近」で今度はレバーを上にひねる方向に力を掛け続けます。
身体で微妙に位置調整すると「カチン」と噛み合う位置でレバーが上に上がり切ります。
文章で書くと何だか面倒くさそう…と感じますが慣れたら一瞬で決まります。
ぜひ店頭でも試してみて下さい。
では!