家電レビュー

【TEKNOS TS-301】狭小スペースに最適!300Wヒーターで足元の寒さ対策

2022年12月24日

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TS-301 Package and RealForm
ゆびきたす
ゆびきたす

こんにちは、ゆびきたすです。

2022年は12月下旬。
かなり寒さが厳しくなってきました。

足元がとにかく、とにかく寒い!

夏とは違う厳しい季節の到来。
しかし意外にも足元さえ暖かくなればエアコンなくてもイケたりします。
ガンガン足元を暖めて快適ワーク環境を!

と言いたいところですが、2022年12月現在、電気代の高騰が止まりません。
当家では日中誰も暖房器具を使わない(無人)のに毎月余裕の3万円超え。

室内で靴下を履くのに抵抗があるがあるため、モフモフしたスリッパも避けたいところなのです。
(筆者は冷える割に足汗をかくので苦手)

秋口や春先であればパネルヒーターが省エネかつ乾燥対策の意味でも良い感じなのですが、空気がシンシンと冷たい時期は熱量が不足しがち。

それは過去記事にした「テレワーク冬の暖:パナソニック DC-PKD4 デスクヒーター」で紹介しています。

そこでセラミック・ファンヒーターの登場なのですが、高い消費電力の製品が複数台になるとやはり電気代が心配。

セラミックファンヒーターを探してみると、特に600~1000W超クラスの製品が数多く見つかります。
筆者もながらく愛用しているのはこのタイプ。

しかしそもそも足元のヒーター限定で言うと1200Wクラスは高電力で熱すぎます。
いろいろ試した結果、その半分の600Wクラスが風量、風の範囲ともにベスト。

現在使い続けているのはパナソニックのDS-FN1200-W
型番的にもそうなのですが、この製品は1200Wクラスのヒーター。
(仕様上は2段切り替えの高:1120W/低:614W)

Panasonic Ceramic fan heater

足元特化で複雑な機能性は一切不要。
このモデルはダイヤルで高低切り替えが可能です。
(ファンの強さの切り替えではなく温度の高低切り替え)

1200Wだと…足元が熱すぎるのです。
そこで600Wモードで使用していますがこれがとても良い感じです。

そして他社ヒーターと比較して風口がかなり低い位置にあるというのもポイント。
足先メインで考えると床に近いほど暖かさを直接享受できます。

このあたりも先のパネルヒーター記事の冒頭でこのヒーターの良さを紹介しています。

ただ600Wモードでさえ足の同じ部位に当たり続けると熱い。
感覚的にはもう少しだけ低消費電力が理想だったりします。

だいたい400~500Wくらいの製品がないだろうか?
そう思ったのですが、いくら探しても発見できませんでした。

また足元に設置したヒーターで面倒なのが

  • スイッチON/OFFのたびに、いちいちデスク下に潜り込むこと

そこで使用中なのが「フットスイッチ」です。
足で踏むたびにヒーターへのコンセント電源をON/OFFできる製品で、筆者ベタ惚れのもの。

脚立はベストな足の高さへ調整中のもの

パナソニックやELPAでラインナップされている製品ですがこれが実に快適。
ただ組み合わせる電化製品に注意があります。

意味のない組み合わせ

電子式の操作パネルの製品はダメ、絶対にダメ

この方式の製品はコンセント電源が切れると設定が初期化されるものがほとんどなので避けるのが必須。

組み合わせるべきなのは、アナログスイッチ切り替え式や押すたびに引っ込んだり飛び出したりするボタンで操作するタイプですね。
昔のダイヤル式の扇風機のアレです。

限定的な使用用途ですが、あまりにも便利に感じたのでこちらも過去記事にしています。
便利小物:足でON/OFF!コンセント用フットスイッチ

TEKNOS TS-301を購入した理由

TS-301_and_Package
手前のAmazon Fire TVリモコンはサイズ感の参考

今回のトピックは、スポット的な足元ヒーターです。
始めに軽くエアコンで部屋全体を暖め、ある程度の温度になったらOFFにして足元だけをゆるゆる暖めるのに適した方法。
サイズ感で言えばごく狭い空間のトイレや洗面所の足元のスポット暖取りです。

