![ゆびきたす](https://creas-labo.org/wp-content/uploads/2022/02/仮面のおじさん-07-左右反転+枠線削除.jpg)
こんにちは、
スリム用ロープロモデルをアプグレするか迷っているゆびきたすです!
しかし電源ユニット300Wは心もとない…
現在スリムケースのPCで主に軽作業中心にフォトショップなどで少し支援が効く外付けグラフィックカード(以下GPUと略)を使っています。
既存機はスリム系PCの定番GPUであるGTX1650LPシリーズのASUS GTX1650-O4G-LP-BRKです。
![ASUS 1650LP On Slim-PC](https://creas-labo.org/wp-content/uploads/2024/04/ASUS_1650LP_On_Slim-PC-1024x538.jpg)
小さいながらもバックプレート付きで質感上々のロープロファイル(以下ロープロ)GPUです。フルロード時のファンノイズも比較的小さくておすすめなモデルですね。
Amazonで販売中! ASUS GTX1650-O4G-LP-BRK
ただ今後のNVIDIAのGPUは枯れたGTXからRTXシリーズの更新が中心になっていくためいつかは乗り換えが必要になります。
さらに昨今の円安傾向もあり今後安価に推移する見込みも薄いなか思い切って「RTX3050LP 6GB OC」を入手。
【3050】というナンバリングはRTXシリーズではエントリーモデルとなり、【-LP】部分は主にスリムケースに対応した幅狭なロープロファイルを意味します。
![ASUS+Gigabyte RTX4060LP](https://creas-labo.org/wp-content/uploads/2024/04/ASUSGigabyte_RTX4060LP-1024x538.jpg)
GeForce RTX™ 4060 OC Low Profile 8G
なおスリムケースに搭載できるGPUとして2024年前半時点で最新シリーズのRTX4000である【RTX4060 LP】シリーズがすでにあります。
![Krouto-Shiko RTX4060LP](https://creas-labo.org/wp-content/uploads/2024/04/Krouto-Shikou_RTX4060LP-1024x538.jpg)
実はこちらも有力な製品の1つで以下のような特徴があります。
- RTX4000系特化の【DLSS3】および【フレームジェネレーション=フレーム生成】機能
- ビデオメモリはGDDR6/8GBでロープロモデルで最大容量
- 消費電力(TGP)は115W
- 補助電源コネクタ8pin×1系統必須
- 推奨電源は450W以上(Gigabyteの場合。ASUS製だと550W)
![](https://creas-labo.org/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
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RTX4060LPシリーズはGTX1650LPからのアップグレードとしては申し分ない性能です。
しかし現スリムPCで最低構成で組んでいる場合、以下のようなハードルがあります。
- 既設の電源ユニットが300Wで不足
- 配線が増える(補助電源線)
- 価格が高い(4万円後半がすでに5万円超へ上昇)
- NVIDIAの減産のせいか流通の数量自体が少ない
- 1.6倍以上の電力アップでスリムケース内はより苛酷な状態に
RTX4060LPへのアップグレードは300WTFT電源などで構成で使っている場合、電源ユニットのアップグレードも同時に必須となり金銭的な負担がアップ。
そんななか先代RTX3050 8GBのデチューン版【RTX3050 6GB LP】が発売されました。
- 引き続き補助電源不要
- TGP75Wの1650LPからさらに削減されたTGP70W
RTX3000シリーズなので最新のDLSS3やFGが使えないものの、スリムPCの王道シリーズになるだけにこれは試すしかありません!
