こんにちは、ゆびきたすです。
2022年は12月下旬。
かなり寒さが厳しくなってきました。足元がとにかく、とにかく寒い!
夏とは違う厳しい季節の到来。
しかし意外にも足元さえ暖かくなればエアコンなくてもイケたりします。
ガンガン足元を暖めて快適ワーク環境を!
と言いたいところですが、2022年12月現在、電気代の高騰が止まりません。
当家では日中誰も暖房器具を使わない(無人)のに毎月余裕の3万円超え。それでも電化住宅では安い方なのかもしれません。
秋口や春先であれば板状のパネルヒーターが省エネかつ乾燥対策の意味でも良いのですが、シンシンと冷たい時期は熱量が不足しがちです。それは過去記事にした「テレワーク冬の暖:パナソニック DC-PKD4 デスクヒーター」で紹介しています。
そこで登場するのが電気ファンヒーター。2023年現在使い続けているのはパナソニックのDS-FN1200-Wという古めのモデルです。この製品は1200Wクラスのヒーターで、仕様上2段切り替え(高:1120W/低:614W)というもの。
しかし1200Wだと足元に使うにはが熱すぎます。そのため600Wモードで使用していますがとても良い感じです。ただ600Wモードでさえ足の同じ部位に当たり続けると熱いと感じます。感覚的にはもう少しだけ低消費電力が理想です。
そこでさまざまなECサイトでも高評価だったTEKNOS TS-301を購入してみました。
TEKNOS TS-301を購入した理由
今回のトピックは、スポット的な足元ヒーターです。
始めに軽くエアコンで部屋全体を暖め、ある程度の温度になったらOFFにして足元だけをゆるゆる暖めるのに適した方法です。
本来の使い方はごく狭い空間のトイレや洗面所の足元のスポット暖房です。
以前本格的にPCでマイクラをしたい次男のためにデスク回りを用意しました。その後冷え込みが強くなる時期に合わせて新たにファンヒーターを設置することにしました。
そのなかでできる限り省電力小型としたのは、子供がやりがちな「消し忘れ」です。デスク下での心配は
消し忘れると、強風なヒーターだとチェアー脚がガンガンに熱せられて危ないねん
高消費電力だとこのあたりのリスクも大きくなると感じたからです。
約半月間で数十の小型ヒーターの仕様やレビューを舐め回すように調査し発見したのが、おそらく以前から販売されていたであろう今回の製品「TEKNOS TS-301」です。
サイズは
で非常にコンパクトで良し!
そしてエコ暖房器具として重要な消費電力は
使用中のパナソニックの600W出力から鑑みて、400~500Wくらいが理想だったので少し足りないか?
と思いましたがAmazonや楽天などのレビューを見る限り使い勝手は良さそうと感じしました。
そして実際にTS-301の使った印象は
という満足な結果。
ただチェアーに座った状態で足が着地しない子供さんの場合、ヒーターにゲタを履かせるなどの高さ調整は必要ですね。
セラミックミニヒーターTEKNOS TS-301の仕様
公式メーカーサイトの仕様
- 消費電力:300W
- 電気代:約8.1円/時
- サイズ:幅11.0×奥行き10.0×高さ14.8cm
- 本体質量:0.53kg
- 色:ホワイト
現在同型色違いモデルで3種類のラインナップでWhite以外は
配色グリーンモデルはコチラから
配色オレンジモデルはコチラから
できればボディ全面同じ色にしてほしかったのが正直な感想ですが…
続いて仕様通りの消費電力なのか簡易チェック。
ワットモニターという、コンセントと電化製品の間に設置して消費電力を図る製品で計ってみます。
起動時の瞬間 ・・ ・ 最大約470W
数秒後の 安定時・・・ジャスト300W
メーカー公称の消費電力は安定時にもので、当製品は仕様通りの動作で優秀。
なかには仕様を大きく超えて安定動作するものもあります。
1時間当たりの電気料金は、単価高めの30円/kWh計算すると
300W÷1000×1時間×単価30円=毎時9円
1日8時間で72円、20日間で1,440円。
300W程度でも毎日長時間使用するとで結構な電気代です。
※金額計算は机上論ですが
因みに600Wだと毎時18円、1200Wだと…物凄く高い!
