こんにちは、ここ最近4090でベンチしか回していないゆびきたすです!
激重!と噂のSteam版のドグマ2をちょいとプレイしてみました。
内容は…どうでしょう(笑
前作Dragon's Dogma: Dark Arisenで一番の不満だったウルトラワイドへの非対応。
ちょうど憧れのウルトラワイドを入手した時期でmodで対応させるめ懸命に調べたのは懐かしい思い出です。
発売前に無料配布されたキャラメイク版を触ってみましたが、ゲーム設定の中に使用中のモニタ解像度である3,840x1,600pixelが一覧から選択できました。
より一般的な3,440x1,440や2,560×1,080pixelも正式対応し、ウルトラワイド愛好家に春が来ました。
そして次の懸念点であるゲームの重さ。
近年のゲームは常軌を逸した重さのタイトルも多く、最適化不足が顕著なゲームも見受けられます。発売後のパッチで間違いなく軽くはなっていますが、大型タイトルの販売開始直後に手を出すのは人柱要素がかなり大きいと言えます。
当ドグマ2に関してもその例に漏れず、先行する海外レビュワーの話でfpsに関してはかなり厳しいとの情報が多くあり、非常に気になる点でした。
さらに当初からてっきり対応されていると思っていたDLSS3/FGですが、残念ながらフレーム生成には非対応。
※海外サイトでは「なぜかフォルダ内にはDLSS Frame Genのdllファイルが存在するにもかかわらず」とのこと
最適化とDLSS FG対応を早期に願うのは大方の希望でしょう。
システム要件
まずゲームのハードウェア要件を見てみます。
システム要件:【最低】
- OS: Windows 10以後の64bit
- プロセッサー: Intel Core i5 10600 / AMD Ryzen 5 3600
- メモリー: 16 GB RAM
- グラフィック: NVIDIA GTX 1070 / AMD RX 5500 XT with 8GB VRAM
- 追記事項1. 1080p/30fpsのゲームプレイが可能
- 追記事項2. レイトレに対応するにはRTX 2080 TiまたはRX 6800のボードが必要
最低要件でもなかなかの重さ。旧世代と言えど6コア12スレッドをもってしてもFHDでの30fpsの最低要件です。
システム要件:【推奨】
- OS:Windows 10以後の64bit
- プロセッサー: Intel Core i7-10700 / AMD Ryzen 5 3600X
- メモリー: 16 GB RAM
- グラフィック: NVIDIA GeForce RTX 2080 / AMD Radeon RX 6700
- 追記事項1. 2160i/30fpsのゲームプレイが可能
- 追記事項2. レイトレに対応するにはRTX 2080 TiまたはRX 6800のボードが必要
推奨要件では4K/30fps目標のスペック指標。高フレームレート&高リフレッシュ化している今世代、4K@30fpsはかなり厳しいですね。
さて今回は解像度別の簡易的に4つの解像度でフレームレートを計測してみました。
- FHD(1,920x1,020)
- WQHD(2,560x1440)
- UWQHD(3,440x1,440)
- 4K(3,840x2,160)
計測したデバイス構成
最新パーツではありませんが、計測PCの仕様は下記の通りです。
- ケース/FractalDesign R6
- CPU/intel Core i9-13900K(マイクラ記事)(スターフィールド記事)
- CPU用簡易水冷/DeepCool LT720(過去記事)
- グラフィック/Ggabyte AORUS GeForce RTX 4090 MASTER 24G(PLの方法記事)
- マザーボード/Gigabyte Z690 AORUS XTREME
- メモリ/G.Skill F5-6000J3636F1616GX2(DDR5-6000/16GBx2)
- SSD/WD SN850X、SN750、SATA-2.5 Blue 他
- 電源/FSP 80 PLUS GOLD Hydro G PRO ATX3.0(PCIe5.0) 1000W