目次
RTX3050LPシリーズ比較
![GIGABYTE GV-N3050OC-6GL 01](https://creas-labo.org/wp-content/uploads/2024/04/GIGABYTE_GV-N3050OC-6GL_01-1024x538.jpg)
RTX3050ロープロモデルの種類
RTX3050 LPシリーズは主だって販売されているのは台湾御三家の3社です。既設のGTX1650を含めてカード概要を下の表で比較しています。
※1650LPの詳細データはtechpowerup.comのデータベースより引用
メーカーによる大きな差異はありませんが、ASUSは推奨電源容量が1クラス上です。
メモリ(以降VRAM)自体が高速化GDDR6で1650 4GB LPよりメモリの帯域幅は増えています。
今回検証したのはGigabyte GV-N3050OC-6GLというモデルで、NVIDIA GA107コアを使ってモノとして他社と同じです。
そしてASUSのみ接続インターフェースなどに若干の相違があります。
HDMIの端子の数が1系統のみのASUSは要注意です。(その代わりにDVI-Dあり)
管理人はHDMI数が決め手になり今回ASUSは避けて2年保証のGigabyte製にしました。
- Gigabyte GV-N3050OC-6GL・・・筐体の厚みが一番薄いく、オーバークロック幅も僅少。HDMIは2系統
- ASUS RTX3050-O6G-LP-BRK・・・最オーバークロックされたモデル。推奨電源450W
- MSI RTX 3050 LP 6G OC・・・最安RTX3050LPでスペックは中庸で最もコスパが良い
- 玄人志向 GK-RTX3050-E6GB/WHITE/LP・・・MSIと並ぶ低価格RTX3050LP。唯一のホワイトモデル
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GIGABYTE GV-N3050OC-6GLの概要
![Open Package](https://creas-labo.org/wp-content/uploads/2024/04/Open_Package-1024x538.jpg)
同梱物は質素そのもの。
![RTX3050LP and GTX1650LP](https://creas-labo.org/wp-content/uploads/2024/04/RTX3050LP_and_GTX1650LP-1024x538.jpg)
(上)ASUS GTX1650LP
(下)Gigabyte RTX3050LP
ASUSのロープロモデルは基本ファンカバーが短いので少し小さく見えますが、サイズはほぼ同じ。
![GPU-Brackets](https://creas-labo.org/wp-content/uploads/2024/04/GPU-Brackets-1024x538.jpg)
付属のロープロファイル対応金具へ付け替えます。
![2Pattern Screws](https://creas-labo.org/wp-content/uploads/2024/04/2Pattern_Screws-1024x538.jpg)
ちなみに4ヶ所のネジのうち、プレートカバー側の1ヶ所だけネジの大きさやピッチが違うので注意。
![Giga 2Slots-GPU01](https://creas-labo.org/wp-content/uploads/2024/04/Giga_2Slots-GPU01-1024x538.jpg)
定番の端子カバー付き。全長が短いわりに厚みがある2スロットは、周辺コネクタやスロットに注意が必要。
![Giga 2Slots-GPU 02 None-Back-Plate](https://creas-labo.org/wp-content/uploads/2024/04/Giga_2Slots-GPU-02_Back-Plate-1024x538.jpg)
触るとチクチクする基板むき出し。樹脂でも良いのでバックプレートが欲しいが、あったとしてもカードが短かくて軽量なので化粧板以上の役割はなさそう。
![Gigabyte RTX3050LP Warranty Label](https://creas-labo.org/wp-content/uploads/2024/04/Gigabyte_RTX3050LP_Warranty_Label-1024x538.jpg)
Gigabyte グラフィックカードの特徴の1つでもある保証は、上位モデルの4年ではなく2年間の保証です。
国内正規代理店のCFD販売が請け負います。
GIGABYTEブランドのグラフィックボードの製品保証期間が2年になります | CFD販売株式会社
![Giga RTX3050LP In Case](https://creas-labo.org/wp-content/uploads/2024/04/Giga_RTX3050LP_In_Case-1024x538.jpg)
LPモデルで大きさもほぼ同じで補助電源も同じように不要なため、レイアウト上の変更点はありません。
![GPU-Z@RTX3050LP](https://creas-labo.org/wp-content/uploads/2024/04/GPU-Z@RTX3050LP-1024x538.jpg)
GPU-Z上での各種情報。
Hinyx製GDDR6メモリで、より狭くなったメモリバス幅96bitなど従来8GB版 RTX3050から随所でデチューンされていています。
以下は旧版1650を含めたNVIDIA仕様の一覧です。
なお3050 8GBは発売当初はGA106コアでしたが、後に(TDPや補助ピン構成などと共に)GA107へ変更されています。