以前の記事で本格的にPCでマイクラをしたい次男のためにデスク回りを整備したのですが、最近冷え込みが強くなり、さすがに足元が寒いだろうということで新たにファンヒーターを探しました。

約半月間で数十の小型ヒーターの仕様やレビューを舐め回すように調査し発見したのが、おそらく以前から販売されていたであろう今回の製品「TEKNOS TS-301」です。

サイズは

サイズ

幅11.0×奥行き10.0×高さ14.8cm

で非常にコンパクトで良し!

そしてエコ暖房器具として重要な消費電力は

気になる消費電力は

300W(公称:8.1円/時

使用中のパナソニックの600W出力から鑑みて、400~500Wくらいが理想だったので少し足りないか?
と思いましたがAmazon、楽天などのレビューを見る限りイケそうな気がしました。

そして実際にTS-301の使った印象は

結論

300Wの超小型ファンヒーターでは最強ではなかろうか?

という満足な結果。

ただしチェアーに座った状態で足が着地しない子供さんの場合、背丈に合わせてゲタを履かせるなどの高さ調整は必要です。
(大人であれば丁度よい高さ)

セラミックミニヒーターTEKNOS TS-301の仕様

公式メーカーサイトの仕様

  • 消費電力:300W
  • 電気代:約8.1円/時
  • サイズ:幅11.0×奥行き10.0×高さ14.8cm
  • 本体質量:0.53kg
  • 色:ホワイト

現在同型色違いモデルで3種類のラインナップでWhite以外は
配色グリーンモデルはコチラから
配色オレンジモデルはコチラから
できればボディ全面同じ色にしてほしかったのが正直な感想ですが…

続いて仕様通りの消費電力なのか簡易チェック。
ワットモニターという、コンセントと電化製品の間に設置して消費電力を図る製品で計ってみます。

  • 起動時の瞬間・・最大 約470W
Maximum Power Consumption
起動した瞬間のみ470W付近を示します。原理上、普通の動作です
  • 数秒後の安定時・・・ジャスト300W
Rated Power Consumption
多少前後すると思いきやピタッと安定して300W

メーカー公称の消費電力は安定時にもので、当製品は仕様通りの動作で優秀。
なかには仕様を大きく超えて安定動作するものもあります。

1時間当たりの電気料金は、単価高めの30円/kWh計算すると
300W÷1000×1時間×単価30円=毎時9円
1日8時間で72円、20日間で1,440円。

300W程度でも毎日長時間使用するとで結構な電気代です。
※金額計算は机上論ですが

因みに600Wだと毎時18円、1200Wだと…物凄く高い!
1200Wクラスは長時間使用は少し躊躇するレベルです。

次に内蔵ファン。
内蔵されているのは80mmの小型ファンとのことです。
駆動モーターはDCタイプなので静音生と少しばかりの低消費電力化を狙っているのでしょう。

80mmちょうと小型PCの排気ファンなどにも使われる口径です。
「大丈夫か?」というのが本音ではありますが、消費電力やボディの大きさを考えるとこのあたりが折衝点なのかも。

TEKNOS TS-301の弱点

次に冷静に見ていきます。
他に600Wや1200Wを使用比較してしまうと良いことづくめ…とは言い難く、小さくて省電力なことはデメリットもあります。

デメリット01:小口径ファンのため風の到達範囲が狭い

Electric Fan

最大のデメリット。
ごく狭い範囲しか暖められないことです。
上下左右はかなり狭いです。

もちろん600Wや1200Wクラスと同クラスの暖かさ…は絶対に不可能。

対策としてはなるべく直に足に当たる位置を模索する必要があります。
例えば足の甲や指が冷えやすい場合は、足に温風を直接当て続ける必要があります。

ただ本体サイズが小さ過ぎて位置合わせがけっこう大変だったりします。

そもそも大人の両足をそろえた幅より小さいですから…
そういう意味では足の小さな当家次男(8)にはバッチリです。

My Child and Fan Heater

もしくは難燃性のもので囲いを作ってなるべく熱が拡散しないようにする方法もあります。
しかしコスパで選んだのに材料費がかかるのが難点です…

試しに「熱源無しの円形パネル+超小型165Wファンヒーター」の、パネル部のみを使用するとかなりマシになります。
※商品説明を見ていると自体が暖かくなるようにも読めますが、パネル自他に発熱体はありませんので注意!