1200Wクラスは長時間使用は少し躊躇するレベルです。
次に内蔵ファン。
内蔵されているのは80mmの小型ファンとのことです。
駆動モーターはDCタイプなので静音生と少しばかりの低消費電力化を狙っているのでしょう。
80mmちょうと小型PCの排気ファンなどにも使われる口径です。
「大丈夫か?」というのが本音ではありますが、消費電力やボディの大きさを考えるとこのあたりが折衝点なのかも。
足で踏んで電源ON/OFFしたい
足元に設置したヒーターで面倒なのが
- スイッチON/OFFのたびに、いちいちデスク下に潜り込むこと
そこで使用中なのが「フットスイッチ」です。
足で踏むたびにヒーターへのコンセント電源をON/OFFできる製品で、管理人ベタ惚れのもの。
パナソニックやELPAでラインナップされている製品ですがこれが実に快適。
ただ組み合わせる電化製品に注意があります。
この方式の製品はコンセント電源が切れると設定が初期化されるものがほとんどなので避けるのが必須。
組み合わせるべきなのは、アナログスイッチ切り替え式や押すたびに引っ込んだり飛び出したりするボタンで操作するタイプですね。
昔のダイヤル式の扇風機のアレです。
限定的な使用用途ですが、あまりにも便利に感じたのでこちらも過去記事にしています。
【便利小物:足でON/OFF!コンセント用フットスイッチ】
TEKNOS TS-301の弱点
次に冷静に見ていきます。
他に600Wや1200Wを使用比較してしまうと良いことづくめ…とは言い難く、小さくて省電力なことはデメリットもあります。
デメリット01:小口径ファンのため風の到達範囲が狭い
最大のデメリット。
ごく狭い範囲しか暖められないことです。
上下左右はかなり狭いです。
もちろん600Wや1200Wクラスと同クラスの暖かさ…は絶対に不可能。
対策としてはなるべく直に足に当たる位置を模索する必要があります。
例えば足の甲や指が冷えやすい場合は、足に温風を直接当て続ける必要があります。
ただ本体サイズが小さ過ぎて位置合わせがけっこう大変だったりします。
そもそも大人の両足をそろえた幅より小さいですから…
そういう意味では足の小さな当家次男(8)にはバッチリです。
もしくは難燃性のもので囲いを作ってなるべく熱が拡散しないようにする方法もあります。
しかしコスパで選んだのに材料費がかかるのが難点です…
試しにAmazonでテストを兼ねて購入していた「熱源無しの円形パネル+超小型165Wファンヒーター」の、パネル部のみを使用するとかなりマシになります。
この商品はパネル自他に発熱する機構はまったくないので注意してや!
TEKNOSに使ってみた
もともとの商品構成は以下の写真のようなもので、小さなファンヒーターがパネルに固定できる優れもの。
165Wと電気ファンヒーターとしてはかなり低出力ですがキッチリ円状に結合して使用すれば、熱気が逃げにくくなって効率は良いです。ただ絶対的な風量が小さいので極寒の真冬、というよりも秋口や春先など肌寒い季節向きと思います。またファンヒーター部が取り外し可能なのがポイントです。。
※Amazon商品ページでは165Wでしたが、よく見るとヒーター裏面ラベルには185Wと記載していました。
たった20Wですがこれは少し納得いかない…
(情報の誤認の恐れがあるので商品リンクは削除しました、申し訳ありません)
ヒーター部を取り外し、このパネルのみを再利用します。
こういう形のパネルだけ売っていないか探しましたがどこにもありませんね。
取り外したファンヒーターを再利用してデスク上に置けば冷たい手を暖めることもできます。風量が大きくないので近場に設置すると良いでしょう。
下の写真は取り外したファンヒーター部をデスク上に設置してみたところ。TEKNOS TS-301と合わせてトータル465Wと消費電力は高めですが上と下で最強のコラボです。2月頃になると指先の冷えも気になります。
ただ難点はスタンド部がかなり貧弱で重量配分が前よりになっていて、前側に倒れやすいこと。
特に子供さんに使用する場合は工夫が必要です。
なお実際に使っている次男はTEKNOS TS-301だけでも十分に暖かようです。
デメリット02:軽いため蹴飛ばすと一発転倒
子供用として使う場合、足をブラブラさせて蹴ってしまう可能性は大きいです。
ちゃんと必要装備もついています!底面に転倒防止用のスイッチがあり、少しでもスイッチが伸びるとレスポンスよく瞬断しますヨ
まとめ:TEKNOS TS-300は小型でパワフル
多くのECサイトでヒットするのは600W超の製品がほとんどです。そのなかでこれだけコンパクトな製品かつ300Wではかなり頑張った製品づくりだと思いました。
別室でパナソニックの600/300W切り替え式の旧モデル「DS-FP600-W」を同じく300Wモードで使用していますが、スイッチONで暖かい風が出てくるまでに数分かかったりして使い勝手の面で少し不満がつのります。
しかも内蔵されている転倒を探知するボールがビビり音を出していてうるさいわ。
反対にTEKNOS TS-300は先のDS-FP600-Wより確実に静かで風量も強く、何よりスイッチオン1・2秒で暖かい風が出るのが高ポイントです。
300Wクラスの小型ファンヒーターを狙うひとつの参考になればと思います。
足元が暖かければ仕事もはかどる!暖かな冬が過ごせたら最高ですね。
では!