下表はGA107モデルを掲載しています。
リファレンス比較 | RTX3050 8GB | RTX3050 6GB (LPモデルはココ) | GTX1650 4GB |
---|---|---|---|
プロセスルール | 8nm | 8nm | 12nm |
CUDA(シェーダー)数 (CPUで言うコア数) | 2,560 | 2,304 | 896 |
レイ・トレーシング(RT)コア数 | 20 | 18 | 0 |
Tensorコア | 80 | 72 | 0 |
クロック(ベース) | 1,552 MHz | 1,042 MHz | 1,485 MHz |
クロック(ブースト時) | 1,777 MHz | 1,470 MHz | 1,665 MHz |
L2キャッシュ容量 | 2MB | 2MB | 1MB |
ビデオメモリ(VRAM)容量 | GDDR6 8GB | GDDR6 6GB | GDDR5(GDDR6もあり) 4GB |
補助電源 | あり:6ピン1系統 | なし | なし |
熱設計電力の仕様(TDP) | 115W | 70W | 75W |
対応PCIe規格 | PCIe 4.0 x8 | PCIe 4.0 x8 | PCIe 3.0 x16 |
NVENC | 第7世代 | 第7世代 | 第6世代 |
セーフモードからDisplayDriverUninstallerを使い旧ドライバーを完全削除し、NVIDIAのグラフィックドライバー「551.86」をクリーンインストールしてベンチを回してみます。
GIGABYTE GV-N3050OC-6GLでベンチマーク
![Slim-PC With RTX3050LP](https://creas-labo.org/wp-content/uploads/2024/04/Slim-PC_With_RTX3050LP-1024x538.jpg)
では簡易的にベンチを回して上昇の幅を見てみます。
グラフィックを含めた構成は以下で行いました。なおケースはオープン状態とせず試行してみます。ファン制御は完全デフォルトです。
- ケース/INWIN IW-BL672E-BlackMisroATXスリムケース
- CPU/IntelCorei512400
- CPUクーラー/NoctuaNH-L9-17xx
- マザーボード/ASUS PRIME B760M-A D4(M-ATX)
- メモリ/TeamELITEPLUSDDR43200TPD432G3200HC22DC01-EC(16GBx2枚)
- グラフィックス/Gigabyte GV-N3050OC-6GL
- 電源/玄人志向KRPW-TX300W/90+TFX電源300W80+Gold
なおGTX1650LP系にはVRAM仕様で複数世代があります。過去の記事「GTX1650には複数の世代があり」の項を参考にしてください。
以前に調べた結果、管理人手持ちのGTX1650LP(ASUS GTX1650-O4G-LP-BRK)は第1世代です。これを各ベンチでは基準値として掲載します。
使用ベンチマークソフトは以下を使用。
- (Direct X11)3D Mark Fire Strike+同Extreme
- (Direct X12)3D Mark Time Spy+同Extreme
- Syber Punk2077 ベンチマーク
- Minecraft 影mod SEUS PTGI HRR3
マイクラに関してはグラフィックの要求度が低い(CPUネックになりやすい)ので非常に重い影mod SEUSで計測しました。
3D Mark グラフィックテスト(DX11&DX12)
最近市民権を得てきたレイトレーシングではなく、ゲームの根本となるラスタライズ性能のアップ率を見ます。すべて1650LP、RTX3050LPという順で画像を掲載します。
3D Mark Fire Strike
まずはDirect X11での指標である3D Mark Fire Strikeです。
![Fire-Strike@1650](https://creas-labo.org/wp-content/uploads/2024/04/Fire-Strike@1650-1024x538.jpg)
上の画像はGTX1650LPのもの。環境により高低差はあると思いますが、これを基準とします。
![Fire-Strike@3050](https://creas-labo.org/wp-content/uploads/2024/04/Fire-Strike@3050-1024x538.jpg)
続いてRTX3050LPです。上昇率は25%以上です。エントリークラスなので数値自体は小さいです。
3D Mark Fire Strike Extreme
![Fire-Strike-EX@1650](https://creas-labo.org/wp-content/uploads/2024/04/Fire-Strike-EX@1650-1024x538.jpg)
基準となるGTX1650のスコアです。
![Fire-Strike-EX@3050](https://creas-labo.org/wp-content/uploads/2024/04/F-re-Strike-EX@3050-1024x538.jpg)
比較するRTX3050LPのスコアが上の画像。
およそ29%の上昇です。スコア数値の伸びが鈍化すると思いきやラスタ性能アップ+メモリ帯域幅のプラスが効いたのかもしれません。
3D Mark Time Spy
![TimeSpy@1650](https://creas-labo.org/wp-content/uploads/2024/04/TimeSPY@1650-1024x538.jpg)
GTX1650LPの基準スコアです。スコアは3,683点。