形は以下の写真のようなもの。

Panel+FanHeater

165Wとかなり低出力ですがキッチリ円状に結合して使用すれば、熱気が逃げにくくなって良い感じ。
ただ絶対的な風量が小さいので極寒の真冬、というよりも秋口や春先など肌寒い季節向きかな?と思います。
またこの製品はファンヒーター部が取り外し可能なのがポイント。

Removal Heater
ネジ式リングとヒーターでパネルをサンドイッチして固定

ヒーター部を取り外し、このパネルのみを再利用します。
こういう形のパネルだけ売っていないか探しましたがどこにもありませんね。

Barrier
TEKNOS+中華メーカーの混合セット

取り外したファンヒーターを再利用してデスク上に置けば冷たい手を暖めることもできます。
165Wという低出力が熱すぎず好結果。
風量が大きくないので近場に設置すると良いでしょう。


Amazon商品ページでは165Wでしたが、よく見るとヒーター裏面ラベルには185Wと記載していました。
たった20Wですがこれは少し納得いかない…
(情報の誤認の恐れがあるので商品リンクは削除しました、申し訳ありません)

Not 165W But 185W
Low・Middleモードではどちらも変わらず110W前後
HW02E Stable 180W
Highモードで直後に330Wになり、その後20~30秒かけて定格付近に。
筆者環境では安定すると178~180W表示

逆にTEKNOS製品がとても優秀である証明になっただけでした。


165W Heater on Desk

TEKNOS TS-301と合わせてトータル465Wと少々消費電力は高めですが上と下で最強のコラボかもしれません。

ただ難点はスタンド部がかなり貧弱で重量配分が前よりになっていて、前側に倒れやすいこと。
特に子供さんに使用する場合は工夫が必要です。

Unstable
ほぼ直立に立つのがいただけない…

なお実際に使っている次男はTEKNOS TS-301だけでも十分に暖かいらしく、寒いとは言わなくなりました。

デメリット02:軽いため蹴飛ばすと一発転倒

Fall Detection

子供用として使う場合、足をブラブラさせて蹴とばす可能性は大きいと思います。

幸い底面に転倒防止用のスイッチがあるので底が浮き上がるような状態になるとレスポンスよく瞬断します。

まとめ:TEKNOS TS-300シリーズは意外にもパワフル

TEKNOS TS-301 Style
空箱を使って次男の足の高さに調整中

日々Amazonを彷徨っているとヒットするのは600W超の製品がほとんどです。
その中で300Wでこの暖かさはかなり頑張っています。

現在別室でパナソニックの600/300W切り替え式モデル「DS-FP600-W」を300Wモードで使用していますが、意外にもスイッチONで即暖かい風が出なかったりします。
また構造上の問題からか、内部の転倒探知のボール?が常にビビり音を出していて音もうるさいです。
(1200Wモデルは問題ないのになぜ…)

そして今回のTEKNOS TS-300シリーズ。
正直言って先のDS-FP600-Wより確実に静かで風量も強く、何よりスイッチオン1・2秒で暖かい風が出るのが高ポイントです。

300Wクラスの小型ファンヒーターを狙うひとつの参考になればと思います。

足元が暖かければ仕事もはかどる!
暖かな冬が過ごせたら最高ですね。

では!

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  • この記事を書いた人

ゆびきたす

妻子持ち副業ブロガー 趣味のPCや家電の事を徒然なる心のままに。 ※アフィリエイトプログラム参加中

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