- フロントファン/ノクチュアNF-A12x25×6個
- 排気ファン/ノクチュア NF-A14chromax.blackswap×1
CPUは昨今のIntelのお約束「高消費電力・爆熱」な13900Kなため、PL1/125W、PL2/253Wに制限。フレームレートは思ったよりダウンしないのでこのまま1年ほど使っています。
RTX4090に関しては若干の「低電圧化」を行っています。
そのため検証したフレームレートは、例えばデフォルト動作よりも低い可能性があります。
4000系では一般的にはパワーリミット制限が安全かつ簡単です。
【パワーリミット・PL制限 RTX/GTX共通】nvidia-smiで4090の電力と温度を改善! - 電子徒然雑記
使用したフレームレート計測のソフトは操作が簡単なNVIDIA謹慎の【FrameView】で平均フレームレートや1% Lowもグラフにしてみました。
各解像度のフレームレート
NPCの多い城下を3分間走り続けながら計測。ストーリを進めるとさらに重いシーンは出てくると思うのですが、今回のザックリ計測はこのあたりでご容赦ください。
その結果が以下のグラフです。
噂どおり重いです。
最初期のスターフィールド40fps台よりはマシですが…今やスターフィールドは「普通」に更生していますので。
また思ったほど解像度でフレームレート差がないです。細かくログを見ると、各パーツの性能を生かし切れていない現状が見えます。
例えばCPUおよびGPUの各種平均値は解像度4Kにおいて
- GPU:使用率63%、温度54度、消費電力201W
- CPU:使用率P8コア トータル使用率79%、温度56度/パッケージパワー90W
同じものでFHDでは
- GPU:使用率41%、温度43度、消費電力132W
- CPU:使用率P8コア トータル使用率72%、温度53度/パッケージパワー88W
4Kのログを詳細に見るとCPUのPコアの8コアについては特定2コア最高96%(他は71~74%)。画面上ではそれほど重いように見えませんが、AIにおける処理が重めのようです。
GPUにしてはうまく活用できていないようで余力を残しています。
つまりハイエンド帯グラフィックカードは生かし切れていない感を強く感じます。最適化とDLSS FGで状況は変わると思うのでのちに期待ですね。
まとめ
今回は【Dragon's Dogma 2】のフレームレートを覗いてみました。
4Kや4K解像度に近いウルトラワイドで144Hz出ると嬉しいな…と淡い期待を抱いたものの、DLSS FG未実装をはじめ快適さからいうとかなり厳しい状況です。
一番の原因は各所で言われている最適化不足でしょう。
そのためか解像度の差やグラフィックの品質を変更してもそれほど変化がありません。
今後の快適プレイの行方はカプコンさん次第。Steamでの評価は本日3月22日夕方時点、約8000超のレビューで【賛否両論】となっています。
今後の早期改善がポイントとなりまそうです。
(適用できるか否かは置いておいて)modが出るのが先か、カプコンが最善を尽くすのが先か。
さて期待したぬるぬるプレイは叶わなく、今回の最大の収穫はウルトラワイド標準対応だけと少し寂しい内容でした。
ストーリー進行やアクション部分などのゲーム内容にはほぼ文句がありません。巻き戻しの可能性があるセーブ方式はいただけませんが…
しかしところどころ画質の表現的な部分で気になる部分もあります。
特にウルトラワイドモニターで気になったのが、(雰囲気を高めるためか)画面の端を暗く表現するビネット効果が非常に邪魔であったりします。※設定で切れない
またコンソール版でも同時に発売されましたが、XBOX・Playstation5での最適化が気になるところです。なお残念ながら少し期待したXBOX Game Passには登場していないようです。
時期尚早感が否めない印象ですが、待てる人は最適化を待った方が得策です。
とにかく…改善パッチはよ!な【Dragon's Dogma 2】でした。
では!
追伸:いつかSteamレビュー評価が「非常に良い」以上になることを祈っています(笑