![Time Spy@3050](https://creas-labo.org/wp-content/uploads/2024/04/Time-Spy@3050-1024x538.jpg)
それに対するRTX3050LPは5,073点で27%アップ。順当に性能アップしていますが、買い替えか?と言われると少し弱いです。
3D Mark Time Spy Extreme
![Time SPY-EX@1650](https://creas-labo.org/wp-content/uploads/2024/04/Time-SPY-EX@1650-1024x538.jpg)
Direct X12テストの、より高解像度でのテスト。GTX1650LPにおける4Kなどをターゲットとしたベンチスコアでは1,686とかなりキツそうです。
![Time Spy-EX@3050](https://creas-labo.org/wp-content/uploads/2024/04/Time-Spy-EX@3050-1024x538.jpg)
RTX3050LPでのスコアは2,295でおよそ26%以上の伸び率でした。
実行性能は確実にアップしていますがスコア自体は低いので低発熱・低消費電力狙いのスリムPCではこのあたりが妥当な気がします。
サイバーパンク2077 解像度別ベンチマークテスト
![CyberPunk2077 Ray-Tracing@RTX3050](https://creas-labo.org/wp-content/uploads/2024/04/CyberPunk2077_Ray-Tracing@RTX3050-1024x538.jpg)
ではゲーム内蔵のベンチでフレームレートを計測します。
発売時から重い重いと謳われたサイバーパンク2077ですが、最近はDLSS対応もありかなりフレームレートが不利になるケースも少なくなりました。
と言っても基本は重量級ゲーム。最エントリークラスのRTX3050LPには厳しいことには違いありません。
ベンチマークでは基本性能をみるつもりで激重のわざと「ウルトラプリセット」とし、DLSS(RTX3000シリーズはDLSS2まで)のオン・オフで試してみました。
なおRTXと言えどもVRAMが6GBしか無いので、コア性能だけではなくビデオメモリの不足も多大に影響します。
そのため高解像度でそこそこ動作させるには、テクスチャ品質を下げる、ボーダーレス化で解像度自体を下げる必要があります。
![CyberPunk2077 FSR-OFF@1650](https://creas-labo.org/wp-content/uploads/2024/04/CyberPunk2077_FSR-OFF@1650-1024x585.jpg)
まずは基準となるGTX1650LPの、アップスケーラー(GTXで使えるAMD FSR)一切なしのフレームレート。非ターゲット解像度の4Kはもちろん全体的に酷い。VRAMが4GBしかないので仕方ないですね。
![CyberPunk2077 FSR-ON@1650](https://creas-labo.org/wp-content/uploads/2024/04/CyberPunk2077_FSR-ON@1650-1024x586.jpg)
続いてグラボを問わず使えるFSRを効かせてみました。
歴然とフレームレートには効果的です。高解像度はかなり厳しいですが、VRAM容量を直撃する画質設定を落とせばまだまだ上を狙えそうです。
![CyberPunk2077 DLSS-OFF@RTX3050](https://creas-labo.org/wp-content/uploads/2024/04/CyberPunk2077_DLSS-OFF@RTX3050-1024x585.jpg)
続いてRTX3050LPのDLSSなしのフレームレートが上の表。パワーアップしてはいますがなかなかに厳しい結果です。ちょうどGTX1650のFSRを効かせたときの性能に近いです。
それでもFHDでは30fpsを超えてくるので、ギリギリプレイ可能なレベルです。
![CyberPunk2077 DLSS-ON@RTX3050](https://creas-labo.org/wp-content/uploads/2024/04/CyberPunk2077_DLSS-ON@RTX3050-1024x585.jpg)
最後にRTX3050LPかつDLSSをオンにしてみます。
明らかにフレームレートの改善が見られ、FHDであれば60fpsの壁も届きそうでテクスチャ設定を見直せば上を狙えます。フルHDには最適なGPUカードと言えます。
設定の中でレイトレーシング設定の上下よりもVPAM容量を節約できるテクスチャの品質を下げた方が手っ取り早くフレームレート改善できます。
![Game-Settings](https://creas-labo.org/wp-content/uploads/2024/04/Game-Settings-1024x538.jpg)
例えば上の画像では、フルHD解像度でレイトレを効かせつつ、テクスチャ品質を「中」に抑えれば平均フレームレートはギリギリ60fpsに届きます。なおDLSSは【パフォーマンス】です。
訳あってボーダーレスウィンドウでのベンチですが、フルスクリーンにすれば結果は多少改善するでしょう。
ただ1%Lowのレートまで対策するならば品質は「低」まで落とすのがベターです。FHDでは平均80fpsまで持っていけます。
RTX3050 LPの最高温度は4K時 74.1℃でした
(室温 26℃時)
短い時間のベンチマークの温度ですが、室温にも左右されるもののGPUコアの温度はなんとか80℃以下に収まりそうです。
マインクラフト影mod【SEUS PTGI HRR3】解像度別フレームレート
![SEUS@Apex-World](https://creas-labo.org/wp-content/uploads/2023/10/SEUS@Apex-World-1024x538.jpg)
ラストはマイクラの激重な影modであるSEUS PTGI HRR3です。
走ったり飛んだりのおよそ3分間のフレームレート状況をまとめました。
SEUS PTGI HRR3は内部でパス・トレーシングの演算も行われているとされ非常に重いmodで、正直3050系には荷の重い負荷です。
また当ブログで影mod検証する場合にいつも使わせていただいている【APEX再現】フラグメントイースト/フラグメントウエスト】です。
作者はSuyaSuya_Frogさんです。だれでもダウンロードできるのでお試しください。
【APEX再現】フラグメントイースト/フラグメントウエスト | クラフターズコロニー -マイクラの配布サイト-
![SEUS PTGI HRR 3@1650](https://creas-labo.org/wp-content/uploads/2024/04/SEUS_PTGI_HRR3@1650-1024x585.jpg)
まず上の表が基準になるGTX1650LPのフレームレートです。通常バニラ(描画距離16、シミュレーション距離10前後)であれは120fps以上も余裕なのですがさすがのSEUSで非常に重くなります。
特に4Kまで行くとフレームレートが低すぎて大きな遅延が発生するため、操作がまともにできません。絶対に他の影modの導入を検討すべきです。
![SEUS PTGI HRR3@RTX3050](https://creas-labo.org/wp-content/uploads/2024/04/SEUS_PTGI_HRR3@RTX3050-1024x585.jpg)
RTX3050LPでは多少改善されるとはいえ、ギリギリ遅延が許せるのはWQHD解像度まで。それ以上はやはり操作の遅延がひどくてプレイ環境が悪すぎます。
最高温度は4K時 71.9℃でした。
(室温 26.5℃)
高い負荷とは言えスリムPCケースという条件では好結果でしょう。100%でファンを回しても思ったよりうるさくありません。なお電源ファン(300W)の方が耳障りです…
まとめ:スリムPCにRTX3050LPはアリ!
![Giga 2Slots-GPU 03](https://creas-labo.org/wp-content/uploads/2024/04/Giga_2Slots-GPU03-1024x538.jpg)
以上見てきたようにGTX1650LPからRTX3050LPへの乗り換えで確実に実行性能はアップしました。
GV-N3050OC-6GL(RTX3050)のメリット
- 消費電力70W。1650比5Wの削減で20%以上性能アップ
- カードのサイズは1650LPとほぼ同じでコンパクト
- アップスケーラーのDLSS(2.0)が使える
- 将来DLSS FGが使えるかもしれない(現状あまあまな希望的な観測)
- フルロード時でもファン音は十分に静か
といくつも買い替え動機になる点があります。性能アップの幅はもう少し欲しかったのですが、これ以上はDLSS3+FGが使える4060LPの仕事です。
GV-N3050OC-6GL(RTX3050)のデメリット
順当な結果でしたが何も文句なく、とは言えず
- GTX1650LPの安価な頃の価格の2倍以上
- 価格が倍でも性能は2倍にならない(70Wのためか)
- 旧世代GPUのため最新のDLSS3やDLSS FG(フレーム生成機能)が使えない
- 市場に品薄感が常に漂う(今後の価格高騰の可能性)
という悩ましい問題もあります。
ただ現状補助電源無しではトップモデルだけに選択肢は多くありません。
これ以上のアップグレードは更なるコスト増必須
また今後も下がる見込みのさそうな価格の面が一番気になるポイントでしょうか。
さらに上位の性能であるRTX4060 LPとなると価格は5万円をゆうに超え、さらに電源容量や補助電源ピンの装備数も気にする必要がありコストは大きく上がります。
また処理能力アップに伴い3連ファン武装のモデルになりますが、狭いケース内の温度上昇が気になります。
ただそのRTX3050LPにしても以前1万円台で購入できた1650LPと比較すると、コスパはかなり悪化していると感じました。ニッチであるが故の苦悩です。
![m.2-SSD-Heat-sink and RTX Heat-Sink](https://creas-labo.org/wp-content/uploads/2024/04/m.2-SSD-Heat-sink_and_RTX_Heat-Sink-1024x538.jpg)
※【ThermalRight HR-09 2280 PRO 】レビュー
以上、現時点でスリムPCで「補助電源なし・低消費電力・スリムケースでも許せる温度」を目指すならベストなRTX3050 LPを紹介しました。
なおASUS GTX1650にしてもGigabyte RTX3050にしてもフルロードを続けるとグラフィックカードはとても静かで快適です。小径ファンなのでウルさいかと思っていましたが意外です。
(しかしフルロードを続けていると300Wの電源の放熱が問題になるのかコチラが圧倒的な騒音)
スリムなPCで【ちょっと高性能な】RTX3050 6GB LPでゲームプレイしてみませんか。
では!
![](https://creas-labo.org/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
![](https://creas-labo.org/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)